- 英
- cocoa butter、cacao butter
- 関
- カカオ脂
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/24 17:06:01」(JST)
[Wiki ja表示]
ココアバター
| 100 gあたりの栄養価 |
| エネルギー |
3,699 kJ (884 kcal) |
|
|
炭水化物
|
0 g
|
| 糖分 |
0 g |
| 食物繊維 |
0 g |
|
|
脂肪
|
100 g
|
| 飽和脂肪酸 |
59.7 g |
| 一価不飽和脂肪酸 |
32.9 g |
| 多価不飽和脂肪酸 |
3 g |
|
|
タンパク質
|
0 g
|
|
| ビタミン |
| ビタミンA相当量
β-カロテン
ルテインと
ゼアキサンチン
|
(0%)
0 μg
0 μg
|
| チアミン (B1) |
(0%)
0 mg |
| リボフラビン (B2) |
(0%)
0 mg |
| ナイアシン (B3) |
(0%)
0 mg |
|
パントテン酸 (B5)
|
(0%)
0 mg |
| ビタミンB6 |
(0%)
0 mg |
| 葉酸 (B9) |
(0%)
0 μg |
| ビタミンB12 |
(0%)
0 μg |
| コリン |
(0%)
0.3 mg |
| ビタミンC |
(0%)
0 mg |
| ビタミンE |
(12%)
1.8 mg |
| ビタミンK |
(24%)
24.7 μg |
|
| ミネラル |
| カルシウム |
(0%)
0 mg |
| 鉄分 |
(0%)
0 mg |
| マグネシウム |
(0%)
0 mg |
| マンガン |
(0%)
0 mg |
| セレン |
(0%)
0 μg |
| リン |
(0%)
0 mg |
| カリウム |
(0%)
0 mg |
| ナトリウム |
(0%)
0 mg |
| 亜鉛 |
(0%)
0 mg |
|
| 他の成分 |
| 水分 |
0 g |
| カフェイン |
0 mg |
| テオブロミン |
0 mg |
- 単位
- μg = マイクログラム • mg = ミリグラム
- IU = 国際単位
|
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
出典: USDA栄養データベース(英語) |
ココアバター(100g中)の主な脂肪酸の種類[1]
| 項目 |
分量(g) |
| 脂肪 |
100 |
| 飽和脂肪酸 |
59.7 |
| 16:0(パルミチン酸) |
25.4 |
| 18:0(ステアリン酸) |
33.2 |
| 一価不飽和脂肪酸 |
32.9 |
| 18:1(オレイン酸) |
32.6 |
| 多価不飽和脂肪酸 |
3 |
| 18:2(リノール酸) |
2.8 |
ココアバター(cocoa butter, カカオバターとも)はカカオ豆の脂肪分であり、主にカカオリカーから圧搾して製造する。ココアバターはカカオ豆中に40%から50%(カカオマス中では約55%)含まれている。主に菓子(特にチョコレート)、薬品、軟膏、化粧品の原料として利用される。
目次
- 1 性質
- 2 製造
- 3 食品以外への利用
- 4 脚注
- 5 関連項目
性質
色調と風味
カカオリカーから圧搾した直後のココアバターは、若干の非脂肪カカオ分を含有するため、薄黄色である。未脱臭のココアバターには独特の匂いがある。脱臭処理を行うことで、白色・無味・無臭に近くなる。
結晶と融点
ココアバターを構成する脂肪酸のうち、95%がオレイン酸(C18:1)、ステアリン酸(C18:0)、パルミチン酸(C16:0)の3種類の脂肪酸である。単純な組成であるため、狭い温度幅で急激に融解する特徴がある。この融点が体温より若干低めのため、常温で保管でき体温で融解する性質がある。またパルミチン酸・ステアリン酸は飽和脂肪酸であり、さらに未脱臭品はポリフェノールなどの抗酸化成分を微量に含んでいる。このため変質しにくい性質であり、2-5年の常温固体保存が可能である。
産地・豆の種類によって異なるが、ココアバターの融点は一般的に32~36度である。ココアバターは多形の結晶であり、融点の異なるγ,α,β',βの結晶構造を有する。液状のココアバターを徐冷するとα型などの結晶が生成され、ぼそぼそとした感触になる。ココアバターやチョコレートの製品を整形する際は、調温(テンパリング)を行ってβ型結晶を生成する。β型の結晶構造にまとめると生地が滑らかになり、表面の艶が出、歯応えよくパキッと折れるようになる。
製造
カカオリカーをプレス機で圧搾し、ココアパウダーとココアバターに分離することで生産される。ホワイトチョコレートはカカオ分としてココアバターを含むが、ココアパウダー等の非脂肪カカオ分は含有しない。一部のチョコレート菓子では、同一の製品に一度分離したココアバター・ココアパウダー双方を使用することもある。
食品以外への利用
ココアバターは室温で保管でき体温で溶けるため、座薬などの基礎薬剤として用いられる。また、安定した脂質であり、天然の酸化防止剤を含んでいるため腐りにくく、2-5年貯蔵することができる。ココアバターの滑らかな素地、甘い芳香、皮膚を軟化させる特性のため化粧品と石鹸やローションなどのスキンケア製品としてよく使われる。
脚注
- ^ http://ndb.nal.usda.gov/
関連項目
- カカオ
- カカオマス
- ココアパウダー
- チョコレート
- シアバター
- ファットブルーム
|
チョコレート |
|
| 種類 |
ホワイトチョコレート - ミルクチョコレート - 生チョコレート - ホット・チョコレート - 焼きチョコ - クーベルチュール・チョコレート
