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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/09/23 23:54:30」(JST)
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四極子(しきょくし、英: quadrupole, quadrapole)または四重極とは、モーメントが等しい双極子が、2個逆向きに接近して並んでいるような単極子の分布をいう。単極子を正方形状に配置したものと、直線状に配置したものがあり、それぞれ横型、縦型と呼び分けられる。
電荷の分布を電気四極子、磁荷の分布を磁気四極子という。電磁気学においては単に四極子といえば、電気四極子を指すことが多い。
一般に四極子のポテンシャルφは単極子のそれφmonopole の空間についての2階微分で表される[1]。
- (横型)
- (縦型)
電荷などの場合、ポテンシャルは距離に反比例するため、四極子は距離の3乗に反比例するポテンシャルを作る。たとえば電気四極子が誘電率 ε の媒質中で作る電位 φ は以下のように表される。
ここで Q は2階の対称トレースレステンソルで四極子モーメントと呼ばれる。四極子モーメントは、電荷 qi がri の位置に存在するとすると以下のように定義される。
ここで δij はクロネッカーのデルタである。
また、音響学においても用いられ[2]、音源の一種として扱われる。
参考文献
- ^ 吉川茂; 藤田肇 『基礎音響学』 講談社サイエンティフィク、2002年、187頁。ISBN 4-06-153972-8。
- ^ Earl G. Williams; 吉川茂、西條献児訳 『フーリエ音響学』 シュプリンガー・フェアラーク東京、2005年、243頁。
関連項目
Japanese Journal
- 26aEK-3 YbInCu_4とYbAgCu_4のYb L_3吸収端の強磁場XMCDにおける電気四重極子遷移(26aEK 放射光・光電子・発光,領域5(光物性))
- 双極子· 四重極子モデルを用いた脳磁場逆問題の直接解法 (新たな地平を切り開くセンシング) -- (脳波)
- 27aAC-10 強磁場下のYbAgCu_4のYb L_3吸収端XMCDにおける電気四重極子遷移(27aAC 放射光・真空紫外・X線吸収分光・MCD,領域5(光物性))
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- 厳密な説明がありませんでした). この電気四重極子の,点 P でのポテンシャルは,P の位置を <b>r</b> として, だとされていますが,この式変形が良くわかりません. 自分で計算すると, となり,係数が 3/2 ではなく 3/4 になって ...
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