- 英
- kynurenic acid、kynurenate
- 同
- 4-ヒドロキシキナルジン酸 4-hydroxyquinaldic acid
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/15 10:53:32」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この項目「キヌレン酸」は翻訳されたばかりのものです。不自然あるいは曖昧な表現などが含まれる可能性があり、このままでは読みづらいかもしれません。(原文:http://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Kynurenic_acid&oldid=488130052 英語版 "Kynurenic acid" 06:56, 19 April 2012)
修正、加筆に協力し、現在の表現をより原文に近づけて下さる方を求めています。ノートページや履歴も参照してください。(2012年5月) |
キヌレン酸 |
|
IUPAC名
4-hydroxyquinoline-2-carboxylic acid
|
別称
Kinurenic acid, kynuronic acid, quinurenic acid, transtorine
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
492-27-3 |
PubChem |
3845 |
ChemSpider |
3712 |
KEGG |
C01717 |
ChEBI |
CHEBI:18344 |
ChEMBL |
CHEMBL299155 |
- O=C\2c1c(cccc1)NC(=C/2)/C(=O)O
|
- InChI=1S/C10H7NO3/c12-9-5-8(10(13)14)11-7-4-2-1-3-6(7)9/h1-5H,(H,11,12)(H,13,14)
Key: HCZHHEIFKROPDY-UHFFFAOYSA-N
InChI=1/C10H7NO3/c12-9-5-8(10(13)14)11-7-4-2-1-3-6(7)9/h1-5H,(H,11,12)(H,13,14)
Key: HCZHHEIFKROPDY-UHFFFAOYAN
|
特性 |
化学式 |
C10H7N1O3 |
モル質量 |
189.168 g/mol |
融点 |
282.5°C
|
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
キヌレン酸 (キヌレンさん、KYNA) は、アミノ酸であるL-トリプトファンの代謝経路であるキヌレニン経路においてL-キヌレニンから生成される代謝物のひとつ。キヌレン酸は1853年にドイツの化学者ユストゥス・フォン・リービッヒにより犬の尿から発見され、その名称はこの「犬(kyn:ギリシャ語)+尿(urine)」にちなんで名付けられた。[1]
キヌレン酸は神経作用を有することが示されており、抗興奮毒(antiexcitotoxic)および抗けいれん(anticonvalsant)作用、あるいは興奮性のアミノ酸受容体へのアンタゴニストとして働く。このため、いくつかの重要な神経生理・神経病理過程に影響を及ぼす可能性があり、いくつかの神経生物学的疾患における治療での使用が検討されている。逆に言えば、キヌレン酸の増加はいくつかの病的状態と結びついている。
生合成
L-キヌレン酸は、L-キヌレニンからキヌレニン—オキソグルタル酸トランスアミナーゼ(英)による触媒反応にて生成される。
脚注
- ^ Liebig, J., Uber Kynurensäure, Justus Liebigs Ann. Chem., 86: 125-126, 1853.
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 長期補助循環中の尿中トリプトファン代謝産物と炎症性ストレス反応の関係
- 伊藤 康宏,深尾 英臣,海江田 章,石田 沙織,藤原 麻未,山本 賢,豊崎 正人,山城 知明,石川 隆志,川井 薫,渡邊 孝,日比谷 信
- 体外循環技術 41(1), 11-14, 2014
- 補助循環中の症例から、連続する2週間に尿中に排泄された必須アミノ酸のトリプトファンの代謝産物のうち、キヌレニン経路からの代謝産物を測定した。比較対照として肝機能指標である総アルブミン、AST、肝臓で産生される腎機能指標BUNおよび炎症性ストレス反応物質であるCRP、プロカルシトニン、尿中コルチゾールを測定した。トリプトファン代謝は肝臓で行われるため、肝機能指標との関係が示された。また、トリプトフ …
- NAID 130003397750
- アミノ酸摂取によるキヌレン酸を介したドーパミン制御 (第3回[日本アミノ酸学会]学術大会(JSAAS2009))
- 工藤 佳久,小泉 修一,和田 圭司 [他],橋本 謙二
- 日本薬理学雑誌 130(3), 185-192, 2007-09-01
- … を示唆した.和田はグリア細胞に存在するGPCRの研究が中枢神経系薬理学的研究に極めて重要な意味を持つことをNtsr2,PAC1およびVPAC2を実例として示した.橋本は統合失調症発症のグルタミン酸仮説の要になるNMDA受容体機能低下の原因がグリア細胞で合成されるD-セリンの減少やキヌレン酸の増加にある可能性を示唆し,統合失調症の新しい治療薬の開発にはグリア細胞に焦点を当てることが重要であることも示唆した. …
- NAID 10025739725
Related Links
- 栄養・生化学辞典 - キヌレン酸の用語解説 - C10H7NO3 (mw189.17). 4-ヒドロキシキナルジン酸ともいう.トリプトファン代謝の一経路の最終産物. ... 今日のキーワード 参院選の日程 改選議員が任期満了を迎える7月25日の前30日以内に ...
- かってこのブログで統合失調症や大うつ病におけるグルタミン酸仮説を紹介したが、双極性障害、特に、躁病相においてはグルタミン酸、特に、キヌレン酸の上昇が関与しているという論文があったので、今回はこの論文を ...
★リンクテーブル★
[★]
キヌレン酸。4-ヒドロキシキナルジン酸
[★]
- 関
- kynurenic acid
[★]
キヌレン酸
- 関
- kynurenate
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義