出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/30 18:22:54」(JST)
扁平足(へんぺいそく)とは、土踏まずが無い足のことである。偏平足という表記もある。
幼児のころは土踏まずのところに脂肪がついており土踏まずが無い子供が普通である。土踏まずが形成されるのは8歳頃で、それを過ぎると一般的に扁平足といわれる。
遺伝するが、生活習慣で治すことができる。
痛みがなければ治す必要は無いが、神経痛などを伴う場合は整形外科で診てもらう必要がある。
インド生まれの宗教には人相学の様な概念が有り、仏教では仏陀にも見られた扁平足を「足下安平立相」という慈悲の平等を意味する良い印として三十二相八十種好の一つに分類している。
扁平足は、歩行に支障が出るとの考え方から、徴兵制度をとっている国では、兵役を免除される場合があった。例えば、アルベルト・アインシュタインは重武装国家として有名なスイス国籍を持っていたが、扁平足を理由に兵役を免除された。
ただし、現在では扁平足であってもそれほど歩行には問題がない事が明らかとなっている。
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