UpToDate Contents
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- 1. 成人における肺炎マイコプラズマ感染症 mycoplasma pneumoniae infection in adults
- 2. 小児における肺炎の入院治療 inpatient treatment of pneumonia in children
- 3. 小児におけるマイコプラズマ肺炎感染 mycoplasma pneumoniae infection in children
- 4. フルオロキノロン類 fluoroquinolones
- 5. 成人における市中肺炎に対する診断的アプローチ diagnostic approach to community acquired pneumonia in adults
Japanese Journal
- M. pneumoniae 感染症の疫学における特徴
- 見理 剛
- 日本マイコプラズマ学会雑誌 = Japanese Journal of Mycoplasmology 27, 20-24, 2000-12-31
- NAID 10013033526
- 原発性異型肺炎患者発生の傾向分析--感染症のサ-ベイランスに関する研究-4-
- 実成 文彦
- 岡山大学教育学部研究集録 (56), p7-15, 1981-01
- NAID 40000322046
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- 原発性異型肺炎 ... 症状, <1>せき：激しい <2>上気道炎症 <3>疲労感 <4>タン： 1． 少量、 2．粘稠、 3．膿性orサビ色。 ◎小児は少ない。 診断, 1．罹患部に一致して軽度 濁音 2．乾湿ラ音：軽度. 検査, 1．寒冷凝集反応 2．マイコプラズマ検出 3．補体結合 反応.
- マイコプラズマ肺炎（非定型肺炎） ... 原発性異型肺炎」「寒冷凝集素症」「肺炎」「くすり 情報」. マイコプラズマ 肺炎, 病原体は「肺炎マイコプラズマ」というウイルスと細菌の 中間の微生物。 気管支で増殖し、炎症を引き起こす。感染すると高熱が出て乾いた咳が 長く ...
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★リンクテーブル★
| リンク元 | 「非定型肺炎」「PAP」「原発性非定型性肺炎」 |
| 関連記事 | 「肺炎」「異型」「原発」「原発性」「異型肺炎」 |
「非定型肺炎」
定義
- 細菌が検出できない肺炎の総称
特徴
- 胸部X線画像で、陰影が淡く、両側性、skip lesionなどが非定型的であり、βラクタム薬が無効であることが特徴
病因
- マイコプラズマ、クラミジア、リケッチア、ウイルス(RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス)による肺炎
- レジオネラも含める？
症状
- 乾性咳嗽、発熱
検査所見
- 胸部X線画像：間質性陰影 →普通の肺炎では影は見られない
診断
細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別
- 1. 年齢60歳未満
- 2. 基礎疾患がない、あるいは軽微
- 3. 頑固な咳がある
- 4. 胸部聴診所見が乏しい
- 5. 痰がない、あるいは、迅速診断法で原因菌が証明されない
- 6. 末梢血白血球数が10,000/uL未満である
上記6項目を使用した場合
- 4項目以上合致：非定型肺炎疑い
- 3項目以下：細菌性肺炎疑い
- (感度：77.9%、特異度：93.0%)
上記の1.-5.までの5項目を使用した場合
- 3項目以上合致：非定型肺炎疑い
- 2項目以下：細菌性肺炎疑い
- (感度：83.9%、特異度：87.0%)
「PAP」
- 肺動脈圧 pulmonary artery pressure
- 前立腺酸性フォスファターゼ prostatic acid phosphatase
- 原発性異型肺炎 primary atypical pneumonia
- 肺胞蛋白症 pulmonary alveolar proteinosis
「原発性非定型性肺炎」
「肺炎」
- 英
- pneumonia pneumonitis
- 関
疫学
- 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
- 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
- 死亡者の95%以上が高齢者である。
- 年代と病原体
| 乳児 | RSウイルス | インフルエンザウイルス | 肺炎球菌 | インフルエンザ菌 | |
| 小児 | RSウイルス | インフルエンザウイルス | 肺炎球菌 | クラミジア・ニューモニエ | マイコプラズマ・ニューモニエ |
| 青年期 | 肺炎球菌 | インフルエンザ菌 | マイコプラズマ・ニューモニエ | ||
| 成人 | 肺炎球菌 | インフルエンザ菌 | |||
| 高齢者 | 肺炎球菌 | インフルエンザ菌 | レジオネラ・ニューモニエ | インフルエンザウイルス |
日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対，2002 年)
- ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
| 年齢階級 | 総数 | 15～ | 25～ | 35～ | 45～ | 55～ | 65～ | 75～ | 85～ | 90～ | |
| 19 | 29 | 39 | 49 | 59 | 69 | 79 | 89 | ||||
| 受療率 | 外来 | 6 | 3 | 4 | 3 | 3 | 6 | 7 | 14 | 21 | 21 |
| 入院 | 19 | 2 | 3 | 2 | 3 | 7 | 21 | 86 | 309 | 489 | |
| 死亡率 | 男性 | 76.4 | 0.5 | 0.5 | 1.5 | 4.6 | 15.2 | 69.2 | 339 | 2087 | 4317 |
| 女性 | 62.7 | 0.3 | 0.5 | 0.9 | 1.9 | 5.6 | 22.4 | 144 | 934 | 2291 | |
| 総数 | 69.4 | 0.4 | 0.5 | 1.2 | 3.2 | 10.3 | 44.6 | 249 | 1291 | 2787 |
分類
発症の場
- 市中肺炎：上気道のウイルス感染後に多い。
- 起炎菌：肺炎球菌(最多)、インフルエンザ菌、マイコプラズマ、クラミジア・ニューモニエ
- 院内肺炎：入院後48時間以降に発症
- 起炎菌：グラム陰性桿菌(緑膿菌、クレブシエラ、大腸菌)、メシチリン耐性黄色ブドウ球菌、真菌、Pneumocystis jirovecii、サイトメガロウイルス
原因
病理
- 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
- 間質性肺炎は、肺の実質や間質に炎症が存在
肺炎の比較
- 肺炎球菌性肺炎：発熱、咳嗽、喀痰。大葉性肺炎となることが多く、区域性に濃い浸潤影を示す。
- マイコプラズマ肺炎：発熱、強い咳嗽
- ニューモシスチス肺炎：発熱、乾性咳嗽、呼吸困難。びまん性スリガラス影
- 肺アスペルギルス症：肺アスペルスギローマ、侵襲性肺アスペルギルス症、慢性壊死性肺アスペルギルス症
ガイドライン
- 1. 成人市中肺炎診療ガイドライン
「異型」
- 英
- atypism、atypical、variant、off-type、meta
- 関
- オフ型、異なる、非定型、非定型性、非定型的、変異、変異株、変異体、変種、メタ、変異形、バリアント、アティピア atypia、異型性
「原発」
「原発性」
- 他の病気の結果として起こる病気ではなく、その病気自体が原因となる疾患を示す