- 英
- vaccinia
WordNet
- a local infection induced in humans by inoculation with the virus causing cowpox in order to confer resistance to smallpox; normally lasts three weeks and leaves a pitted scar (同)vaccina, variola vaccine, variola vaccinia, variola vaccina
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- 牛痘(=cowpox) 痘疹
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 腰部脊柱管狭窄症による難治性のしびれ、疼痛に対しプレガバリンが有効であった血液透析患者の1例
- 大坪 茂/矢吹 恭子/石原 美和/秋葉 隆/新田 孝作
- 東京女子医科大学雑誌 81(6), 416-418, 2011-12-25
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- 一戸 猛志,柳 雄介
- 福岡医学雑誌 102(2), 21-30, 2011-02-25
- … インフルエンザウイルス, 水疱性口内炎ウイルス(VSV), 脳心筋炎ウイルス(EMCV), アデノウイルス, ワクシニアウイルス, マウスサイトメガロウイルス(mCMV)はインフラマゾームを活性化してIL-1βを誘導する. …
- NAID 120003043287
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- 疼痛(非オピオイド、非シクロオキシゲナーゼ阻害)
スモン後遺症状(冷感・異常知覚・痛み)、アレルギー性鼻炎・そう痒
販売名
ノイロトロピン注射液3.6単位
組成
成分・含量(1管3mL中)
- ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液
3.6ノイロトロピン単位含有
添加物
- 等張化剤、pH調整剤
- 本剤の有効成分は、ウサギの皮膚抽出物である。
本剤の製造に用いるワクシニアウイルスの培養には、鶏卵、ウサギ、カゼインペプトン(ウシ乳及びブタ膵臓由来)を使用している。
禁忌
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 腰痛症、頸肩腕症候群、症候性神経痛、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、蕁麻疹)に伴うそう痒、アレルギー性鼻炎
- 通常成人1日1回ノイロトロピン単位として、3.6単位(1管)を静脈内、筋肉内又は皮下に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- スモン(SMON)後遺症状の冷感・異常知覚・痛み
- 通常成人1日1回ノイロトロピン単位として、7.2単位(2管)を静脈内に注射する。
- スモン(SMON)後遺症状の冷感・異常知覚・痛みに対する投与期間は、6週間を目安とする。ただし、投与開始2週間で何ら効果が認められない場合には漫然と投薬を続けないように注意すること。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
(いずれも頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、脈拍の異常、胸痛、呼吸困難、血圧低下、意識喪失、発赤、そう痒感等の異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
(いずれも頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
鎮痛作用
- 本剤は、非ステロイド性消炎鎮痛剤やオピオイドと異なり、プロスタグランジン産生系やオピオイド系に作用せず、正常動物を用いた鎮痛薬評価系よりも痛覚過敏モデルとされるSARTストレス(反復寒冷負荷)動物、CCI(慢性絞扼性神経損傷)ラットやSNL(脊髄神経結紮)マウスに対して優れた効果を示す。また、末梢侵害刺激局所において、起炎物質であるブラジキニンの遊離抑制作用を示し、これらは本剤の薬効薬理における特長をなす。11〜18)
SARTストレス(反復寒冷負荷)動物における痛覚過敏改善効果
- 動物の飼育温度を昼間は1時間ごとに室温(24℃)と低温(マウス4℃、ラット−3℃)に変化させ、夜間は低温で飼育する(SARTストレス)と、4日目以降から安定した痛覚閾値の低下が認められ、痛覚過敏モデルとなる。
このSARTストレスマウスに本剤を単回腹腔内投与すると、用量依存的な鎮痛効果が認められ、その鎮痛効力(ED50値)は91NU/kg(NU:ノイロトロピン単位)で、正常動物の場合(239NU/kg)より強かった。19)
また、本剤の連日腹腔内投与により、SARTストレスマウスの痛覚過敏が用量依存的に抑制された。そのED50値は単回投与の場合より小さく、7日目で10NU/kgとなり、本剤の反復投与により鎮痛効力が増大した。20)
CCI(慢性絞扼性神経損傷)ラットにおける痛覚過敏の改善効果及び発症抑制効果
- ラットの坐骨神経を縫合糸(chromic gut)で緩く結紮すると、数日後から痛覚過敏状態が惹起される。このCCI術後14日目の痛覚過敏ラットに、本剤100NU/kgを単回腹腔内投与すると、温熱性及び機械刺激性痛覚過敏が抑制された。更に、本剤50NU/kgを術後7日目から1週間、連日腹腔内投与すると、投与終了から2週間にわたって効果が持続し、CCI処置による温熱性痛覚過敏を改善した。15)
