食道括約筋

出典: meddic

esophageal sphincter (M)


  1. 上部食道括約筋
  2. 下部食道括約筋
esophageal sphincter

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和文文献

  • GERD--六君子湯 (特集 明日の診療に漢方をいかす--西洋医学と漢方医学の融合) -- (日常診療でまず使ってみたい漢方ベストチョイス15)
  • 富永 和作,藤原 靖弘,荒川 哲男
  • 診断と治療 99(5), 771-776, 2011-05
  • NAID 40018849007
  • 輪状咽頭アカラシア(cricopharyngeal achalasia)の1小児例
  • 大割 貢,小角 卓也,大植 孝治,太田 善夫,米倉 竹夫,福澤 正洋
  • 日本小児外科学会雑誌 46(4), 765-769, 2010-06-20
  • … する.患児は2歳男児.1歳4か月頃より徐々に経口摂取量低下,体重増加減少及び唾液の流涎を認め,経腸栄養剤を少量摂取するのみとなった.上部消化管造影では造影剤は咽頭部に貯留し,食道内圧測定では上部食道括約筋(UES)圧が約300mmHgと極めて高値を示した.食道pHモニターは正常であった.輪状咽頭アカラシアと診断し,肥厚した輪状咽頭筋の部分切除術を施行した.その際8mmの内視鏡を挿入することにより輪状咽頭筋の位置 …
  • NAID 110007657528

関連リンク

下部食道括約筋 は、食道と胃のつなぎ目(噴門部)にある筋肉で、食べた物を飲み込む時には、ゆるんで食道から胃に食べ物が落ちるようにし、それ以外の時は、食道をしめて、胃の内容物が逆流しないようにしています 。… 続きを読む ...
また、食道の上端と下端にはそれぞれ上部食道括約筋、下部食道括約筋と呼ばれる括約筋があり、食物が逆流することを防いでいます。 医療関係者の皆様へのご案内 弊社では患者様向け ...
食道の蠕動(ぜんどう)運動(前進を伴う収縮運動)が障害され、下部食道括約筋 (かつやくきん)(胃に近い部分の食道の筋肉)が十分に開かなくなり、食物の通過障害や食道の拡張がおこります。 粘膜や筋肉に異常はなく、中年で ...

関連画像

下の図をご覧下さい。下部食道括約筋の働き下部食道括約筋下部食道括約筋の緩みによる 食道のしくみ医療関係者の皆様へのご案内


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関連記事食道」「括約筋

嚥下」

  [★]

swallowing, deglution (SP)
deglutitio
飲み込み
嚥下反射


  • 嚥下の第1相は随意的
  • 嚥下の第2,3相は多シナプス反射により起こる。
  • 多シナプス反射
  • 嚥下の中枢は延髄

嚥下の相 (also see SP.719)

  • 1. 口腔相(第1期) 随意的
  • 2. 咽頭相(第2期) 反射
  • 食塊→咽頭壁、軟口蓋刺激→延髄嚥下中枢による反射
  • 咽頭相中、呼吸停止(嚥下性無呼吸)
開口部  閉鎖する構造 
鼻腔   舌      
口腔   軟口蓋    
気道   喉頭蓋    
咽頭   -
  • 3. 食道相(第3期) 反射
  • 食道括約筋が関与する

食道括約筋 (also see SP.720)

  • 下部食道2/3を占める平滑筋
  • LESは収縮し、胃からの逆流を防ぐ
  • 迷走神経支配(背側運動核、アセチルコリン作動性)
Auerbach神経叢の節後ニューロン(アセチルコリン作動性(興奮性)、NO,VIP作動性(抑制性))

臨床関連

  • 腹圧↑→胃が胸腔内に嵌入→
  • 食道下部のAuerbach神経叢細胞の消失および変性→食道下部の蠕動(-)、LESの反射性弛緩(-)→口側食道の拡張→嚥下障害、無胆汁性嘔吐、逆流性食道炎


下部食道括約筋」

  [★]

lower esophageal sphincter, LES
上部食道括約筋食道括約筋食道


LES圧

LESS圧低下の原因

  • 非特異性
  • 膠原病
  • 内分泌性
  • 医原性
  • 食物、嗜好品

臨床関連

  • LES圧が高い状態
  • LES圧が低い状態


上部食道括約筋」

  [★]

upper esophageal sphincter, UES
下部食道括約筋食道括約筋食道


食道」

  [★]

esophagus (Z)
消化器系



解剖

  • 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
  • L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る

部位区分

SSUR.456
    O:食道入口部 esophageal orifice
Ce: 頚部食道 cervical esophagus    
  S: 胸骨上縁 margin of the sternum
Te: 胸部食道 thoracic esophagus Ut: 胸部上部食道 upper thoracic esophagus    
   
Mt: 胸部中部食道 middle thoracic esophagus B: 気管分岐部下縁 tracheal bifurcation
 
Lt: 胸部下部食道 lower thoracic esophagus  
  D: 横隔膜 diaphragm
  H: 食道裂孔 esophageal hiatus
Ae: 腹部食道 abdominal esophagus  
    EGJ: 食道胃接合部 esophagogastric junction

生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)

  • 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
    • 切歯から15cm
    • 食道の上端で、咽頭に連なる部位
    • 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
  • 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
    • 切歯から25cm
    • 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
  • 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
    • 切歯から38-40cm
    • 下部で横隔膜を貫く部位

運動 (SP.720)

部位 名称 筋肉 神経 運動性 シナプスする構造 最終的な伝達物質 運動
上部1/3 上食道括約部 UES 横紋筋 舌咽神経迷走神経(疑核) 随意性 運動終板のアセチルコリン受容体 アセチルコリン 弛緩
平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内コリン作動性運動神経
下端部 下食道括約部 LES 平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内非アドレナリン作動性抑制運動神経 NO, VIP 弛緩
交感神経 平滑筋α受容体 アドレナリン 収縮

組織

  • 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
  • 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい

食道の上皮と上皮下の組織

      層構造 1 2 3 4 5 6
      器官 単層扁平上皮 単層立方上皮 単層円柱上皮 角化重層扁平上皮 非角化重層扁平上皮 上皮表層の構成細胞 粘膜固有層 腺の構成細胞 粘膜筋板 粘膜下組織
(大抵、粗結合組織)
筋層 漿膜(結合組織+単層扁平上皮)
外膜(結合組織のみ)
      食道           食道噴門腺
(咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
粘液細胞
(スムーズに食べ物を流す)
縱層
(縦走筋のみ)
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム) 内輪筋層
外縱筋層
(食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
外膜(横隔膜まで)
漿膜

臨床関連

  • 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
  • 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)



括約筋」

  [★]

sphincter muscle, sphincter
musculus sphincter





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