キアリ・フロンメル症候群
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Japanese Journal
- Chiari-Frommel症候群 (症候群1982--概念の変遷とその今日的意義--内分泌・栄養・代謝)
- 分娩後にみられた乳汁漏出-無月経症候群(Chiari-Frommel症候群)に対するBromocriptineによる治験例
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- プロラクチノーマ; フォーブス・アルブライト症候群 Forbes-Albright syndrome. キアリ・ フロンメル症候群 Chiari-Frommel syndrome. 分娩後に発症する、原発性高 プロラクチン血症をいう。 分娩後の乳汁漏出・無月経・卵巣および子宮の萎縮を三主徴 となす。
- 下垂体前葉機能低下症. Kallmann症候群 / Laurence-Moon-Biedl症候群 / Prader- Willi症候群 / Frohlich症候群 / Chiari-Frommel症候群 / Sheehan症候群 / リンパ球性 下垂体炎. 概念; 下垂体前葉の70%以内の破壊ではほとんど無症状(←予備能が 大きい ...
★リンクテーブル★
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- 17歳の男子。二次性徴の遅れが気になり来院した。12歳の時、トルコ鞍上に進展する径5cmの頭蓋咽頭腫の摘出術を受けた。再発はないが、術後1年ころから肥満傾向が出現し、徐々に高度になってきた。恥毛を認めない。精巣サイズは左右とも長径1cmである。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A047]←[国試_096]→[096A049]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102I010]←[国試_102]→[102I012]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100B056]←[国試_100]→[100B058]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102I023]←[国試_102]→[102I025]
[★]
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- ☆case30 無月経
- ■症例
- 23歳 女性 女優
- 主訴:無月経
- 現病歴:5ヶ月前からの無月経である。初経は13歳で、これまで月経周期は整であった。食欲はあると言っているが昨年から(over the pas year)体重が8kg減少した。
- 嗜好品:アルコール10 unit/week(缶ビール(350ml)6本弱本/週)。
- 既往歴:なし
- 社会歴:現在は無職。
- 服用薬:なし
- 生活歴:一年前、彼氏と別れた。
- 身体所見 examination
- 四肢と殿部の筋肉が喪失。身長1.7m、体重41kg、BMI 13.7(標準的:20< <24)。頬、首、前腕で毛が過剰に生えている。脈拍52/分。血圧96 /60 mmHg
- 検査所見 investigations
- ECG
- 血液生化学
- K↓, Cl↓, HCO3-↑, Cre↓, Alb(保たれているのか・・・)
- 問診(S)
- 5ヶ月前からの無月経
- 昨年から8kg体重が減少。
- 無職
- 1年前に彼氏と別れた
- 身体所見(O)
- 四肢と殿部の筋肉が喪失。
- 身長1.7m
- 体重41kg
- BMI 13.666666666666666
- 頬、首、前腕で毛が過剰に生えている。
- 脈拍52/分
- 血圧96/60 mmHg
- 検査(O)
- K↓, Cl↓, HCO3-↑, Cre↓
- ・なにをすべきか?
- ・無月経の鑑別診断?
- ・体重減少の原因
- ■診断
- 神経性食思不振症, anorexia nervosa, AN
- ■要点
- ・嘔吐 → H+,Cl-喪失。
- ・減少した血漿量 → アルドステロン分泌亢進 → 尿細管ではナトリウム保持、カリウム分泌、(本来分泌されるべき)H+の枯渇
- ・アルカローシス(血中:Cl-低値、HCO3-高値。尿:Cl-低値、K+高値)
- ・尿中のCl-:<10mmol/day:嘔吐していることを暗示(imply vomitting)。高値:利尿剤の乱用
- ・anorexia nervosaで見られる検査値もチェックしておこう
- ・LH, FSH, エストロゲンは低値
- ■key points
- ・神経性食思不振症は若年女性の中で無月経の主要な原因である。
- ・低カリウム性代謝性アルカローシスは特徴的な代謝異常
- ・神経性食思不振症は利尿剤や下剤の濫用と結びついていることがある。
- ■参考文献
- DIF Differential Diagnosis in Primary Care Fourth Edition版 Lippincott Williams & Wilkins
- ■major cases of secondary amenorrhea
- ・視床下部、下垂体の疾患:ex. 下垂体機能低下症、高プロラクチン血症
- ・性腺不全:ex. 自己免疫性卵巣不全、多能性卵巣
- ・副腎不全:ex. クッシング病
- ・甲状腺疾患:ex. [甲状腺機能低下症]]、甲状腺機能亢進症
- ・重症慢性疾患:ex. 癌、慢性腎不全
- □アルコールのunit
- 1 unit = 10 ml of ethanol
- 350ml アルコール5% → 350x0.05/10=1.75 unit
- ■glossary
- buttock
- n. 殿部、尻。船尾
- interrelate
- vi. 相互関係を持つ(有する)
- vt. 相互に関係(関連)づける
- contract
- v. 収縮する
- lanugo
- n. 毳毛、うぶ毛
[★]
- 英
- amenorrhea
- 関
- 月経 menorrhea、月経異常
発症時期による分類
原因による分類
検査
-
[★]
- 英
- hyperprolactinemia
- 関
- プロラクチン
病因
高プロラクチン血症をきたす病態
- IMD.933
- 視床下部下垂体茎障害:視床下部で産生されたドパミンが下垂体に輸送されない、あるいはドパミンが産生されないことによる
-
-
分類
- 日中正常で、夜間のみ高プロラクチン血症を呈するもの
病態生理
- SP.890
- 1. → (乳腺)乳汁漏出、男性でも乳房肥大
- 2. → GnRHの産生・放出を抑制 → 性腺機能低下 → 性腺ホルモン分泌低下 → 性欲低下、(女性)排卵・月経周期の異常、(男性)精子産生の異常
症状
- HIM.2205
- 男性:性欲減退、不妊、失明(視神経の圧迫があれば)。ゴナドトロピンの抑制により、テストステロンの低下、インポテンス、精子減少をきたす。長期間ゴナドトロピンの低下が持続すれば、骨減少症、筋肉量の減少、ヒゲの成長速度減少がみられる。
- 女性:無月経、乳汁漏出(80%の症例)、不妊。
検査
治療
薬物療法
国試
[★]
- 英
- hypothalamic amenorrhea
- 同
- 間脳性無月経 diencephalic amenorrhea
分類
-
[★]
- 英
- Chiari-Frommel syndrome
- 同
- キアリ-フロンメル症候群、Chiari-Frommel症候群、フロンメル-キアリ症候群 Frommel-Chiari syndrome
- 関
- 乳汁漏出・無月経症候群
国試
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候