- 英
- holoenzyme
- 関
- アポ酵素
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/03/30 03:03:13」(JST)
[Wiki ja表示]
ホロ酵素(ホロこうそ、英: holoenzyme)とは、酵素本体となるタンパク質分子に、非タンパク質性の分子が結合して初めて酵素として機能するものを呼ぶ。この場合の非タンパク質性の分子の部分を補因子と呼ぶ。補酵素を要求する酵素はホロ酵素であり、補酵素部分が補因子となっている。
多くの場合、非タンパク質性の部分を失うと活性を失う。このタンパク質部分のみの状態のものをアポ酵素と呼ぶ。
また、複数のタンパク質分子が複合体を形成して初めて活性を示すような酵素についても、ホロ酵素と呼ぶ場合がある。この場合、一部のサブユニットを失って活性を失った状態のものがアポ酵素と呼ばれる。
参考文献
関連項目
外部リンク
|
この項目は、生物学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:生命科学/Portal:生物学)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 渡部 保夫,鳥居 枝里子,渡辺 誠也 [他],前田 耕作
- 日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology 59(6), 291-294, 2012-06-15
- … 各種麦類のヌカを用いて(PLP無添加で)GABA生産能を測定したところ,裸麦やもち麦を含む六条大麦に由来するヌカに高いGABA生産性を確認した.理由として,それらのヌカに含まれるGABA生産酵素(グルタミン酸脱炭酸酵素)のホロ酵素の割合が小麦や二条大麦に比べて高いことにあると推察された.これらはGABAの機能性を付与した食品を製造開発するために,利用可能な成果である. …
- NAID 10030655625
- バイオサイエンス 触媒抗体の新展開--ホロ酵素型触媒抗体の分子設計
- 2.ヤブレツボカビ類におけるビタミンB_<12>の取込みと生理機能 : 第397回ビタミンB研究委員会
- 渡辺 文雄,林 雅弘
- ビタミン 78(9), 454, 2004-09-25
- … その結果, すべての菌株においてMCM活性は検出され, B12の添加によりホロ酵素活性が増加した. … 特にMSR-21株では約50%がホロ酵素として存在していたので, 本菌株から各種クロマトグラフィーによりMCMを電気泳動的に均一にまで精製した. …
- NAID 110002880471
Related Links
- デジタル大辞泉 - ホロ酵素の用語解説 - 《holoenzyme》たんぱく質成分のほかに活性に必須な非たんぱく質成分を含み、これらすべてが結合している酵素。たんぱく質部分のみを示すアポ酵素に対する語。
- ホロ酵素(ホロこうそ、英: holoenzyme )とは、酵素本体となるタンパク質分子に、非タンパク質性の分子が結合して初めて酵素として機能するものを呼ぶ。この場合の非タンパク質性の分子の部分を補因子と呼ぶ。補酵素を要求する酵素 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- apoenzyme
- 関
- 酵素、ホロ酵素
補酵素を除いた酵素タンパク質
[★]
- 英
- DNA polymerase III holoenzyme
- 同
- Pol IIIホロ酵素
- 関
- [[]]
[★]
- 英
- RNA polymerase holoenzyme
- 関
- RNAポリメラーゼコア酵素
[★]
DNAポリメラーゼIIIホロ酵素
[★]
- 英
- enzyme, ferment
- 関
- 酵素反応
酵素の分類
- (a)酸化還元酵素(oxydoreductase) EC1:ある物質を酸化したり、還元したりします。脱水素酵素、ペルオキシダーゼなどを含みます。
- (b)転移酵素(transferase) EC2: アミノ基やリン酸基などをある物質から別の物質に転移する酵素です。アミノ基を転移する酵素はアミノトランスフェラーゼと呼ばれます。
- (c)加水分解酵素(hydrolase) EC3:ある物質(基質)に水(H2OのうちHとOH)を加えることにより、2つに分解します。多くの蛋白分解酵素が含まれます。
- (d)リアーゼ(lyase) EC4:ある物質を2つに分解します。
- (e)イソメラーゼ(isomerase) EC5:ある基質を異性体に変換します。
- (f)リガーゼ(ligase) EC6;ATPのエネルギーを使って2つの物質を結合します。