- 英
- glyoxylate, glyoxylic acid
- 同
- グリオキサル酸 glyoxalic acid、オキソ酢酸 oxoacetic acid
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/08/02 09:37:42」(JST)
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グリオキシル酸 |
|
|
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
298-12-4 |
ChemSpider |
740 |
|
特性 |
化学式 |
C2H2O3 |
モル質量 |
74.04 g mol-1 |
密度 |
g cm-3 |
融点 |
-93 °C
|
沸点 |
111 °C
|
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
グリオキシル酸(グリオキシルさん、glyoxylic acid)は、1分子の中にアルデヒド基とカルボキシル基を持つカルボン酸の一種である。一部の植物や菌類が持ち、脂質からの糖新生を可能にするグリオキシル酸回路では、アセチルCoAと結合してリンゴ酸を作る。また、無電解めっきの還元剤としても使用される。
グリオキシル酸はヒトではエチレングリコールからシュウ酸に代謝される際の中間体で、体内で酸化を受けると有害なシュウ酸が生成されることになる[1][2]。
ピリドキシン(ビタミンB6)は、グリオキシル酸を有害なシュウ酸するよりはむしろグリシントランスアミナーゼによりグリシンへの転換を促進する作用を有する[3]。
脚注
- ^ 実験的蓚酸カルシウム結石症における蓚酸前駆物質に関する研究、諸角 誠人、小川 由英、日本泌尿器科学会雑誌、Vol.86 (1995) No.5,JOI:JST.Journalarchive/jpnjurol1989/86.1022
- ^ Carney, E.W. (1994) An integrated perspective on the developmental toxicity of ethylene glycol. Reprod. Toxicol. 8, 99-113
- ^ 尿細管間質性腎炎: 尿細管間質性疾患メルクマニュアル18版 日本語版
関連項目
- エチレングリコール
- グリオキサール
- グリコールアルデヒド
- グリシンデヒドロゲナーゼ
- グリオキシル酸回路
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- マウス網膜神経細胞の含有アミン類による分類と同定 : グリオキシル酸反応の蛍光色による可視化
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- 植物と一部の微生物では,TCA回路以外に,その変形であるグリオキシル酸回路をもっている。発芽中の植物種子にはグリオキシソーム(glyoxysome)と呼ばれる小器官があり,グリオキシル酸回路はその中で行われる。動物にはこの経路は ...
- グリオキシル酸一水和物 Glyoxylic Acid Monohydrate 販売元 和光純薬工業(株) 販売元コード 071-00912,073-00911,075-00915 製造元 製造元コード CAS.NO 563-96-2 分子式 CHOCOOH・H2O 分子量 92.05 保存条件 冷所 (25 以下) ...
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★リンクテーブル★
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- 関
- glyoxalic acid、glyoxylic acid
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- 英
- glyoxalic acid、glyoxalate
- 関
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- 関
- glyoxalic acid、glyoxylate
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- 英
- oxoacetic acid
- 関
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- 英
- glyoxylicacid cycle
- 同
- グリオキシル酸回路
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- 英
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- 関
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