- 英
- aprepitant
- 商
- イメンド Emend、プロイメンド
- 関
- 鎮吐薬
- 選択的ニューロキニン1(NK1)受容体拮抗型制吐剤
- 制吐薬;NK-1拮抗
参考
- http://medical.radionikkei.jp/suzuken/final/091224html/index.html
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 東京慈恵会医科大学附属第三病院におけるアプレピタントの適正使用に関する後方視的研究 (第112回成医会第三支部例会)
- 榊 景子,伊藤 あゆみ,齊藤 加奈,堀田 麻乃,室伏 孔樹,桝 茂典,赤石 和久,村上 敏明
- 東京慈恵会医科大学雑誌 128(4), 153-153, 2013-07-15
- NAID 120005323339
- P1-2-6 婦人科がんのTC療法に対するNK1受容体拮抗薬アプレピタントの効果検討(中間報告)(Group 2 悪性腫瘍全般・治療・再発1,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第65回学術講演会)
- 前原 都,夏秋 伸平,河邉 麗美,勝田 隆博,中山 直美,伊東 裕子,近藤 晴彦,植田 多恵子,城田 京子,宮本 新吾
- 日本産科婦人科學會雜誌 65(2), 536, 2013-02-01
- NAID 110009638348
- P1-2-5 CINV危険因子に与えるアプレピタントの影響(Group 2 悪性腫瘍全般・治療・再発1,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第65回学術講演会)
- 永井 景,古川 直人,大野 澄美玲,佐々木 義和,重光 愛子,棚瀬 康仁,春田 祥治,金山 清二,川口 龍二,吉田 昭三,大井 豪一,小林 浩
- 日本産科婦人科學會雜誌 65(2), 535, 2013-02-01
- NAID 110009638347
Related Links
- 2009年10月16日、制吐薬のアプレピタント(商品名:イメンドカプセル125mg、同80mg 、同セット)が製造承認を取得した。適応は「抗悪性腫瘍薬(シスプラチン等)投与に伴う 消化器症状(悪心、嘔吐)で遅発期を含む」であり、他の制吐薬と併用することが前提と ...
- イメンドとは?アプレピタントの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イメンドカプセル125mg
組成
成分・含量(1カプセル中)
添加物
- ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、精製白糖、結晶セルロース(粒)
カプセルにゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄、酸化チタンを含有する。
剤 形
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- ピモジド投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)(遅発期を含む)
- 本剤は強い悪心、嘔吐が生じる抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)の投与の場合に限り使用すること。(「臨床成績」の項参照)
- **他の制吐剤との併用において、通常、成人及び12歳以上の小児にはアプレピタントとして抗悪性腫瘍剤投与1日目は125mgを、2日目以降は80mgを1日1回、経口投与する。
- **がん化学療法の各コースにおいて、本剤の投与期間は3日間を目安とすること。また、成人では5日間を超えて、12歳以上の小児では3日間を超えて本剤を投与した際の有効性及び安全性は確立していない。(「臨床成績」の項参照)
- 本剤は、原則としてコルチコステロイド及び5-HT3受容体拮抗型制吐剤と併用して使用すること。(「臨床成績」の項参照)なお、併用するコルチコステロイド及び5-HT3受容体拮抗型制吐剤の用法・用量については、各々の薬剤の添付文書等、最新の情報を参考にし、投与すること。ただし、コルチコステロイドの用量については、本剤とコルチコステロイドの薬物相互作用を考慮して適宜減量すること。(「相互作用」、「薬物動態」及び「臨床成績」の項参照)
- 本剤は、抗悪性腫瘍剤の投与1時間〜1時間30分前に投与し、2日目以降は午前中に投与すること。
慎重投与
- 重度の肝障害患者〔主として肝で代謝されるため、血中濃度が過度に上昇するおそれがある。また、重度肝機能不全(Child-Pughスコア>9)患者での使用経験はない。(「薬物動態」の項参照)〕
重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群、頻度不明※)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
穿孔性十二指腸潰瘍
- 穿孔性十二指腸潰瘍(頻度不明※)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー反応
- アナフィラキシー反応(頻度不明※)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、全身発疹、潮紅、血管浮腫、呼吸困難等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
作用機序・薬理作用
- 本剤は選択的ニューロキニン1(NK1)受容体拮抗型制吐剤である。
ニューロキニン1(NK1)受容体拮抗作用(in vitro)
NK1受容体に対する親和性
- チャイニーズハムスター卵巣由来細胞株に発現させたヒトNK1受容体に対する125I-サブスタンスPの結合を阻害し、そのIC50値は0.1nmol/L、Kd値は86pmol/L(Hill係数=1.1)であった。23)
各種NK受容体作動薬誘発反応に対する作用
- サブスタンスP-O-メチルエステル(NK1受容体作動薬)誘発回腸縦走筋収縮に対し拮抗作用を示し、そのKa値は0.09±0.02nmol/L(n=3)であった。一方、(Nle10)-ニューロキニンA〔4-10〕(NK2受容体作動薬)誘発による気管収縮、及びセンクタイド(NK3受容体作動薬)誘発による上頸神経節脱分極反応に対し、1μmol/Lの濃度において作用を示さなかった。23)
シスプラチン誘発嘔吐抑制作用
シスプラチン誘発嘔吐反応に対する作用
- シスプラチンで誘発した雄フェレットの嘔吐反応を誘発4時間後まで観察した。シスプラチン投与3分前に静脈内投与あるいは1時間前に経口投与することにより、本剤は嘔吐反応を用量依存的に抑制し、静脈内投与では1mg/kg以上の用量で、また経口投与では3mg/kgの用量で嘔吐反応をほぼ完全に抑制した。24)
シスプラチン誘発急性並びに遅発性嘔吐反応に対する作用
- シスプラチンで誘発した雄フェレットの急性嘔吐反応(誘発24時間まで)並びに遅発性嘔吐反応(誘発24時間以後72時間まで)を観察した。シスプラチン投与2時間前に経口投与することにより、本剤は初回嘔吐反応発現までの時間を延長するとともに嘔吐回数を抑制し、16mg/kgの用量で急性及び遅発性嘔吐反応をほぼ完全に抑制した。24)
シスプラチン誘発嘔吐反応に対するデキサメタゾン及びオンダンセトロン(5-HT3受容体拮抗型制吐剤)との併用効果
- 本剤0.1mg/kg静脈内投与と、デキサメタゾン20mg/kg静脈内投与あるいはオンダンセトロン0.1mg/kg静脈内投与との併用により、シスプラチン投与後に観察される雄フェレットのレッチング及び嘔吐回数は減少し、それぞれの単独投与よりも低値を示した。24)
アポモルヒネ及びモルヒネ誘発嘔吐抑制作用
- フェレットにおけるアポモルヒネあるいはモルヒネ皮下投与誘発の中枢性嘔吐反応を、本剤は3mg/kg単回経口投与で抑制した。25)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 5-{[(2R,3S)-2-{(1R)-1-[3,5-Bis(trifluoromethyl)phenyl]ethoxy}-3-(4-fluorophenyl)morpholin-4-yl]methyl}-1,2-dihydro-3H-1,2,4-triazol-3-one
分子式
分子量
性 状
- 本品は白色〜灰白色の粉末であり、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、アセトニトリルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- fosaprepitant
- 化
- ホスアプレピタントメグルミン fosaprepitant dimeglumine
- 商
- プロイメンド
- 関
- 鎮吐薬。その他の消化器官用薬
- 選択的ニューロキニン1(NK1)受容体拮抗型制吐剤
[★]
ホスアプレピタント