錐体外路症状

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extrapyramidal symptom
錐体外路徴候 extrapyramidal sign

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/06 08:17:53」(JST)

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和文文献

  • 持続硬膜外麻酔を用いた漏斗胸術後疼痛にて錐体外路症状を来たした1例
  • 稲村 幸雄 [他]
  • 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 85(4), 339-342, 2011-12-25
  • … これらはドロペリドールの副作用による錐体外路症状の急性ジストニアとパーキンソン徴候と考えられた。 …
  • NAID 110008452476
  • Perospironeへの切り替えが統合失調症の精神症状,心理社会的機能,錐体外路症状を改善する--22例の後方視的検討
  • 安部 博史,長友 慶子,安藤 一博 [他]
  • 精神科 18(4), 489-494, 2011-04
  • NAID 40018787964

関連リンク

錐体外路症状(すいたいがいろしょうじょう、英語: extrapyramidal symptom)は、大脳 基底核が主として関与する神経学的症状である。錐体外路症候群とも呼ばれる。頭文字 をとってEPSと略す場合がある。
錐体外路障害(すいたいがいろしょうがい、英語:extrapyramidal tract disorder)とは、 運動神経線維(ニューロン)の遠心性経路で錐体路以外の経路(錐体外路)の障害の こと。多くは不随意運動を呈する。 「錐体外路」という呼称は歴史的な経緯によるもので ...

関連画像

http://images.amazon.com/images/I/417VrCOL 資料 抗 精神病 薬 の 身体 51tuwU547FL._SL500_AA300_.jpg錐体外路症状 ・ Extrapyramidal 運動症状抗 精神病 薬 に よって 体 の


★リンクテーブル★
国試過去問099A055」「103D027」「105G069
リンク元テイ・サックス病」「100Cases 55」「フェノチアジン」「クロルプロマジン」「クロザピン
関連記事錐体」「錐体外路」「症状

099A055」

  [★]

  • 12歳の男児。半年前から、ボーッとして横になっていることが多くなり、家に引きこもるようになったため、母親に連れられて来院した。2歳時に麻疹に感染したという。診察時に、傾眠傾向にあり、ときおり右の上下肢にミオクローヌスを認める。脳波検査で周期性同期性放電を認める。髄液検査で、蛋白濃度の軽度上昇、麻疹ウイルス抗体価の上昇およびIgGの増加を認める。
  • この疾患でみられないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099A054]←[国試_099]→[099A056

103D027」

  [★]

  • 22歳の男性。発言にまとまりがないことを主訴に父親に伴われて来院した。視野に入る事物に関連付け「私は石だ、神をつくることができる」と言い、奇妙な姿勢のままブツブツとしゃべり続けた。しゃべっていたかと思うと、全く質問に答えず、身じろぎもせず一点をじっと見つめる状態となった。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103D026]←[国試_103]→[103D028

105G069」

  [★]

  • 統合失調症治療薬の副作用で最も出現頻度が高いのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 105G068]←[国試_105]→[105I001

テイ・サックス病」

  [★]

Tay-Sachs disease
テイ-サックス病、(国試)Tay-Sachs病
βヘキソサミニダーゼA欠損症 β-hexosaminidase A deficiency、家族性黒内障性白痴 amaurotic familial idiocy, AFI

GM2ガングリオシドーシスI型 GM2 gangliosidosis type I

リソソーム蓄積症スフィンゴ脂質蓄積症サンドホフ病スフィンゴリピドーシスガングリオシドスフィンゴ脂質
  • first aid step1 2006 p.99

概念

  • 家族性黒内障白痴のinfantile form。
  • 乳児期に発病し、重度の精神運動発達遅延を呈する
視力障害、精神運動発育遅延、筋トーヌス亢進、球麻痺、小脳失調などが進行し、痙攣発作などをきたし、除脳硬直に至って死亡する。
  • 黄斑部にチェリーレッドスポットが出現
  • βヘキソサミニダーゼαサブユニット遺伝子(15q23-24)の異常によるβヘキソサミニダーゼAの欠損症

