リシン、L-システイン、グリチルリチン酸
Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ケベラS注(ガラス容器)
組成
容量
成分・含量(1管中)
- グリチルリチン酸モノアンモニウム:55.5mg
(グリチルリチン酸として40mg)
L-システイン:15.4mg
(L-システイン塩酸塩として20mg)
日局 グリシン:400mg
添加物
- 亜硫酸水素ナトリウム:10mg
ブドウ糖:26mg
塩化ナトリウム:180mg
pH調整剤:適量
禁忌
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- アルドステロン症の患者、ミオパシーのある患者、低カリウム血症の患者〔低カリウム血症、高血圧症等を悪化させるおそれがある。〕
効能または効果
- 小児ストロフルス、湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症、口内炎、フリクテン、薬疹・中毒疹
- 慢性肝疾患における肝機能異常の改善
- 通常成人には1日1回5〜20mLを静脈内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 慢性肝疾患に対しては1日1回40〜60mLを静脈内に注射または点滴静注する。年齢、症状により適宜増減する。なお、増量する場合は1日100mLを限度とする。
慎重投与
- 高齢者〔低カリウム血症等の発現率が高い。(「高齢者への投与」の項参照)〕
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシーショック(頻度不明):ショック、アナフィラキシーショック(血圧低下、意識消失、呼吸困難、心肺停止、潮紅、顔面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- アナフィラキシー様症状(頻度不明):アナフィラキシー様症状(呼吸困難、潮紅、顔面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 偽アルドステロン症(頻度不明):増量または長期連用により高度の低カリウム血症、低カリウム血症の発現頻度の上昇、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれるおそれがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
また、低カリウム血症の結果として、脱力感、筋力低下などがあらわれるおそれがある。
薬効薬理
- 肝障害時の血清トランスアミナーゼ値等の上昇を抑制する。
- ラットを用いた実験でグリチルリチンを3日間腹腔内投与後、四塩化炭素を投与し、肝障害を誘発せしめた結果、グリチルリチン無投与群に比べAST(GOT)およびALT(GPT)値の有意な低下が認められた1)。
- 家兎を用いた実験でグリチルリチンを3日間腹腔内投与後d-Galactosamineを投与し、肝障害を誘発せしめた結果、グリチルリチン無投与群に比べLDHおよびAlk-pにおいて有意な回復効果を示した1)。
肝細胞の障害緩解作用
- マウスを用いた実験でγ-BHC(γ-benzene
hexachloride)投与時にグリチルリチンを筋注した結果、肝臓の細胞核および細胞質の障害は全く無かった2)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- グリチルリチン酸モノアンモニウム (Monoammonium Glycyrrhizinate)
化学名:
- monoammonium of 20β-carboxy-11-oxo-30-norolean-12-en-3β-y1-2-O-β-D-glucopyranuronosyl-α-D-glucopyranosiduronic acid
- 本品は白色の結晶または結晶性の粉末で、においはなく、味は甘い。
本品は水またはギ酸に溶けやすく、エタノール(95)にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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グリチルリチン酸モノアンモニウム(グリチルリチン酸)、L-システイン、グリシン
- 関
- 肝臓疾患用剤