テストステロン
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
組成
成分・含量
- 1管1mL中 日局テストステロンエナント酸エステル 125mg
添加物
禁忌
- アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)及びその疑いのある患者
[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある.]
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 男子性腺機能不全(類宦官症)
- 通常,成人にはテストステロンエナント酸エステルとして1回100mgを7〜10日間ごとに,又は1回250mgを2〜4週間ごとに筋肉内注射する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
- 造精機能障害による男子不妊症
- 通常,成人にはテストステロンエナント酸エステルとして1回50〜250mgを2〜4週間ごとに無精子状態になるまで筋肉内注射する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
- 再生不良性貧血,骨髄線維症,腎性貧血
- 通常,成人にはテストステロンエナント酸エステルとして1回100〜250mgを1〜2週間ごとに筋肉内注射する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者
[前立腺肥大が増大するおそれがある.]
- 心疾患,腎疾患又はその既往歴のある患者
[ナトリウムや体液の貯留により,これらの症状が増悪するおそれがある.]
- 癌の骨転移のある患者
[高カルシウム血症があらわれるおそれがある.]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 骨成長が終了していない可能性がある患者,思春期前の患者(「小児等への投与」の項参照)
薬効薬理
- 男性ホルモンは雄性動物の性器系を発育させるとともに,第二次性徴の発現に関与し5),次の作用を示す.
- 去勢雄性動物の前立腺,精嚢等の副性器の萎縮を防止し,あるいは回復させる(ラット6)).
- 精巣の精細管に作用して精子形成を促進する(ラット7)).
- 脳下垂体性ゴナドトロピンの分泌を抑制する(ラット8)).
- 去勢ニワトリの鶏冠を肥大発育させる6).
- 赤血球の生成を促進する(ラット9)).
有効成分に関する理化学的知見
分子量
性 状
- 白色〜微黄色の結晶若しくは結晶性の粉末又は微黄褐色の粘稠な液で,においはないか,又はわずかに特異なにおいがある.
エタノール(95),1,4-ジオキサン又はジエチルエーテルに極めて溶けやすく,水にほとんど溶けない.
融点:約36℃
★リンクテーブル★
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- 英
- depot effect
- 同
- depot効果
- 関
- デポ剤、デポ製剤
[★]
- 英
- androgen preparation
- 同
- アンドロゲン製剤、テストステロン誘導体 testosterone derivative
- 商
- エナルモンデポー、テスチノンデポー、テストビロンデポー、テストロンデポー、エナルモン、テスチノン、ハロテスチン
[★]
- 英
- depot
- 関
- 徐放性製剤、貯蔵所、貯蔵物、デポー、持効性製剤
[★]
- 英
- depot
- 関
- 徐放性製剤、貯蔵所、貯蔵物、デポ、持効性製剤
[★]
メチルテストステロン