病因

病型

  • 乳児型GM2-ガングリオシドーシス(古典的テイ-サックス病)、家族性黒内障性白痴
  • 若年型GM2-ガングリオシドーシス
  • 慢性・成人型GM2-ガングリオシドーシス

臨床病型 (PED.311)

  乳児型 若年型 慢性・成人型
発症年齢 3-5ヶ月 2-10歳 様々
経過 2-4歳で死亡 15歳頃までに死亡 様々
中枢神経症状 発達遅滞・退行
精神症状
錐体路症状
錐体外路症状
失調症状
痙攣
眼底所見 cherry red spot ±

疫学

遺伝形式

病変形成&病理

症状

  • 精神遅滞、盲目、muscular weakness、生後3年以内の死亡
progressive neurodegeneration, developmental delay, cherry-red spot, lysozymes with onion skin

診断

検査

治療

  • 根治療法無し

予後

  • 3歳くらいまでに死亡

予防

100Cases 55」

  [★]

ヒントタイトルに騙されるな!
45歳 女性
主訴肺炎
現病歴過去6ヶ月の間、咳、発熱、および膿性痰をともなう3回のエピソードがあった。このうち1回のエピソードでは、右側の胸膜炎性胸痛があった。一連エピソードgeneral practitioner外来治療していた。これらのエピソードに加え、5年間嚥下困難既往がある。嚥下困難最初中等度であったが、だんだんと増悪している。食べ物が胸骨後部の下方に刺さる様だと言っている。どういう固形物であってもこのような症状がでる。体重過去2ヶ月で5kg減少した。嚥下困難は食事中に改善することがあるようだ。最近、形のはっきりとした食物嘔吐する問題を抱えている。
 3年前外来施行した上部消化管内視鏡では問題は認められなかった。器質的問題がないことが保証されたが、症状はひどくなってきた。排尿障害はない。便秘傾向があるが、最近少し悪くなってきた。
既往歴:無し
家族歴:無し
社会歴:10年前まで4年間アメリカ合衆国の北西の沿岸部にすんでいた。店員として働いている。
嗜好歴:喫煙なし。飲酒は週に5units以下。
服用薬:
身体所見 examination
 やせて見える。右の肺底部crackleを認める。心血管系消化器系、およびそのほかの臓器系に異常を認めない。
検査所見 investigations
 胸部単純X線写真(供覧)
問題
 診断名は?
 どうやって診断をつけるの?
答え
 噴門部アカラシア
嚥下障害の鑑別疾患
DIF.125
嚥下というのは喉頭咽頭食道機能で、1)機械的閉塞(ex. 腫瘍)、2)生理的閉塞(ex. 偽球麻痺)により機能障害される。
機械的閉塞 喉頭咽頭、あるいは食道自体の内的な疾患と周辺臓器の外的な疾患を考える。VINDICATEが有効。
V vascular 大動脈瘤、心拡大
I inflammatory 喉頭炎扁桃炎食道炎縦隔炎。 infection シャーガス病
N neoplasm 食道と気管の癌腫(carcinoma)、縦隔の皮様嚢腫
D degenerative and deficiency Plummer-Vinson syndrome(鉄欠乏性貧血)
I intoxication アルカリ狭窄(lye stricture)
C congenital and acquired 食道閉鎖症(esophageal atresia)、食道憩室
A autoimmune 強皮症
T trauma 食道破裂
E endocrine 甲状腺腫大(endemic goiter(風土病としての甲状腺腫)、グレーブス病)
生理的閉塞 神経から筋肉にいたるまでの障害であり、この経路を想像しながら鑑別を上げていく。
1. end organ 緊張性ジストロフィー、皮膚筋炎アカラシアびまん性食道痙攣
2. 神経筋接合部 重症筋無力症
3. 下位運動ニューロン 急性灰白髄炎ジフテリア性神経炎、脳幹における感染症もしくは腫瘍
4. 上位運動ニューロン 偽性球麻痺(脳梗塞脳塞栓脳出血多発性硬化症認知症、びまん性脳動脈硬化症)、パーキンソン病や他の錐体外路症状を呈する疾患

