- 英
- adipic acid、adipate
- 関
- アジピン酸塩
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/07/29 05:04:13」(JST)
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アジピン酸 |
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
124-04-9 |
KEGG |
D08839 |
|
特性 |
化学式 |
C6H10O4 |
モル質量 |
146.14 |
外観 |
無色粉末 |
密度 |
1.36, 固体 |
融点 |
152
|
沸点 |
338
|
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アジピン酸(アジピンさん、adipic acid)は構造式 HOOC–(CH2)4–COOH、分子量146.14 のジカルボン酸。IUPAC命名法ではヘキサン二酸 (hexanedioic acid) と表される。無臭の無色結晶性粉末で、融点は 152 ℃、沸点は 338 ℃。CAS登録番号は [124-04-9]。
水への溶解度は、15 ℃において 1.4 g/100 mL と小さく、エーテルにも難溶。アセトンには可溶であり、エタノールには易溶。加熱により分解して吉草酸などを生じる。酸解離定数は、pKa1 = 4.42, pKa2 = 5.42 である。
製法
シクロヘキサンを酸化することによって得ることができる。古くより、シクロヘキサンをまずシクロヘキサノール、シクロヘキサノンとしてから、硝酸酸化でアジピン酸とする方法がとられてきた。アジポニトリルの加水分解でも得られる。
用途
ヘキサメチレンジアミンと共に 6,6-ナイロンの原料として工業的に重要とされる。 共に6,6-ナイロンの原料となるヘキサメチレンジアミンは、アジピン酸からアジポアミド、アジポニトリルを経由して得られる。
また、オキソアルコールとのエステル化で得られるアジピン酸エステルは、可塑剤として用いられる。
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- 硝酸の工業的製法と環境対策(基礎化学品製造の実際と高校での教育実践)
- 基礎化学品製造の実際と高校での教育実践 アジピン酸の工業的合成とその利用
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ヒビスコール液A
組成
- ヒビスコール液A 100mL中
クロルヘキシジングルコン酸塩 0.2g含有
添加物としてアジピン酸ジイソブチル、アラントイン、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル、エタノールを含有する。
禁忌
クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
膣、膀胱、口腔等の粘膜面
- 〔クロルヘキシジン製剤の前期部位への使用により、ショック症状(初期症状:悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等)の発現が報告されている。〕
損傷皮膚及び粘膜
- 〔エタノールを含有するので、損傷皮膚及び粘膜への使用により刺激作用を有する。〕
効能または効果
効能・効果
慎重投与
薬物過敏症の既往歴のある者
喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴のある者
重大な副作用
ショック
0.1%未満
- ショック(0.1%未満)があらわれることがあるので観察を十分に行い、悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等が現れた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
ヒビスコール液Aの殺菌力試験1)
- ヒビスコール液Aにつき、石炭酸係数測定法に準拠する方法で各2回試験した。(薬効薬理の表参照)
グローブジュース準拠法による有効性2) 3)
- 2医療施設において、健康人の男女成人を対象として、ヒビスコール液Aを約3〜4mL手にとり試験した結果、その有効性が認められた。
改良Kelsey-Sykes法による有効性4)
- ヒビスコール液Aにつき、対照薬剤として市販の0.2%クロルヘキシジングルコン酸塩エタノール製剤を用い比較した結果、両薬剤の殺菌効果は同等であった。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
アジピン酸、アジピン酸塩
- 関
- adipic acid
[★]
アジピン酸
- 関
- adipate
[★]
- 英
- aminoadipic acid、aminoadipate
- 関
- アミノアジピン酸塩
[★]
- 英
- adipate ester, adipic acid ester
- 関
- アジピン酸
[★]
- 英
- adipate
- 関
- アジピン酸
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- 英
- α-aminoadipic acidemia
[★]
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- 関
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