出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/11/18 07:15:29」(JST)
レゾルシノール | |
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IUPAC名 | レゾルシノール(許容慣用名) 1,3-ベンゼンジオール |
別名 | レソルシノール レゾルシン |
分子式 | C6H6O2 |
分子量 | 110.11 |
CAS登録番号 | [108-46-3] |
形状 | 白色結晶 |
密度と相 | 1.28 g/cm3, 固体 |
融点 | 110 °C |
沸点 | 280 °C |
SMILES | OC1=CC(O)=CC=C1 |
出典 | 国際化学物質安全性カード |
レゾルシノール (resorcinol) は有機化合物の一種。ベンゼン環のメタ位に 2個のヒドロキシ基を有する構造を持つベンゼンジオールの一種で、カテコール、ヒドロキノンの位置異性体にあたる。水によく溶ける。
樹脂や、ベンゼン-1,3-ジスルホン酸を溶融アルカリで処理することで、レゾルシノールを得ることができる。また、プロピレン、ベンゼンを原料とし、1,3-ジイソプロピルベンゼンから製造することもできる。
レゾルシノールは本来、無色の固体であるが、光や酸素により徐々に酸化を受けピンク色を呈する。保管には注意が必要である。
総需要の半分以上がタイヤの強化材であるタイヤコードの接着剤の原料である。続いて木材用接着材原料、樹脂用難燃剤原料、樹脂用紫外線吸収剤原料が続く。他に数量は大きくないが次の様な用途もある。レゾルシノールは還元力が強く、殺菌剤としての利用価値が高い。また、無水フタル酸との酸触媒反応によってフルオレセイン(ガレイン)を生成するので蛍光染料の原料としても重要。
主なメーカーはインドスペック(米)、住友化学、三井化学である。
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