- 英
- lemming
- 関
- ジャコウネズミ、ハタネズミ、ハタネズミ属、マスクラット属、ハタネズミ亜科
WordNet
- any of various short-tailed furry-footed rodents of circumpolar distribution
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- レミング(ネズミに似た尾の短い動物)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/28 22:20:10」(JST)
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スウェーデンの陸上競技選手については「エリック・レミング」をご覧ください。 |
レミング |
ノルウェーレミング
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分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
目 |
: |
ネズミ目 Rodentia |
上科 |
: |
ネズミ上科 Myomorpha |
科 |
: |
キヌゲネズミ科 Cricetidae |
亜科 |
: |
ハタネズミ亜科 Arvicolinae |
族 |
: |
レミング族 Lemmini |
|
和名 |
タビネズミ |
英名 |
Lemming |
レミング(Lemming)は、哺乳綱ネズミ目キヌゲネズミ科ハタネズミ亜科レミング族の動物の総称。和名はタビネズミ(旅鼠)。北極及び北極近辺のツンドラ生物群系に生息する。
目次
- 1 概要
- 2 習性
- 3 レミングに関する伝説と誤解
- 4 分類
- 5 脚注
- 6 参考文献
概要[編集]
レミングは、体長7~15cm、体重30~112グラムほどの大きさで、長くてやわらかい毛と非常に短い尾を持つ。草食で、草やコケ、小枝などを食べる。他のネズミ目の動物と同様、門歯が永久に伸びつづける。食欲は旺盛で、毎日体重の約1.5倍ほどの餌を食べる。厳しい冬を通して冬眠はせず、雪に穴を掘って巣を作り、雪の下にある餌やあらかじめ貯えておいた草を食べて過ごす。オス・メスともに縄張りを持ち、繁殖のための短い期間を除けば単独で行動する。
習性[編集]
レミングは、3~4年周期で個体数が急激に増減することが知られている。大増殖の原因については良くわかっていないが、その後の激減については、餌の不足や天敵による捕食が原因であると考えられている。 個体数が大増加すると、集団移住を始めると考えられている。集団移住についても、どういうきっかけで始めるか等、不明な点が多い。一説には、大増殖によって個体ごとの縄張りが重なり合い、それによるストレスがきっかけと言われる[誰によって?]。
天敵はホッキョクギツネ、シロフクロウ、オコジョなど。
レミングに関する伝説と誤解[編集]
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伝説と実際[編集]
レミングは、かなり長い間「集団自殺をする」と考えられていた。スカンディナビアでは「集団で海に飛び込む」という伝説が古くから知られ、また16世紀頃までは「雲の中から自然発生する」とも考えられており、1555年のスウェーデンの文献に、「雲から生まれる」ことを示唆する木版画が描かれている。「集団自殺をする」とする説は近年まで信じられており、現在でも誤解している人々は多い。
実際には、集団移住を行っている際に一部の個体が海に落ちて溺れ死ぬことはあるが、これは自殺ではなく事故であり、すべての個体が海で溺れ死ぬことはない。また、レミングは泳ぎがうまく、集団移住の際に川を渡ることは良くある。
誤解の原因と広まり[編集]
この様な誤解が生まれた原因としては、以下のことが考えられている。
- 周期的に大増殖と激減を繰り返しており、集団移住の後、激減することから誤解された。
- 集団で川を渡ったり、崖から海に落ちる個体があることから誤解された。
- 生物は種の保存のために行動するという俗説、1960年代に提唱された個体数調節理論とレミングの逸話の合致。
この誤解が広まった一因として、1958年のウォルト・ディズニーによるドキュメンタリー映画『白い荒野』(原題『White Wilderness』)が挙げられる。このドキュメンタリーでは、レミングが崖から落ちるシーン[1]や、溺れ死んだ大量のレミングのシーンがあるが、カナダ放送協会のプロデューサー、Brian Valleeの1983年の調査によって捏造であることが明らかになった[1]。この他、1991年のパズルゲーム『レミングス』のヒットも一因である、と言われている。
尚、繁殖力が著しく高い他の昆虫類や群集性魚類においても大発生と減少を繰り返す習性がある(サバクトビバッタ、イワシの項も参照)
分類[編集]
- レミング族 Lemmini
- レミング属 Lemmus
- アムールレミング Amur Lemming (Lemmus amurensis)
- カナダレミング North American Brown Lemming (Lemmus trimucronatus)
- クロアシレミング black-footed lemming (Lemmus nigripes)
- シベリアレミング Siberian Brown Lemming (Lemmus sibiricus)
- ノルウェーレミング Norway Lemming (Lemmus lemmus)
- クビワレミング属 Dicrostonyx
- クビワレミング Arctic Lemming (Dicrostonyx torquatus)
- アメリカクビワレミング Northern Collared Lemming (Dicrostonyx groenlandicus)
- ラブラドルクビワレミング Ungava Collared Lemming (Dicrostonyx hudsonius)
- ウランゲルレミング Wrangel Lemming (Dicrostonyx vinogradovi)
- St Lawrence Island Collared Lemming (Dicrostonyx exsul)
- Northern Collared Lemming (Dicrostonyx groenlandicus)
- Nelson's Collared Lemming (Dicrostonyx nelsoni)
- Ogilvie Mountain Collared Lemming (Dicrostonyx nunatakensis)
- Richardson's Collared Lemming (Dicrostonyx richardsoni)
- Unalaska Collared Lemming (Dicrostonyx unalascensis)
- モリレミング属 Myopus
- モリレミング Myopus schisticolor Wood lemming
- ヌマレミング属 Synaptomys
- キタヌマレミング Northern Bog Lemming (Synaptomys borealis)
- ミナミヌマレミング Southern Bog Lemming (Synaptomys cooperi)
脚注[編集]
- ^ http://www.wildlifenews.alaska.gov/index.cfm?adfg=wildlife_news.view_article&articles_id=56&issue_id=6
参考文献[編集]
- 動物大百科 5(平凡社/1986年、ISBN 4-582-54505-X)
Japanese Journal
- 占領下社会運動における「環境保護」フレーミングの可能性と課題 : 沖縄県国頭村伊部岳実弾射撃演習阻止闘争を事例に
- アジェンダ・セッテイングにおける意味ネットワークとフレーミング : 「地産地消」を事例として (特集 意味ネットワーク再構築としてのイノベーション)
- 日本情報経営学会誌 = Journal of information and management 35(3), 4-17, 2015-06
- NAID 40020526497
Related Links
- PARCO劇場公演レミング特設ページ
- レミングたちの主な生息地 地図の黄色いところが、ノルウェーやフィンランドがあるスカンディナビア半島である。 中央上部の島がグリーンランドで左がアメリカ。 レミング(lemming)というとき、狭義には、タビネズミと呼ばれる ...
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- muskrat、musk rat、musquash、Suncus murinus
- 関
- スンクス、ハタネズミ、ハタネズミ属、マスクラット属、レミング、ハタネズミ亜科
[★]
- 英
- vole、meadow vole
- 関
- ジャコウネズミ、アメリカハタネズミ、ハタネズミ属、マスクラット属、レミング、ハタネズミ亜科
[★]
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- Microtus
- 関
- ジャコウネズミ、ハタネズミ、マスクラット属、Microtus属、レミング、ミクロツス属、ハタネズミ亜科
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- 関
- ジャコウネズミ、ハタネズミ、ハタネズミ属、Ondatra属、レミング、オンダトラ属、ハタネズミ亜科
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