|
|
|
| 材料 |
カカオ - カカオマス - ココア - ココアパウダー - ココアバター
|
|
| 製品 |
チョコレートアイス(en) - チョコバー - ボンボン・ショコラ - トリュフチョコレート - チョコチップ - エクレア - チョコバナナ - オランジェット - チョコパイ - ムーン・パイ - ミシシッピーマッドパイ - ジャンドゥイオット - オペラ - 麦チョコ - 鳥のミルク - モーツァルトクーゲル
|
ケーキ
|
ブラウニー - フォンダン・オ・ショコラ - ザッハトルテ - ジャーマンケーキ - ラミントン - トルタ・カプレーゼ
|
|
|
パン
|
パン・オ・ショコラ - コロネ
|
|
|
飲料
|
ホット・チョコレート - カフェモカ - チョコレートサイダー - ビチェリン
|
|
|
製菓材料
|
クーベルチュール・チョコレート - チョコレート・シロップ - チョコスプレッド - ジャンドゥーヤ
|
|
|
甘味以外の食品
|
チョコアンリ - チョコレート・ベーコン - モーレ
|
|
|
| 人物 |
ダニエル・ペーター - ルートヴィヒ・シュトルヴェルク
|
|
| 製造 |
湯煎 - テンパリング - コンチェ
|
|
| 関連項目 |
チョコレートアレルギー - ショコラティエ - バレンタインデー - 義理チョコ - 本命チョコ - チョコレート色 - チョコレートファウンテン - アメリカ軍用チョコレート - 日本チョコレート・ココア協会 - テオブロミン - チョコレボ - ファットブルーム - 純チョコレート規格
|
|
|
ポータル 食
チョコレートの歴史 · チョコレート製造企業一覧(en) |
|
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 高脂肪食投与ラットにおけるカカオバターの摂取が脂質代謝へ及ぼす影響
Related Links
- ココアバター(cocoa butter, カカオバターとも)はカカオ豆の脂肪分であり、主に カカオリカーから圧搾して製造する。ココアバターはカカオ豆中に40%から50%( カカオマス中では約55%)含まれている。主に菓子(特にチョコレート)、薬品、軟膏、 化粧品の原料 ...
Related Pictures





Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
セルスポットパップ70mg
組成
成分・含量
添加物
- Dーソルビトール液、ゼラチン、酒石酸、クロタミトン、ポリアクリル酸部分中和物、メタクリル酸・アクリル酸n-ブチルコポリマー、アクリル酸デンプン300、メタリン酸ナトリウム、1,3ーブチレングリコール、モノオレイン酸ソルビタン、ポリソルベート80、水酸化アルミナマグネシウム、精製水
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
- 本剤又は他のフェルビナク製剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息 (非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発) 又はその既往歴のある患者〔喘息発作を誘発するおそれがある。〕
効能または効果
変形性関節症
肩関節周囲炎
腱・腱しょう炎
腱周囲炎
上腕骨上顆炎(テニス肘等)
筋肉痛
外傷後の腫脹・疼痛
慎重投与
(次の患者には慎重に使用すること)
- 気管支喘息のある患者〔喘息発作を誘発するおそれがある。〕
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー (蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
鎮痛作用4)
- セルスポット製剤及びフェルビナク貼付剤 (対照) は、酵母懸濁液 (起炎物質) の注射による炎症性疼痛モデルに対して、疼痛閾値を有意に上昇させ、優れた鎮痛作用を示し、両薬剤間で効力に差はなかった。(ラット: Randall-Selitto法による炎症性疼痛抑制作用。)
抗炎症作用4)
急性炎症
- セルスポット製剤及びフェルビナク貼付剤 (対照) は、カラゲニン (起炎物質) 惹起による足浮腫に対して、優れた抗炎症作用を示し、両薬剤間で効力に差はなかった。(ラット: カラゲニン足蹠浮腫法による足蹠浮腫抑制作用。)
慢性炎症
- セルスポット製剤及びフェルビナク貼付剤 (対照) は、Mycobacterium butiricum (起炎菌) の接種による二次性炎症に対して、優れた抗炎症作用及び関節炎症状改善作用を示し、両薬剤間で効力に差はなかった。(ラット: アジュバント関節炎法による足蹠浮腫抑制作用及び関節炎症状改善作用。)
皮膚刺激性5)
- セルスポット製剤及びフェルビナク貼付剤 (対照) は、モルモットの正常皮膚に24時間貼付しても皮膚刺激性を認めなかった。
有効成分に関する理化学的知見
- 本品は白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。本品はメタノール又はアセトンにやや溶けやすく、エタノール (95) にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- cocoa butter
[★]
- 英
- cacao butter
- 関
- カカオバター
[★]
- 関
- cacao butter
[★]
- 英
- cacao、Theobroma cacao
- 関
- チョコレート、ココア