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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分〔1瓶(100mL)中〕
添加物〔1瓶(100mL)中〕
- 塩化ナトリウム 0.9g,水酸化ナトリウム 適量,塩酸 適量
備考
- 人ハプトグロビンは,ヒト血液に由来する.
(採血国:日本,採血の区別:献血)
- ※1単位は1mgのヘモグロビンを結合する.
本剤は,製造工程(不溶化ヘパリンによる吸着処理)で,ブタ小腸粘膜由来成分(ヘパリン)を使用している.
禁忌
効能または効果
- 熱傷・火傷,輸血,体外循環下開心術などの溶血反応に伴うヘモグロビン血症,ヘモグロビン尿症の治療
- 通常,成人では1回4,000単位を緩徐に静脈内に点滴注射するか,体外循環時に使用する場合は灌流液中に投与する.
症状により適宜反復投与する.
年齢,体重により適宜増減する.
- (参考)小児に対する投与量は,通常1回2,000単位を目安とすること.
- 急速な注入により,血圧降下を起こすことがあるので,注射速度をできるだけ緩徐にすること.
慎重投与
- ハプトグロビン欠損症の患者〔過敏反応を起こすおそれがある.〕IgA欠損症の患者〔抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある.〕肝障害のある患者〔ハプトグロビン-ヘモグロビン複合体は肝臓で処理されるため,肝臓に負担がかかるおそれがある.〕溶血性・失血性貧血の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある.〕免疫不全患者・免疫抑制状態の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,持続性の貧血を起こすことがある.〕
重大な副作用
ショック(0.1%未満),アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,呼吸困難,喘鳴,胸内苦悶,血圧低下,脈拍微弱,チアノーゼ等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
薬効薬理
溶血モデルに対するハプトグロビンの効果(家兎)6〜8)
- 正常家兎に家兎59Fe-ヘモグロビン(Hb)単独投与群,家兎59Fe-ヘモグロビンと人ハプトグロビン(Hb-Hp)の混合液投与群を比較した結果,Hb-Hp投与群では,腎へのヘモグロビンの取り込み及び沈着が軽減され,病理所見においても異常が認められなかった.
また,Hb-Hp投与群では血色素尿の消失,尿量の確保,腎機能が保持されていた.
溶血液とエンドトキシンによる溶血モデルに対するハプトグロビンの効果(イヌ)9)
- イヌにエンドトキシンを投与し前処理を行った後,生理食塩液を投与した群(第1群),溶血液と生理食塩液を同時に投与した群(第2群),溶血液とハプトグロビンを同時に投与した群(第3群)について比較検討した.その結果,第2群では尿量やクレアチニンクリアランスなどを指標とした腎機能低下が顕著に認められたが,第3群では第2群に比べ,腎機能低下が抑制された.
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- haptoglobin、Hp
- 商
- 人ハプトグロビン
- 関
- ヒトハプトグロビン
- α2グロブリン
- 肝臓で合成。
- 基準範囲:19-170 mg/dl (CRM470) (LAB. 487)
- 血管内溶血で生じたヘモグロビンと結合してHb-Hp複合体を形成し、網内系(肝臓など)に輸送して分解されて、鉄は再利用され、ヘムはビリルビンとなる。(OLM.125) ⇔ 血管外溶血:重症例の場合のみ低下
- 健常者におけるハプトグロビンのヘモグロビン結合能は、100-130mg/dlのヘモグロビンと結合できる程度の能力である。これ以上のヘモグロビンが存在する場合、ハプトグロビンは枯渇してしまう。こうなった場合、アルブミン(→メトヘムアルブミン)やヘモペキシン(→Hpx-ヘム複合体)がヘモグロビンと結合することになる。(OLM.126)
臨床関連
- ヘモグロビン尿:血管内溶血などにより血液中のヘモグロビンが増加してハプトグロビンの結合能を超過すると、遊離ヘモグロビンは子宮体で濾過され尿中に排泄され、これがヘモグロビン尿として認められるようになる。(OLM.126)
- ヘモジデリン尿:原尿中のヘモグロビンは尿細管上皮で再吸収・分解され、鉄はヘモジデリンとして尿中に分泌される。(OLM.126)
[★]
- 英
- globin
- 同
- グロビン蛋白質 globin protein
- 関
[★]
- 英
- bottle
- 関
- ビンづめ