デスモプレシン
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Japanese Journal
- 血液凝固因子製剤 (vWF, fibrinogen, factor XIII)
- 鈴木 隆史
- 日本血栓止血学会誌 = The Journal of Japanese Society on Thrombosis and Hemostasis 20(1), 3-5, 2009-02-01
- … Points(1)VWDの止血療法にはコンファクト®Fあるいはデスモプレシン注4協和®が使用される.(2)フィブリノゲン低下・異常症にはフィブリノゲンHT-Wfあるいは新鮮凍結血漿が有効である.(3)先天性第XIII因子低下・欠損症の止血にはフィブロガミン®Pが用いられ,出血予防に定期輸注が有効である.(4)第XIII因子活性が70%以下に低下した縫合不全や瘻孔,90%以下に低下したシェーンライン・ヘノッホ紫斑病にフィブ …
- NAID 10026117029
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- 2013年5月13日 ... デスモプレシン注4協和,デスモプレシン酢酸塩水和物注射液.
- デスモプレシン注4協和は、1管1mL中に次の成分を含有する。 有効成分. デスモプレシン酢酸塩水和物※4μg. ※旧一般的名称:酢酸デスモプレシン. 添加物. 日 局クロロブタノール5mg. 添加物. 日局塩化ナトリウム、pH調整剤 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- 第VIII因子放出型 血友病A・von Willebrand病用剤
販売名
デスモプレシン注4協和
組成
- デスモプレシン注4協和は、1管1mL中に次の成分を含有する。
有効成分
- デスモプレシン酢酸塩水和物※4μg
- ※旧一般的名称:酢酸デスモプレシン
添加物
添加物
効能または効果
- 下記疾患の自然発生性出血、外傷性出血および抜歯時、手術時出血の止血管理
- 軽症・中等症血友病A(第VIII因子凝固活性が2%以上の患者)
- TypeI・TypeIIAのvon Willebrand病
- 通常、デスモプレシン酢酸塩水和物として血友病Aは0.2?0.4μg/kgを、von Willebrand病は0.4μg/kgを生理食塩液約20mLに希釈し、10?20分かけて緩徐に静脈内投与する。
- 本剤を術前に投与する場合は、予定される外科的処置の30分前に1と同様の方法で静脈内投与する。
慎重投与
- 高血圧を伴う循環器疾患、高度動脈硬化症、冠動脈血栓症、狭心症の患者[血圧上昇により症状を悪化させるおそれがある。]
- 妊娠中毒症患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 慢性腎障害患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 下垂体前葉不全を伴う患者[水中毒等が発現しやすい。]
重大な副作用
- 脳浮腫、昏睡、痙攣等を伴う重篤な水中毒があらわれることがあるので、過量な水分の摂取には十分注意し、
異常が認められた場合には投与を中止し、高張食塩水の注入、フロセミドの投与等の適切な処置を行うこと。(頻度不明:国外報告、国内自発報告に基づく)
薬効薬理
薬効薬理5)?9)
- 本剤は「生体内」又は「血管内皮細胞」等にプールされている血液凝固第VIII因子及び von Willebrand 因子を放出させる作用を有し、自己由来の凝固因子により止血を可能とする薬剤である。健常人による用量反応試験(0.1、0.2、0.4μg/kg)では、第VIII因子凝固活性及びvon Willebrand 因子活性は用量依存性に増加し、投与30分?1時間後に最大ピークに達した。
また、血友病A患者における第VIII因子凝固活性の増加及びvon Willebrand 病患者における von Willebrand 因子活性の増加は、健常人と同様本剤投与後30分?1時間後に最大ピークに達した。なお、血友病A及びvon Willebrand 病患者に本剤を24時間ごと3回反復投与し反応性を検討した結果投与ごとに反応性が低下する例、第2回目以後反応性がなくなった例が確認されている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- デスモプレシン酢酸塩水和物 Desmopressin Acetate Hydrate
化学名
- 1-Deamino-8-D-arginine-vasopressin acetate trihydrate
略名
分子式
- C46H64N14O12S2・C2H4O2・3H2O=1183.31
性状
溶解性
- 水、メタノール又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- desmopressin
- 同
- 1-desamino-8-D-arginine vasopressin, DDAVP, 1-deamino-8-D-arginine vasopressin、デアミノアルギニンバソプレッシン デアミノアルギニンバソプレシン deamino arginine vasopressin
- 化
- 酢酸デスモプレシン desmopressin acetate
- 商
- Stimate、デスモプレシン点鼻薬、デスモプレシン注、ミニリンメルト
- 関
- バソプレシン。脳下垂体ホルモン剤
- アルギニンバソプレシン誘導体;尿崩症治療薬
- 副作用の発現がバソプレシンより少ないが、水中毒にはやはり注意する必要がある。(QB.D-257)
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I. NATURALLY OCCURRING VASOPRESSIN-LIKE PEPTIDES?
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??A. Vertebrates?
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A?
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W?
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X?
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Y?
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Z?
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????1. Mammals
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??????? Arginine? vasopressin* (AVP) (human beings and other mammals)
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NH2
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Tyr
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Phe
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Gln
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Arg
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???????Lypressin* (pigs, marsupials)
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NH2
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Tyr
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Phe
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Gln
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Lys
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???????Phenypressin (macropodids)
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NH2
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Phe
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Phe
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Gln
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Arg
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????2. Nonmammalian vertebrates
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Vasotocin
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NH2
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Tyr
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Ile
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Gln
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Arg
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??B. Invertebrates?
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????1. Arginine conopressin (Conus striatus)?
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NH2
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Ile
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Ile
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Arg
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Arg
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????2. Lysine conopressin (Conus geographicus)?
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NH2
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Phe
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Ile
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Arg
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Lys
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????3. Locust subesophageal ganglia peptide
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NH2
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Leu
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Ile
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Thr
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Arg
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II. SYNTHETIC VASOPRESSIN PEPTIDES?
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??A. V1-selective agonists?
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????1. V1a-Selective Agonist [Phe2, Ile3, Orn8]AVP
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NH2
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Phe
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Ile
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Gln
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Orn
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????2. V1b-Selective Agonist Deamino [D-3-(3'-pyridyl)-Ala2]AVP
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H
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D-3-(3'-pyridyl)-Ala2
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Phe
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Gln
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Arg
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??B. V2-selective agonists?
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????1. Desmopressin* (DDAVP)
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H
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Tyr
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Phe
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Gln
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D-Arg?
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????2. Deamino[Val4, D-Arg8]AVP
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H
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Tyr
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Phe
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Val
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D-Arg?
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III. NONPEPTIDE AGONIST?
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A. OPC-51803?
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