- 英
- cinacalcet hydrochloride
- 関
- シナカルセット、シナカルセト、塩酸シナカルセト
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Japanese Journal
- 経験 小児腹膜透析患者の二次性副甲状腺機能亢進症にシナカルセト塩酸塩は使用可能か
- 透析施設におけるMBD管理を中心とした診療方針調査の集計結果報告 : ―透析MBDアウトカム研究より―
- 横山 啓太郎,福原 俊一,深川 雅史,秋澤 忠男,黒川 清
- 日本透析医学会雑誌 44(6), 557-566, 2011
- … 施設は,それぞれ60.0%,71.8%および54.1%であった.また,MBD関連薬剤については,ガイドラインで治療指針が提示されている炭酸カルシウム,セベラマー塩酸塩および活性化ビタミンD製剤に加え,シナカルセト塩酸塩についても使用方針の実態が確認された.本調査結果により,研究参加施設でのガイドライン制定後のMBD管理を中心とした診療方針の実態が確認された.今後のガイドライン改訂時には,施設の診療 …
- NAID 130001014098
- 福本 和生,野口 智永,酉家 佐吉子,島津 栄一,三宅 晋
- 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 43(3), 309-315, 2010-03-28
- … 二次性副甲状腺機能亢進症治療薬シナカルセト塩酸塩(以下シナカルセト)の有害事象として上部消化管症状が頻繁に認められる.これは消化管に存在するカルシウム受容体(以下CaSR)の影響が考えられる.上部消化管機能を胃酸分泌能(胃内pH・血中ガストリン濃度・血中ペプシノーゲン濃度)と胃排出能(アセトアミノフェン法)にて評価した.シナカルセト使用後に血中ガストリン濃度の上昇はみられたが胃酸分 …
- NAID 10026316688
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- 成分(一般名) : シナカルセト塩酸塩 製品例 : レグパラ錠25mg~75mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分 : 他の代謝性 ... 概説 副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌をおさえるお薬です。二次性副甲状腺機能亢進症の治療に用います。
- 医薬品情報 サイト イーファーマ(トップ) >品名索引(れ) >現表示ページ >薬効名索引(その他の代謝性医薬品) 商品名 レグパラ錠75mg (成分:シナカルセト塩酸塩) 経路:内服薬|規格:75mg1錠 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
レグパラ錠25mg
組成
有効成分
- 1錠中 シナカルセト塩酸塩27.55mg (シナカルセトとして25mg)
添加物
- 部分アルファー化デンプン、結晶セルロース、ポビドン、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、タルク、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物、ヒプロメロース、酸化チタン、トリアセチン、マクロゴール400、黄色三二酸化鉄、青色2号アルミニウムレーキ
禁忌
効能または効果
1.維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症
- 開始用量としては、成人には1日1回シナカルセトとして25mgを経口投与する。以後は、患者の副甲状腺ホルモン (PTH) 及び血清カルシウム濃度の十分な観察のもと、1日1回25〜75mgの間で適宜用量を調整し、経口投与する。ただし、PTHの改善が認められない場合には、1回100mgを上限として経口投与する。増量を行う場合は増量幅を25mgとし、3週間以上の間隔をあけて行うこと。
2. *下記疾患における高カルシウム血症
・ 副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症
- 開始用量としては、成人にはシナカルセトとして1回25mgを1日2回経口投与する。以後は、患者の血清カルシウム濃度の十分な観察のもと、1回25〜75mgの間で適宜用量を調整し、1日2回経口投与する。増量を行う場合は1回の増量幅を25mgとし、2週間以上の間隔をあけて行うこと。なお、血清カルシウム濃度の改善が認められない場合は、1回75mgを1日3回又は4回まで経口投与できる。
維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症
- 本剤は血中カルシウムの低下作用を有するので、血清カルシウム濃度が低値でないこと (目安として9.0mg/dL以上) を確認して投与を開始すること。
- 血清カルシウム濃度は、本剤の開始時及び用量調整時は週1回測定し、維持期には2週に1回以上測定すること。血清カルシウム濃度が8.4mg/dL以下に低下した場合は、下表のように対応すること。
