腫瘍崩壊症候群
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概念
- 腫瘍性疾患において化学療法を施行した後、腫瘍細胞の崩壊により細胞内成分が血液内に流入することにより生じる病態。
- 高尿酸血症、高カリウム血症、高リン血症、低カルシウム血症、高乳酸血症(乳酸アシドーシス)を呈する。
- 高乳酸血症をきたすのは腫瘍細胞もっぱら解糖系でエネルギーを産生するためか?(NADHの再生とピルビン酸の処理のために乳酸が産生される?)
- 白血病や悪性リンパ腫の治療の過程で起こりうる。すなわち、化学療法や放射線療法により腫瘍細胞が壊死に至った際、腫瘍細胞から核酸、尿酸、カリウム、リンが血液中に放出される。糸球体を通過した尿酸が尿細管内で結晶化し尿路を閉塞し急性腎障害を来すといわれている。
- 急性腎不全を来しやすいために尿量を保ち尿のアルカリ化を計るなどする。