高プロラクチン血症
病因
高プロラクチン血症をきたす病態
- IMD.933
- 視床下部下垂体茎障害:視床下部で産生されたドパミンが下垂体に輸送されない、あるいはドパミンが産生されないことによる
- 胸壁並びに神経路の刺激性障害:吸入刺激と同様の神経調節経路によると考えられる
- 原発性甲状腺機能低下症 ← TRHはプロラクチン産生↑
- 多嚢胞性卵巣症候群
- 薬物
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- ドパミンの産生を低下させる薬物
分類
- 日中正常で、夜間のみ高プロラクチン血症を呈するもの
病態生理
- SP.890
- 過剰のプロラクチン →
- 1. → (乳腺)乳汁漏出、男性でも乳房肥大
- 2. → GnRHの産生・放出を抑制 → 性腺機能低下 → 性腺ホルモン分泌低下 → 性欲低下、(女性)排卵・月経周期の異常、(男性)精子産生の異常
症状
- HIM.2205
- 男性:性欲減退、不妊、失明(視神経の圧迫があれば)。ゴナドトロピンの抑制により、テストステロンの低下、インポテンス、精子減少をきたす。長期間ゴナドトロピンの低下が持続すれば、骨減少症、筋肉量の減少、ヒゲの成長速度減少がみられる。
- 女性:無月経、乳汁漏出(80%の症例)、不妊。
検査
- ゴナドトロピン低値(FSH, LSH抑制)
治療
薬物療法
- ブロモクリプチン:ドパミン受容体作動薬