銀線動脈

出典: meddic

silver-wire artery
網膜高血圧性網膜症



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和文文献

  • 眼底所見からみた老年者の予後:7年半後の成績
  • 柴田 茂男
  • 日本老年医学会雑誌 8(6), 314-322, 1971
  • … の症例589例 (男186例, 平均年令73.7才, 女403例, 平均年令75.7才) について, 昭和37年12月から昭和45年6月までの7年半にわたって老年者の予後を, 眼底所見を中心として追跡調査し次の成績を得た.1) 高血圧性眼底所見といわれている狭細, 口径不同, 出血と白斑は60才以上の老年者においても症例は少ないが変動しうる.2) 動脈硬化性眼底所見といわれている反射, 交叉現象および銀線動脈・白線動脈では変動が認められなかった. …
  • NAID 130003653271
  • 脳卒中に関する基礎的研究 (第3報):眼底所見と網膜動脈の病理組織学的所見ならびに脳事故との関係について
  • 柴田 茂男
  • 日本老年医学会雑誌 5(5), 392-401, 1968
  • … このさい比較検討に用いた眼底所見は網膜動脈の狭細, 反射, 口径不同, 交叉現象, 銀線動脈および白線動脈, 出血および白斑であり, 眼底分類としては Keith-Wagener 分類と Scheie 分類を一部改変した分類を用い, 次の成績をえた.1) 網膜動脈の中膜肥厚と関係のある眼底所見は狭細ならびに網膜出血である.2) 網膜動脈の中膜膠原化と関係のある眼底所見は反射, 狭細および交叉現象である.3) K. …
  • NAID 130003653212
  • 蛍光撮影法よりみた高血圧性網膜病変
  • 溝部 あきら
  • 日本老年医学会雑誌 3(2), 197-204, 1966
  • … しかし, 銅線動脈, 銀線動脈と動脈硬化がすすむに従って両者の間に差が著明となる. …
  • NAID 130003444249

関連リンク

銀線動脈や、その関連情報についてまとめたページ。ネットでの調査結果を元に、情報をまとめています。 ... 動脈硬化性の変化としては、動脈の反射が高まる、静脈が太くなる蛇行だこうする、動脈と静脈が交差する部で静脈が ...
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関連画像

cotton wool patch図1図2hard exudate図5copper wire artery


★リンクテーブル★
先読み網膜
リンク元100Cases 79」「高血圧性網膜症」「シャイエ分類
関連記事動脈

網膜」

  [★]

retina
眼球



  • 図:SP.275,

組織学

  • 10層よりなる (SP.275)
構造 細胞体
脈絡膜
網膜
1 色素上皮層   色素上皮細胞 pigment epithelium cell
2 杆体錐体層 rod and cone layer    
3 外境界膜      
4 外顆粒層 outer nuclear layer 視細胞 photoreceptor
5 外網状層 outer plexiform layer    
6 内顆粒層 inner nuclear layer 双極細胞 bipolar cell
水平細胞 horizontal cell
アマクリン細胞 amacrine cell
7 内網状層 inner plexiform layer    
8 神経節細胞層 ganglion cell layer 神経節細胞 ganglion cell
9 神経線維層 optic nerve fiber layer    
10 内境界膜      
  • 視細胞層(外顆粒層)には以下の細胞が存在


臨床関連


100Cases 79」

  [★]

☆case79 混乱
79歳 女性
主訴:混乱
現病歴:5年前より高血圧診断され薬物で加療中であった。混乱がひどくなってきたと訴え娘と来院。娘の話では3週間前より混乱の症状が始まっており、以前認知機能問題は無かった。患者食欲減退頭痛筋痙攣(muscle cramp)も訴えていた。高血圧治療診断時よりアテノロール服用していたが四肢冷感をうったえて2ヶ月前に中止ベンドロフルメチアジド1日2.5mgに切り替え特に問題なかった。
生活歴:単身であり、近くに娘が住んでいる。
嗜好歴:飲酒、喫煙共に無し。
服用薬:服用薬無し。近所の薬品屋で購入したビタミン剤は飲んでいる。
身体所見 examination
 皮膚ツルゴール正常脈拍 80/分、整。血圧 146/90 mmHg頚静脈圧正常。異常心音認めず。末梢の浮腫無し。呼吸器系消化器系異常なし。abbreviated mental test scoreは6/10。時間場所見当識無し。局所神経症状無し。眼底銀線動脈arteriovenous nippingを認める。乳頭浮腫は認めない。
検査所見 investigations
 低ナトリウム血症軽度低カリウム血症クレアチニン軽度低下、尿浸透圧低下。
問診(S)
 混乱(程度次第重度に)
 食欲減退
 頭痛
 筋痙攣
 高血圧
 アテノロール服用(5年前より2ヶ月前まで。服用により四肢が出る)中止後、ベンドロフルメチアジド服用
身体所見(O)
 高血圧(146/90mmg) → Japan基準だとI度高血圧(YN.C-162)
 abbreviated mental test score: 6/10 → 認知症/譫妄疑い
 眼底silver-wiringarteriovenous nippingを認め乳頭浮腫を認めない (YN.C-165)
 (陰性所見)
 ツルゴール正常 → 脱水否定
 高血圧以外の循環器疾患否定的?、呼吸器消化器系正常らしい
 場所にと時間に関する見当識がないのでJCSだと2
 局所神経症状なし → 中枢神経系疾患は考えづらい?
検査(O)
 低ナトリウム血症軽度低カリウム血症クレアチニン軽度低下、尿浸透圧低下。
----------------
チアジド系利尿薬
 ・副作用は?
  低カリウム血症耐糖能低下高尿酸血症高カリウム血症アルカローシスGFR↓。(YN.C-62)
 ・禁忌は?
  無尿腎不全糖尿病高脂血症。(YN.C-62)
 ・特徴(医学用語辞典より)
  ・降圧利尿薬として本態性高血圧症に対する第一選択薬の1つとして用いられる。
  ・有効率が高いこと、至適用量の個人差が少ないこと、効果の発現が緩徐で過度の降圧を来さないことなどの利点を有している。
 ・ベンドロフルメチアジド bendroflumethiazide
  チアジド系利尿薬の一種
アテノロール(YN.C-64)
 ・β1選択性β遮断薬。
 ・心臓のβ1受容体に選択的に作用し、本態性高血圧症狭心症頻脈性不整脈に対して有用性が認められている。
■学習事項
 ・混乱(confusion)をきたす疾患を鑑別してみよう
■abbreviated mental test score (en wikipediaより)
 ・1972年にHodkinsonが老人の認知症の可能性について、迅速に評価できる手法として紹介。
 ・認知症以外にも、混乱や認知機能障害の評価にも使われている。
 ・10の項目があって、答えられると1点。6点以下でdelirium(譫妄)やdementia(認知症)が疑われる。
 ・年齢、今何時、住所を覚えてもらい最後に聞く、今何年、病院名/家の住所、二人の人の認知、誕生日、世界大戦が始まった年、現在の王?の名前、20から1までカウントダウン
診断
 利尿薬による低ナトリウム血症
  利尿剤による低ナトリウム血症治療開始後2,3週間以内に起こりやすい。
  NSAID服用している老年女性に多い(NSAIDは水の排泄を抑制)
   メカニズム?:NSAIDはプロスタグランジンの生成を阻害 → レニン分泌↓ → 輸出細動脈は拡張したまま → GFR低下 → 水の排泄がうまくいかないのだろうか。
■血漿浸透圧を計算してみよう
 2 x ([Na+] + [K+]) + [urea] + [glucose] [単位:mOsmol/kg]
低ナトリウム血症(YN.D-138)

