あざらし肢症
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/11 16:46:46」(JST)
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アザラシ肢症(アザラシししょう、phocomelia)とは、特徴的な四肢の長骨がない、または短く、手または足が直接胴体についているため、アザラシのように見えることから名付けられた先天性疾患の1つ。
その他、内臓の配置異常等の広範囲の異常を引き起こしているものもある。原因としてはさまざまなものがあると考えられるが、1950年代後半(日本では1960年代前半)に大量発症した事例は、サリドマイドによる薬害が指摘されている。極端な場合は、無肢症とも呼ばれる。
目次
- 1 原因
- 1.1 サリドマイドによる大量発症
- 1.2 その他の原因
- 2 アザラシ肢症を取り扱った作品
- 3 脚注
原因
サリドマイドによる大量発症
1950年代後半から1960年代前半に大量発症した事例は、抗てんかん薬として使用されていたサリドマイドが、つわりや不眠症の治療薬として用いられていたが、妊婦が妊娠初期に服用することによる副作用である催奇性により、胎児に影響が出たものとされている。[1] [2]
その他の原因
当先天性疾患は、サリドマイドの発明以前から報告がなされているが、サリドマイド以外の原因についてはいまだ解明されていない。
アザラシ肢症を取り扱った作品
- 「典子は今」 - 松山善三,高峰秀子著 全国書誌番号82000834 (1981年のドキュメンタリー映画化原作)
- 白井のり子 -「典子44歳いま、伝えたい『典子は、今』あれから25年」 2006年、ISBN 978-4-334-97501-2
- 栢森良二 -「サリドマイド物語」1997年、ISBN 978-4-263-23310-8
脚注
- ^ 参考文献[1] 日本臨床血液学会 医薬品等適正使用評価委員会,多発性骨髄腫に対する サリドマイドの適正使用ガイドライン,p5-6
- ^ 参考文献[2]医学用語辞典
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- phocomelia
- 同
- アザラシ肢症、海豹肢症、アザラシ肢状奇形、あざらし肢状奇形
- 関
- サリドマイド。サリドマイド胎芽病、サリドマイド児、半肢症
[show details]
[★]
- 英
- thalidomide embryopathy
- 同
- アザラシ肢症 海豹肢症 phocomelia、ビーデマン症候群 Wiedemann-Syndrom、ビーデマン・レンツ症候群 Wiedemann-Lenz Syndrom, Dysmelie Syndrom
- 関
- サリドマイド
[★]
- 英
- sirenomelia, mermaid malformation
- 同
- 人魚症候群 mermaid syndrome
- 関
- アザラシ肢症、奇肢症、無肢症、半肢症
[★]
- 英
- ectromelia、peromelia
- 関
- アザラシ肢症、無肢症、半肢症、肢欠損奇形、人魚体奇形
[★]
- 英
- hemimelia
- 関
- アザラシ肢症、奇肢症、無肢症、半肢、人魚体奇形
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- earless seal、phocine
- 関
- アザラシジステンパーウイルス