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- 肺炎球菌ワクチン、肺炎球菌多糖体ワクチン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 肺炎球菌 (特集 インフルエンザとワクチンをめぐって) -- (そのほかのワクチンの実際)
- 8. 複雑心奇形根治術とニューモバックス接種により元気に通学している無脾症候群の 1 例(第 13 回日本小児脾臓研究会)
- 舟木 尚美,萩原 教文,中山 豊明,伊達 正恒,中村 元,柳川 幸重,赤坂 忠義,中島 博
- 日本小児外科学会雑誌 36(2), 372-373, 2000-04-20
- NAID 110002128958
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- ニューモバックスNP,肺炎球菌ワクチン. ... >品名索引(に) >現表示ページ. >薬効名索引 (生物学的製剤). 商品名. ニューモバックスNP. 薬品情報; 添付文書情報 · 成分一致 薬品 · ページを印刷 · PDFダウンロード ...
- と考えられる。23 価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(ニューモバックス®NP、. 以下、本ワクチンと略す)による予防効果は薬剤感受性に影響されないため多剤耐性. 肺炎球菌に対しても有効であることが大きな利点である。 本ワクチンの予防効果は 5 年 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ニューモバックスNP
組成
製法の概要
- 本剤は、肺炎球菌中で高頻度にみられる下記23種類の莢膜型の肺炎球菌を型別に培養・増殖し、殺菌後に各々の型から抽出、精製した莢膜ポリサッカライドを混合した液剤である。なお、本剤は肺炎球菌の莢膜由来成分からなる不活化ワクチンである。また、種菌を調製する前段階でウシ由来成分 (ヘミン) を使用し、製造工程に用いる酵素の製造にウシの乳由来成分 (カザミノ酸) を使用している。
組成
有効成分の名称
容量
含量:1バイアル中
- 次の23種類の肺炎球菌の莢膜中に存在するポリサッカライドを各型あたり25μgずつ (総計575μg) 含有する。
肺炎球菌莢膜型 (デンマーク式命名法):
1、2、3、4、5、6B、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15B、17F、18C、19A、19F、20、22F、23F、33F
添加物
- フェノール 1.25mg、塩化ナトリウム 4.5mg
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 2歳未満の者では、含有される莢膜型抗原の一部に対して十分応答しないことが知られており、また本剤の安全性も確立していないので投与しないこと。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
投与対象
- 2歳以上で肺炎球菌による重篤疾患に罹患する危険が高い次のような個人及び患者
- 脾摘患者における肺炎球菌による感染症の発症予防
- 肺炎球菌による感染症の予防
- 鎌状赤血球疾患、あるいはその他の原因で脾機能不全である患者
- 心・呼吸器の慢性疾患、腎不全、肝機能障害、糖尿病、慢性髄液漏等の基礎疾患のある患者
- 高齢者
- 免疫抑制作用を有する治療が予定されている者で治療開始まで少なくとも14日以上の余裕のある患者
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる (なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判定を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去に痙攣の既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦、産婦、授乳婦等への接種」の項参照〕
- 過去に、多価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンを接種されたことのある者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
重大な副作用
アナフィラキシー様反応(頻度不明)注)†
- 呼吸困難、血管浮腫、蕁麻疹、発汗等があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
血小板減少(頻度不明)注)†
- 小康期にある特発性血小板減少性紫斑病患者において血小板減少の再燃がみられたことが報告されているので、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
知覚異常、ギランバレー症候群等の急性神経根障害(頻度不明)注)†
- 知覚異常、ギランバレー症候群等の急性神経根障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
蜂巣炎・蜂巣炎様反応(いずれも頻度不明)注)†
- 本剤接種後、一過性の主として注射部位を中心とした蜂巣炎・蜂巣炎様反応 (発赤、腫脹、疼痛、発熱等) があらわれることがあるので、このような症状が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 肺炎球菌は、その莢膜によって体内での食菌作用から保護されており、肺炎球菌莢膜の構成成分であるポリサッカライド (多糖体) に対する抗体が菌体莢膜と結合すると、食菌作用が著しく増強され、菌は貪食される。
本剤は抗原として23種類の肺炎球菌莢膜血清型ポリサッカライドを含む肺炎球菌ワクチンであり、本剤を接種することにより23種類の肺炎球菌莢膜血清型ポリサッカライドに対する抗体価が上昇し、感染防御能を増強すると考えられる9)。
一般に、莢膜血清型特異的防御抗体レベルの上昇は、ワクチン接種後第3週までに生じる10)。
細菌莢膜血清型ポリサッカライドは、主にT細胞非依存性メカニズムによって抗体を誘発する。そのため、ほとんどの肺炎球菌莢膜血清型に対する抗体応答は、免疫系が未熟な2歳未満の幼児では一般に乏しいか又は不安定である10)。23価肺炎球菌ワクチンを用いた臨床試験により、これらの莢膜血清型に対する免疫原性が示された。また、12価、14価及び23価の肺炎球菌ワクチンを2歳以上の小児及び成人に投与した臨床試験により、これらの莢膜血清型に対する免疫原性が示された1)、3)、11)、12)。
★リンクテーブル★
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- 英
- pneumococcal vaccine、pneumococcal conjugate vaccine
- 商
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- 関
- 肺炎球菌多糖体ワクチン
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- pneumococcal polysaccharide vaccine
- 関
- 肺炎球菌ワクチン、ニューモバックス
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ニューモバックス
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