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- Amaranthus
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- アマランス、ハゲイトウ、アマランサス属、Amaranthus属
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- large widely distributed genus of chiefly coarse annual herbs (同)genus Amaranthus
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/03 02:15:20」(JST)
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ヒユ属 |
Amaranthus caudatus
(2006年10月22日)
|
分類(APG III) |
界 |
: |
植物界 Plantae |
階級なし |
: |
被子植物 Angiosperms |
階級なし |
: |
真正双子葉類 Eudicots |
階級なし |
: |
コア真正双子葉類 Core eudicots |
目 |
: |
ナデシコ目 Caryophyllales |
科 |
: |
ヒユ科 Amaranthaceae |
亜科 |
: |
Amaranthoideae |
属 |
: |
ヒユ属 Amaranthus |
|
学名 |
Amaranthus
L. |
英名 |
Pigweed
Amaranth |
亜属 |
- Acnida
- Albersia
- Amaranthus
|
アマランサス(学名: Amaranthus)はヒユ科ヒユ属(アマランサス属)の総称。アマランス。ヒユ(莧、A. tricolor)の仲間であるが、形態は多様である。和名に「ケイトウ(鶏頭)」を含む種も多いが、ケイトウ (Celosia argentea) は同科別属である。
ギリシャ語の Αμάρανθος(アマラントス、(花が)しおれることがない)が語源である。
目次
- 1 形態・生態
- 2 人間との関わり
- 3 下位分類
- 4 脚注
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
形態・生態
一年草。非耐寒性。葉は互生し、晩夏から初秋にかけて色づく。
人間との関わり
花を楽しむため、また観葉植物として、栽培される。
古代南米のインカ文明などでは、種子のために栽培されており、トウモロコシや豆類に匹敵する重要作物であった。19世紀に入るとインドなどでも大規模に栽培されるようになった。日本へは江戸時代に、主に観賞用として伝来した。東北地方では小規模ながらアカアワなどの名前で食用にも栽培されていた。
花からは赤系の染料が採れ、その色はアマランス色(英語版)(●)と呼ばれる。ただし、合成着色料の赤色2号もアマランスと名づけられたが、色が似ているだけで無関係な物質である。
食用
南米では、インカ帝国の昔から種子を穀物として食用にしてきた。日本でも健康食品として販売されている。ヒモゲイトウ (Amaranthus caudatus) が最も大規模に栽培されている。
中国では、中国語(北京語)で 莧菜(xiàncài、シエンツァイ)、広東語で 莧菜(yin6choi3、インチョイ)、上海語で 米莧 (ミーシ)と呼び、緑色の葉と茎を食用にしている。英語では、一般に chinese spinach(中国のホウレンソウ)などと呼ぶが、オーストラリアでは、広東語を英語風に書いた een choy(イーンチョイ)を野菜としての標準名としている。独特のえぐ味と濃い風味がある。炒めると葉に含まれる色素が油に溶出して、紅色に染まる品種が多いが、赤くならない品種もある。
下位分類
ヒユ属の種分化は非常に多様で、雑種も多く、分類は難しい。種の数は分類により約20種~約300種と大きな幅がある[1]。近年の研究によると、ヒユ属は3亜属[2]70種[3]に分類できる。
ITISによる42種を挙げる。和名・英名との対応は、別の分類では異なることもある。
- Amaranthus acanthochiton greenstripe
- Amaranthus acutilobus sharplobe amaranth
- Amaranthus albus シロビユ(白莧)・ヒメシロビユ white pigweed, prostrate pigweed, pigweed amaranth
- Amaranthus arenicola ヒメアオゲイトウ sandhill amaranth, torrey amaranth
- Amaranthus australis southern amaranth
- Amaranthus bigelovii Bigelow's amaranth
- Amaranthus blitoides アメリカビユ・イヌヒメシロビユ mat amaranth, prostrate amaranth, prostrate pigweed
- Amaranthus blitum イヌビユ(犬莧) purple amaranth (= A. lividus)
- Amaranthus brownii Brown's amaranth
- Amaranthus californicus California amaranth, California pigweed
- Amaranthus cannabinus tidalmarsh amaranth
- Amaranthus caudatus ヒモゲイトウ(紐鶏頭)・センニンコク(仙人穀)・アカアワ(赤粟) love-lies-bleeding, quilete
- Amaranthus chihuahuensis Chihuahuan amaranth
- Amaranthus crassipes サジビユ spreading amaranth
- Amaranthus crispus crispleaf amaranth
- Amaranthus cruentus スギモリケイトウ・フジゲイトウ red amaranth
- Amaranthus deflexus ハイビユ largefruit amaranth
- Amaranthus dubius spleen amaranth
- Amaranthus fimbriatus fringed amaranth, fringed pigweed
- Amaranthus floridanus Florida amaranth
- Amaranthus greggii Gregg's amaranth
- Amaranthus hybridus ホナガアオゲイトウ smooth amaranth, smooth pigweed (= A. chlorostachys = A. patulus ホソアオゲイトウ)
- Amaranthus hypochondriacus Prince-of-Wales-feather
- Amaranthus lineatus Australian amaranth
- Amaranthus muricatus African amaranth
- Amaranthus obcordatus Trans-Pecos amaranth
- Amaranthus palmeri オオホナガアオゲイトウ・タリノホアオゲイトウ carelessweed, Palmer's amaranth
- Amaranthus polygonoides tropical amaranth
- Amaranthus powellii ホナガアオゲイトウ・イガホビユ Powell amaranth, Powell pigweed
- Amaranthus pringlei Pringle's amaranth
- Amaranthus pumilus seaside amaranth
- Amaranthus retroflexus アオゲイトウ red-root amaranth, redroot pigweed
- Amaranthus rudis tall amaranth, common waterhemp
- Amaranthus scleropoides bonebract amaranth
- Amaranthus spinosus ハリビユ(針莧) spiny amaranth
- Amaranthus thunbergii Thunberg's amaranth
- Amaranthus torreyi Torrey's amaranth
- Amaranthus tricolor ハゲイトウ(葉鶏頭)・ヒユ(莧)・ヒユナ(莧菜)・ガンライコウ Joseph's-coat (= A. gangeticus)
- Amaranthus tuberculatus ヒユモドキ rough-fruit amaranth, tall waterhemp
- Amaranthus viridis ホナガイヌビユ(穂長犬莧)・アオビユ(青莧)・ slender amaranth
- Amaranthus watsonii Watson's amaranth
- Amaranthus wrightii Wright's amaranth
脚注
- ^ NBCI Taxonomy Browserは(雑種・未記載除き)23種、ITISは42種、Wikispeciesは308種
- ^ Mosyakin, S.L.; Robertson, K.R. (1996), “New infrageneric taxa and combinations in Amaranthus (Amaranthaceae)”, Ann. Bot. Fennici 33: 275-281
- ^ Juan, R.; et al. (2007), “Electrophoretic characterization of Amaranthus L. seed proteins and its systematic implication”, Botanical Journal of the Linnean Society 155: 57-63.
