- 英
- dicyclomine
- 化
- 塩酸ジサイクロミン dicyclomine hydrochloride
- 商
- コランチル配合、レスポリックス配合、Antispas, Bentyl
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- 副交感神経遮断薬 一般名:塩酸ジサイクロミン(dicylomine hydrochloride) 商 品 名 [マーグサン][レスポリミン] 作 用 機 序 三級アミン化合物で、副交感神経末梢でアセチルコリンに競合的に拮抗するアトロピン様作用と、非競合的に拮抗 ...
- マーゲサンPとは?ジサイクロミンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 胃腸など内臓のけいれん性の痛みをとるお薬です。 作用 【働き】 内臓の平滑筋のけいれんを抑えたり、胃酸の ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※ レスポリックス配合顆粒
組成
組 成
- レスポリックス配合顆粒は1g中下記の成分を含有する。
ジサイクロミン塩酸塩………………………… 5mg
乾燥水酸化アルミニウムゲル………………400mg
酸化マグネシウム……………………………200mg
添加物
白糖、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸
禁忌
(1)緑内障の患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により眼圧が亢進し、症状を悪化させるおそれがある。〕
(2)前立腺肥大による排尿障害のある患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により排尿障害を悪化させるおそれがある。〕
(3)重篤な心疾患のある患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により心悸亢進、頻脈等を起こし、症状を悪化させるおそれがある。〕
(4)麻痺性イレウスの患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩の腸管運動抑制作用により腸閉塞状態が強められ、症状を悪化させるおそれがある。〕
※※ (5)透析療法を受けている患者
- 〔長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれることがある。〕
効能または効果
下記疾患における自覚症状及び他覚所見の改善
- 通常、成人1回1〜2gを1日3〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
1)前立腺肥大のある患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により排尿障害を起こすおそれがある。〕
2)甲状腺機能亢進症の患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により甲状腺機能亢進症に伴う心悸亢進、頻脈等を悪化させるおそれがある。〕
3)潰瘍性大腸炎の患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩の腸管運動抑制作用により中毒性巨大結腸があらわれることがある。〕
※※ 4)腎障害のある患者
- 〔長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。〕
5)心機能障害(うっ血性心不全、不整脈等)のある患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩は心悸亢進、頻脈等を、また、酸化マグネシウムは徐脈を起こし、症状を悪化させるおそれがある。〕
6)下痢のある患者
- 下痢のある患者〔本剤中の酸化マグネシウムは下痢を助長するおそれがある。〕
7)高マグネシウム血症の患者
- 高マグネシウム血症の患者〔本剤中の酸化マグネシウムは高マグネシウム血症を悪化させるおそれがある。〕
8)リン酸塩の欠乏している患者
- 〔本剤中の乾燥水酸化アルミニウムゲルはリン酸塩の吸収を阻害するおそれがある。〕
9)高温環境にある患者
- 〔本剤中のジサイクロミン塩酸塩の抗コリン作用により発汗が抑制されるおそれがある。〕
10)高齢者
重大な副作用
※※ アルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血(頻度不明):
- 本剤中の乾燥水酸化アルミニウムゲルの長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがあるので、慎重に投与すること。
薬効薬理
- ○ジサイクロミン塩酸塩は摘出ウサギ腸管においてアセチルコリン、BaCl2による痙縮を抑制し、麻酔ネコにおいても腸管の自発運動、アセチルコリンによる収縮を抑制する。又ラットで食物の腸管輸送速度を低下させる。2)
- ○ジサイクロミン塩酸塩は摘出モルモット回腸においてアセチルコリンによる収縮に対して低濃度で競合的、高濃度で非競合的に拮抗する。又ブラジキニンやヒスタミンによる収縮に対しても抑制作用を示す。3)
- ○酸化マグネシウムは速効性に、乾燥水酸化アルミニウムゲルは持続性に胃酸を中和する。その際両剤とも二酸化炭素を発生しないため胃壁刺激による胃酸分泌の増加を伴わない。
- ○これら3剤の配合により、それぞれ単味に比し、各種実験的潰瘍の発生を抑制することが認められている。4)
有効成分に関する理化学的知見
(1)
一般名
- ジサイクロミン塩酸塩(Dicyclomine Hydrochloride)
化学名
- 2-(Diethylamino)ethyl[bicyclohexyl]-1-carboxylate hydrochloride
分子式
分子量
融 点
性 状
- 白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。
水、メタノール、酢酸(100)、エタノール(99.5)又はクロロホルムに溶けやすく、無水酢酸にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。
水溶液(1→100)のpHは5.0〜5.5である。
(2)
一般名
- 乾燥水酸化アルミニウムゲル(Dried Aluminum Hydroxide Gel)
化学名
分子式
分子量
性 状
- 白色の無晶性の粉末で、におい及び味はない。
水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸又は水酸化ナトリウム試液に大部分溶ける。
(3)
一般名
- 酸化マグネシウム(Magnesium Oxide)
化学名
分子式
分子量
性 状
- 白色の粉末又は粒で、においはない。
水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
希塩酸に溶ける。
空気中で湿気及び二酸化炭素を吸収する。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 消化性潰瘍用剤
[★]
ジサイクロミン塩酸塩(ジサイクロミン)、乾燥水酸化アルミニウムゲル、酸化マグネシウム
- 関
- 消化性潰瘍用剤
[★]
酸化マグネシウム、ジサイクロミン、水酸化アルミニウム
[★]
酸化マグネシウム、ジサイクロミン、水酸化アルミニウム
[★]
酸化マグネシウム、ジサイクロミン、水酸化アルミニウム
[★]
- 英
- dicyclomine hydrochloride
- 関
- ジサイクロミン
[★]
- 英
- cyclo
- 関
- 環状、シクロ