HIV感染症
HIV感染症のステージ
急性HIV感染症
- 血清学的手法でウイルスが検出できるのは6-8週間経ってから
- 血清学的手法でウイルスが検出される前、感染後2-4週以内に20-50%の感染者は急性症状を呈する。
臨床像
- also see HIM.1174
- 口腔病変:カンジダ、単純ヘルペスウイルス
- 食道病変:カンジダ
- 消化管病変:サイトメガロウイルス腸炎(AIDSに進展した患者の5-10%に見られていたが、HAARTの導入により一般的ではなくなりつつある(HIM.1175))、偽膜性腸炎(抗菌薬を投与されたHIV感染者が下痢を訴える場合、鑑別に入れるべき疾患。ある研究では、下痢を訴えるHIV感染者における細菌性の病原体のうちClostridium difficileが54%を占めたという(参考1))
検査
免疫血清学的検査
- HIV抗体の検出
- 擬陽性:多産の女性、血液疾患(白血病、多発性骨髄腫)、膠原病、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、アルコール肝炎、DNAウイルス感染症、HIVワクチン
- 偽陰性:感染直後、末期で抗体産生不全
スクリーニング
- スクリーニングするのはHIV感染症の有病率が0.1%以上の集団(MMWR 2006 55(RR-14):1
- 日本の有病率は0.02%であるので対象をリスク因子の集団に行う
- MSM、静脈注射の違法薬物使用者、多数のパートナーとの無防備な性交渉、commercial sex worker、他のSTI感染症
診断
- HIV抗体の存在を証明する。所管腺から6-12週で陽転する。 ← 抗体が検出されるころにはRNAは一旦減少に向かっている印象
- スクリーニング検査:ELISA法、PA法
- 確定診断:ウェスタンブロット法、IFA法/蛍光抗体法
参考
- 1. [charged] Evaluation of the HIV-infected patient with diarrhea - uptodate [1]