関連項目
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ウィキスピーシーズにヒユ属に関する情報があります。 |
|
ウィキメディア・コモンズには、ヒユ属に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
- Amaranthus L., ITIS, http://www.itis.gov/servlet/SingleRpt/SingleRpt?search_topic=TSN&search_value=20715 2012年8月17日閲覧。 (英語)
- Amaranthus - National Center for Biotechnology Information (NCBI) (英語)
- Amaranthus - Encyclopedia of Life (英語)
- 波田善夫. “ヒユ科”. 植物雑学事典. 岡山理科大学生物地球学部. 2012年8月17日閲覧。
- (社)農林水産技術情報協会 [リンク切れ]
- 北海道立中央農業試験場 [リンク切れ]
穀物 |
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アマランサス(ヒモゲイトウ - スギモリゲイトウ - センニンコク)- 大麦 - ソバ - ダッタンソバ - チア - フォニオ - ジュズダマ - カニワ - トウモロコシ - ヒエ - 燕麦 - Pitseed Goosefoot - キヌア - 米 - ライムギ - モロコシ - スペルトコムギ - テフ - ライコムギ - 小麦(デュラム小麦 - パン小麦) - マコモ
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米 |
粒状
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シトギ・飯・粥・ぼたもち・あくまき・強飯・粽・きりたんぽ・五平餅・煎餅・あられ・おこし・ピラフ
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粉状
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落雁・白玉・ムーチー・チェガオ・クイティアオ・ビーフン・サラッド
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雑穀 |
粒状
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ぜんざい・栃餅
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粉状
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団子・チェガオ・ソバ・軽羹・ハルサメ・ロティ・トルティーヤ・パーパド
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麦 |
粉状
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湯餅・饅頭・チャパティ・パン・月餅・ピッツァ・ドーナツ・油条・ピロシキ・サモサ・焼餅
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 野菜用アマランサス(Amaranthus spp.)の沖縄県における生育特性および品質の系統間差異
- 大城 正信,赤嶺 光 [他],ホサイン モハメド アムザド,仲村 一郎,玉城 政信,野瀬 昭博
- 日本作物学会紀事 84(1), 69-77, 2015
- … 沖縄県での栽培に適した野菜用アマランサス系統を選定するために,南・東南アジアから導入した乾物生産の高い系統,バングラデシュ由来の3系統(バングラデシュ;BB,BCおよびバングラデシュレッド;BR),インド由来の1系統(インディアベンガル;IB),ベトナム由来の1系統(V),台湾由来の1系統(TW)と国内で種子販売されているバイアムトリカラー(BT)の7系統について調査した.BB,BC,BRおよびIB系統は生 …
- NAID 130004829748
- アマランサス属 (Amaranthus spp.) による放射性セシウムの ファイトレメディエーション効果
- 大潟 直樹,藤田 敏郎,加藤 晶子
- 日本作物学会紀事 84(1), 9-16, 2015
- … 3年に渡りアマランサスを現地栽培試験し,植物体の放射性セシウム濃度および乾物重を計測し,ファイトレメディエーションの可能性を検討した.アマランサスの放射性セシウム濃度は3カ年ともに対照としたケナフより明らかに高かったが,アマランサス内の種間差は認められなかった.また,田圃場と畑圃場では,田圃場で栽培したアマランサスの放射性 …
- NAID 130004829736
Related Links
- アマランサス(学名: Amaranthus)はヒユ科ヒユ属(アマランサス属)の総称。アマランス 。ヒユ(莧、A. tricolor)の仲間であるが、形態は多様である。和名に「ケイトウ(鶏頭)」を 含む種も多いが、ケイトウ (Celosia argentea) は同科別属である。 ギリシャ語の ...
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★リンクテーブル★
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アマランサス、ハゲイトウ、マランサス属、Amaranthus属
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- ラ
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- アマランサス、ハゲイトウ、アマランサス属
[★]
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- Amaranthus
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- 英
- amaranth plant、amaranth
- 関
- アマランサス
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[★]
- 英
- flax、Linum usitatissimum
- 関
- 亜麻、亜麻仁、アマ属