フェノチアジン」

  [★]

phenothiazine
フェノチアジン系


概念

  • 主として強い鎮静、睡眠作用を必要とする場合に使う
  • ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断作用が強いので、錐体外路症状は少ない。
  • 末梢性コリン作用による副作用が生じやすい
  • アドレナリンα1受容体を遮断するため鎮静、催眠作用が強く、興奮や不眠を示す患者によい。

作用機序

  伝達物質 局在
A15 ドーパミン 嗅球糸球体周囲細胞
A14 視床下部前部
A13 不確帯
A12 弓状核(漏斗核)
A11 視床下部後部
A10 中脳腹側被蓋野
A9 黒質緻密部
A8 赤核後核

薬理作用

クロルプロマジン」

  [★]

chlorpromazine, CPZ
塩酸クロルプロマジン
コントミンウインタミン、Thorazine、ベゲタミン-A配合
精神神経用剤

特徴

  • 抗ヒスタミン薬の開発の過程で見いだされた
  • 統合失調症患者に強い鎮静、睡眠作用を必要とする場合に使う

構造

作用機序

錐体外路症状は少ない。末梢性抗コリン作用による副作用が生じやすい
→鎮静、催眠作用:強。興奮や不眠を示す患者によい。

薬理作用 (SPC.193)

  • 鎮静作用(ノルアドレナリンが関与)
  • 抗幻覚・抗妄想作用(ドーパミンが関与)
  • 感情の安定化
  • 賦活作用(セロトニンが関与)

動態

適応

注意

禁忌

副作用 (SPC.193)

  • 抗コリン作用(口渇、かすみ目、便秘、尿閉、発汗減少)
  • α-ブロック作用(頻脈、起立性低血圧、射精障害)
  • 内分泌作用
  • 体温調節以上
  • けいれん誘発
  • 錐体外路症状

末梢

  • 抗ヒスタミン作用
  • 抗セロトニン作用
  • 局所麻酔作用

相互作用

クロザピン」

  [★]

clozapine
Clozaril CLOZARIL
クロザリル
抗精神病薬精神神経用剤
  • first aid step1 2006 p.207,370

特徴

  • 1990年にアメリカで最初に認可、発売された非定形型抗精神病薬。
  • 錐体外路症状を惹起しない。プロラクチンの分泌を昂進させない。定型抗精神病薬に反応不良な症例にも有効
  • 副作用のため、日本では臨床応用されていない。

薬理作用

  • block 5-HT2 receptor and dopamine receptor
  • 抗dopamine作用:弱い
  • 抗D4受容体の選択的アゴニスト

副作用


錐体」

  [★]


側頭骨の錐体

pyramid (KH)
pyramis



延髄の錐体、延髄錐体

pyramis
  • 図:N.108
  • 錐体の高まりの下層に縦走する白い神経線維の束が存在し、これが錐体束である。
  • 延髄の前正中裂と前外側溝に挟まれた高まり


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


網膜の錐体

cone, cone cell, retinal cone
conus
錐状体
網膜桿状体 桿体 杆体



錐体外路」

  [★]

extrapyramidal tract
tractus extrapyramidalis
錐体路movement disorderextrapyramidal system



  • 錐体外路症候群は、大脳基底核から始まる錐体路以外の下行性伝達経路が傷害されることで生じると考えられてきた。
  • 大脳基底核からの下行性の線維はわずかであり、ほとんどが大脳皮質に投射する
  • 従って、錐体外路という概念は正しくない



症状」

  [★]

symptom, presentationmanifestationpathology
出現症候所見徴候提示発現病態病態学病徴病理病理学現れること発表顕在化プレゼンテーション顕性化





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