血清カルシウム濃度の検査は、本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために、服薬前に実施することが望ましい。また、低アルブミン血症 (血清アルブミン濃度が4.0g/dL未満) の場合には、補正値※を指標に用いることが望ましい。
- PTHが管理目標値に維持されるように、定期的にPTHを測定すること。PTHの測定は本剤の開始時及び用量調整時 (目安として投与開始から3ヶ月程度) は月2回とし、PTHがほぼ安定したことを確認した後は月1回とすることが望ましい。なお、PTHの測定は本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために服薬前に実施することが望ましい。
副甲状腺癌における高カルシウム血症、副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高カルシウム血症
- 血清カルシウム濃度は、本剤の開始時及び用量調整時は週1回を目安に測定し、維持期には定期的に測定することが望ましい。血清カルシウム濃度が8.4mg/dL以下に低下した場合は、必要に応じて減量又は休薬し、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与を考慮する。ただし、血清カルシウム濃度が7.5mg/dL以下に低下した場合は、直ちに休薬すること。また、低アルブミン血症 (血清アルブミン濃度が4.0g/dL未満) の場合には、補正値※を指標に用いることが望ましい。
- ※補正カルシウム濃度算出方法:
補正カルシウム濃度 (mg/dL)=血清カルシウム濃度 (mg/dL)−血清アルブミン濃度 (g/dL)+4.0
慎重投与
- 低カルシウム血症の患者[低カルシウム血症を悪化させるおそれがある](「重要な基本的注意」の項参照)
- 痙攣発作のある患者又はその既往歴のある患者[海外臨床試験において、痙攣発作の既往歴を有する患者等で、痙攣発作が発現したとの報告がある]
- 肝機能障害のある患者[本剤は肝臓で代謝されるので、曝露量が増加する]
- 消化管出血や消化管潰瘍又はその既往歴のある患者[症状を悪化又は再発させるおそれがある]
重大な副作用
低カルシウム血症・血清カルシウム減少 (13.7%)
- 低カルシウム血症に基づくと考えられる症状 (QT延長、しびれ、筋痙攣、気分不良、不整脈、血圧低下及び痙攣等) があらわれることがあるので、<用法・用量に関連する使用上の注意>の項を参照の上、血清カルシウム濃度を定期的に測定すること。異常が認められた場合には、血清カルシウム濃度を確認し、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与を考慮すること。また、必要に応じて本剤を減量又は中止すること。
QT延長 (5.3%)
- QT延長が起こることがあるので、異常が認められた場合は、血清カルシウム濃度を確認し、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与を考慮すること。また、必要に応じて本剤の減量又は投与を中止すること。
消化管出血、消化管潰瘍 (頻度不明)
- 消化管出血、消化管潰瘍があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
意識レベルの低下 (0.2%)、一過性意識消失 (0.2%)
- 意識レベルの低下、一過性意識消失等があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
突然死 (0.3%)
薬効薬理
作用・効果
PTH分泌抑制作用 (in vitro )
- 本剤は、ウシ副甲状腺細胞24) 及びヒト副甲状腺細胞25) からのPTH分泌を濃度依存的に抑制した。
副甲状腺細胞増殖抑制作用
- 本剤は、部分腎摘ラットへの反復経口投与により副甲状腺細胞増殖を抑制し、副甲状腺過形成の進展を抑制した26)。
血清PTH及びカルシウム濃度低下効果
- 本剤は、正常ラット24) 及び部分腎摘ラットへの単回経口投与により血清PTH及びカルシウム濃度を投与量依存的に低下させた。
骨障害抑制効果
- 二次性副甲状腺機能亢進症では、血清PTH濃度の上昇による骨障害が発症する。本剤は、部分腎摘ラットへの反復経口投与により血清PTH濃度の上昇による骨障害の症状である骨髄線維化、皮質骨粗鬆化、皮質骨骨密度低下及び骨強度低下を抑制した。
作用機序24〜26)
- 本剤は、副甲状腺細胞表面のカルシウム受容体を介して作用を発現する。カルシウム受容体はPTH分泌に加え、PTH生合成及び副甲状腺細胞増殖を制御している。本剤は、カルシウム受容体に作動し、主としてPTH分泌を抑制することで、血清PTH濃度を低下させる。また、反復投与では本剤の副甲状腺細胞増殖抑制作用も血清PTH濃度低下に寄与すると考えられる。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- シナカルセト塩酸塩 (Cinacalcet Hydrochloride) (JAN)
化学名:
- N -[(1R )-1-(Naphthalen-1-yl) ethyl]-3-[3-(trifluoromethyl) phenyl]propan-1-amine monohydrochloride
分子式:
分子量:
★リンクテーブル★
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