また、CCIモデルにおける痛覚過敏の発症に対する本剤の効果を検討した。CCI術日の翌日から10日間、本剤100又は200NU/kg/dayの連日腹腔内投与により、CCI処置による温熱性痛覚過敏の発症を用量依存的に抑制した。16)
SNL(脊髄神経結紮)マウスにおける痛覚過敏改善効果及び抗アロディニア効果
- マウスの第5腰椎神経を絹糸できつく結紮すると、数日後から痛覚過敏とアロディニアが惹起される。このSNL術後7日目のマウスに、本剤50〜200NU/kgを単回腹腔内投与すると、温熱性及び機械刺激性痛覚過敏、及びアロディニアが用量依存的に抑制された。17)
冷感・異常知覚に対する作用(ラット)
- キノホルムを反復投与したラットに低温負荷試験を行い、本剤の効果をサーモグラフィーで評価した。本剤50又は100NU/kgの単回静脈内投与により、低下した皮膚温回復反応が有意に改善された。21)
鎮痛作用及び冷感・異常知覚改善作用における作用機序
- 本剤は鎮痛作用に加え冷感・異常知覚改善作用を併せ持ち、その作用機序として、中枢性鎮痛機構の一つであるモノアミン作動性下行性疼痛抑制系の活性化作用、侵害刺激局所における起炎物質であるブラジキニンの遊離抑制作用、末梢循環改善作用等が考えられる。
下行性疼痛抑制系の活性化作用(マウス、ラット)
- 本剤の痛覚過敏改善作用は、腹腔内又は脊髄くも膜下腔内投与に比べて中枢の大槽内投与で強く認められた。(SARTストレスマウス)22)
- 本剤は、セロトニン(5-HT)作動性の下行性疼痛抑制系の中継核である延髄大縫線核の機能低下を改善した。(SARTストレスラット)23)
- 本剤の痛覚過敏改善作用は、下行性疼痛抑制系ニューロンが投射する脊髄に、5-HT3受容体又はノルアドレナリン(NA)作動性のα2受容体拮抗薬を脊髄くも膜下腔内投与すると抑制された。なお、本剤の作用はオピオイド受容体拮抗薬であるナロキソンの脊髄くも膜下腔内投与では拮抗されなかった。(SARTストレスラット)14)
- 本剤の痛覚過敏改善作用は、下行性疼痛抑制系の5-HT又はNA作動性神経を延髄又は脊髄レベルで選択的に薬物破壊すると抑制された。(SARTストレスラット)24)
また、本剤の痛覚過敏改善作用と抗アロディニア作用は、NA作動性神経を脊髄レベルで選択的に薬物破壊すると抑制された。(SNLマウス)17)
ブラジキニン遊離抑制作用(ラット)
- ラット足趾に侵害刺激(圧刺激)を加えると、刺激局所にブラジキニン(BK)やプロスタグランジンE2(PGE2)等が増加する。この試験系に本剤10〜50NU/kgを単回経口投与すると、PGE2遊離には影響を及ぼさなかったが、BK遊離を用量依存的に抑制した。一方、インドメタシンはPGE2遊離を抑制したが、BK遊離には影響を及ぼさなかった。18)
末梢循環改善作用
組織血流改善作用(ラット)
- ラット足蹠カラゲニン炎症に対する本剤の効果を、組織血流量、痛覚閾値及び浮腫を指標として経時的に検討した。本剤の100NU/kg静脈内投与により、炎症局所に生じる虚血を改善し、その後の痛覚過敏を改善するとともに炎症の治癒を促進した。この作用態度はモルヒネ、非ステロイド性消炎鎮痛薬、ステロイド、αブロッカー等のいずれとも異なるものであった。25)
患部冷温域の皮膚温上昇作用(臨床)
- 整形外科領域における有痛性患者の患部皮膚温に対する本剤の効果をサーモグラフィーで評価した。本剤1〜3管(3.6〜10.8NU)(注5)の静脈内注射により、患部皮膚温の低下を選択的に改善した。26)
(注5)本剤の承認された1回用量は1管又は2管である。
(【効能・効果】【用法・用量】の項参照)
視床下部ニューロンに対する作用(ラット)
- 神経生理学的研究(in vivo、in vitro)から、視床下部ニューロン発射活動を変化させた。これらの成績から、ニューロパシー性疼痛や異常知覚と関連すると考えられている知覚性ニューロン発射活動様式の異常を修飾することが示唆されている。27,28)
抗アレルギー作用
抗原誘発アレルギーモデルにおける症状改善作用(モルモット)
- モルモットを卵白アルブミン又はトルエンジイソシアネートで感作・誘発し、アレルギーモデルを作製した。これらの系に、本剤50〜200NU/kgを連日経口投与すると、くしゃみ、鼻汁分泌、喘鳴が抑制された。29)
鼻粘膜副交感神経受容体数の調節作用(モルモット)
- アレルゲン感作モルモットに抗原誘発を繰り返すと、鼻汁分泌に関与する鼻粘膜中のムスカリン性アセチルコリン受容体が増加する。この系に、本剤50〜200NU/kgを連日経口投与すると、アセチルコリン受容体の増加が抑制された。29)
好酸球浸潤抑制作用(マウス)
- アレルギー性炎症において主要な役割を担う好酸球の局所浸潤に対する本剤の効果をT細胞依存性好酸球浸潤モデルマウスで検討した。本剤10〜50NU/kg週2回、3週間の経口投与により、抗原(ブタクサ花粉抽出物)誘発24時間後における局所T細胞依存性好酸球浸潤が用量依存的に抑制された。同様の効果はシクロスポリンAの皮下投与でもみられた。30)
★リンクテーブル★
[★]
ワクシニア、ワクチニア
[★]
- 英
- vaccinia
- 関
- ワクシニア
[★]
- 英
- vaccinia virus, VACV
- ラ
- vaccinum variolae, poxvirus officinale
- 同
- ワクチニアウイルス、種痘ウイルス
- 関
- ウサギ痘ウイルス
[★]
- 英
- vaccinia virus infection
- 関
- ワクチニアウイルス感染
[★]
- 英
- necrotic vaccinia
- 関
- 壊疽性痘疱
[★]
- 英
- vaccinia immunoglobulin