高血圧性網膜症」

  [★]

hypertensive retinopathy
retinopathia hypertonica
高血圧網膜症
シャイエ分類。(高血圧性眼底高血圧眼底。高血圧性網膜症の概念の中だが、より軽度なもの?)
[show details]


概念

  • 高血圧により網膜細動脈にもたらされた変化により生じる網膜の病的変化
  • 網膜細動脈は狭細化と口径不同となり、網膜の循環障害により、出血、網膜浮腫、綿花状白斑、硬性白斑がもたらされる。

分類 (SOP.131)

  • 高血圧による眼底変化は二軸に分類される。
  • 1. 動脈硬化性変化:∝高血圧の期間
  • 2. 高血圧性変化 :∝高血圧の重症度

1. 動脈硬化性変化(SOP.132)

  • 網膜における細動脈の硬化性変化のことである。
  • 高血圧により血管壁が肥厚して透明性を失う結果、血管壁の反射が変化する
  • 肉眼所見における変化
  • (血管壁反射の亢進) → 銅線化(銅線動脈) → 銀線化(銀線動脈)
  • 細動脈硬化により硬化した動脈周囲の不透明化、静脈の圧排、軸方向の伸張
  • 組織学的変化:内皮・弾力線維・結合織の増殖、内膜の硝子様変性

2. 高血圧性変化(SOP.132)

  • 血圧上昇が緩徐:細動脈の狭小化 ∝ 血圧。走行は直線的。
  • 血圧上昇が急激:血管の拡張。走行は蛇行屈曲 → 細動脈の太さが不均一 → 毛細血管前動脈の閉塞による綿花様白斑、透過性亢進による出血・浮腫・硬性白斑 → 乳頭浮腫
  • 血圧上昇が高度で急激(急性腎炎、妊娠高血圧):(網膜)細動脈の線維素性壊死を生じ、細動脈の口径不同・網膜浮腫・綿花様白斑、出血、乳頭浮腫、星状白斑。(脈絡膜)血管攣縮 → 毛細血管前菜動脈の閉塞 → 網膜色素上皮の壊死

高血圧眼底と細動脈硬化の程度分類(SOP.132)

キース・ワグナー分類 Keith-Wagener分類

  • 0群:正常
  • I群:わずかな血管腔狭小化・動脈硬化
  • II群:銅線動脈交叉現象
  • III群:口径不動・軟性白斑・星状斑、そのほか滲出物・網膜浮腫・様々の形の出血。
  • IV群:乳頭浮腫
I群・II群:慢性高血圧 or 本態性高血圧
III群・IV群:急性に著しく血圧上昇が起こったときなどに

シャイエ分類 Scheie分類

細動脈硬化(S)

  • I度:動脈壁反射亢進、交叉現象軽度
  • II度:反射亢進がより著明、交叉現象中等度
  • III度:銅線動脈、交叉現象著明
  • IV度:銀線動脈

高血圧性変化(H)

  • I度:わずかの細動脈細小を認めるもの
  • II度:細動脈に口径動脈が加わる
  • III度:出血・白斑が加わる
  • IV度:乳頭浮腫



シャイエ分類」

  [★]

Scheie's classification, Scheie classification
Scheie分類
高血圧性網膜症


高血圧眼底と細動脈硬化の程度分類(SOP.132)

シャイエ分類 Scheie分類

細動脈硬化(S)

  • I度:動脈壁反射亢進、交叉現象軽度
  • II度:反射亢進がより著明、交叉現象中等度
  • III度:銅線動脈、交叉現象著明
  • IV度:銀線動脈

高血圧性変化(H)

  • I度:わずかの細動脈細小を認めるもの
  • II度:細動脈に口径動脈が加わる
  • III度:出血・白斑が加わる
  • IV度:乳頭浮腫


動脈」

  [★]

artery (Z)
arteria
静脈





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