線条体

出典: meddic

corpus striatum (N,B), striatum (KL), striate body
新線条体
淡蒼球=古線条体大脳基底核




解剖

機能

  • 大脳皮質-基底核ループを構成
大脳皮質と黒質から入力を受けて出力を淡蒼球と黒質とに送り、視床を介して大脳皮質に戻る回路

線維連絡

入力線維

出力線維


疾患関連


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/01 21:35:19」(JST)

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和文文献

  • Premium Edition 症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで パーキンソン病 : 重症度と合併症を考慮しLドーパとドパミンアゴニストを調節
  • 近藤 智善
  • 日経ドラッグインフォメーションpremium (169), PE13-16, 2011-11
  • …  パーキンソン病は、脳の線条体のうち、運動機能と密接に関わる被殻に分布するドパミン神経が変性し、振戦、筋固縮、無動、姿勢調節障害が出現する進行性の疾患である。 …
  • NAID 40019060073
  • 経過中にカタトニア症状を認めた前頭側頭型認知症の1症例 (特集 症状性を含む器質性精神障害の症例)
  • 桑野 信貴,早川 宏平,實松 寛晋 [他]
  • 臨床精神医学 40(10), 1287-1295, 2011-10
  • NAID 40019022603
  • マウス大脳基底核線条体GABAニューロンにおける自発カルシウム濃度変化
  • 菊地 琴美,小山内 実,田村 篤史,柳川 右千夫,森 一生,八尾 寛
  • 電気学会研究会資料. MBE, 医用・生体工学研究会 2011(112), 71-73, 2011-09-20
  • NAID 10029663126

関連リンク

線条体(せんじょうたい striatum)は、終脳の皮質下構造であり、大脳基底核の主要な構成要素のひとつである。線条体は運動機能への関与が最もよく知られているが、意思決定などその他の神経過程にも関わると考えられている。
「線条体」とは - 終脳の皮質下構造であり、大脳基底核の主要な構成要素のひとつ。 運動機能への関与が最もよく知られているが、意思決定などその他の認知過程にも関わると考えられている。線条体を構成するニューロ...
デジタル大辞泉 線条体の用語解説 - 大脳基底核の一部で、神経細胞が集合し、錐体(すいたい)外路の中枢をなす部位。筋緊張の調整に関与するといわれる。

関連画像

図2:黒質―線条体ドーパミン 図 5 人間 の 精神 活動 認知 Striatum_small.gif図 1 脳 内 セロトニン 神経 パーキンソン病患者さんの脳黒質と大脳基底核との神経経路


★リンクテーブル★
先読み大脳基底核
国試過去問087D009」「108B009
リンク元セロトニン受容体」「ハンチントン病」「尾状核」「GABA受容体」「ドーパミン作動性ニューロン
拡張検索線条体黒質変性症」「外側線条体動脈」「線条体投射ニューロン」「下視床線条体静脈」「上視床線条体静脈
関連記事

大脳基底核」

  [★]

basal ganglion, (pl.)basal ganglia, cerebral basal nuclei (KL)
nuclei basales
大脳核 nuclei cerebri基底核 basal nucleus



  • 参考:PT.112, SP.381

解剖

機能

  • 大脳皮質とともに運動計画、運動開始、作業手順に関係している。
  • 連続運動の相対強度や方向を制御する。
  • 目的に沿って多くの運動を並列的に遂行させたり、遂行の順序を決めることによって、大の皮質による複雑なパターンの筋運動の企画と制御を助ける。
  • 運動の学習、特に運動手続きの学習と記憶に重要な役割を果たす。

大脳基底核の回路

  • 入力
  • 出力

直接路 (SP.376)

間接路 (SP.377)

障害

  • ある種の不随運動を抑制できない。
  • 急速な随意運動が実行不能となる。



087D009」

  [★]

  • 64歳の女性。1年前に脳卒中発作が起き、その後、右顔面と右上肢とに自発痛としびれ感とが持続するので来院した。眼球運動は正常。右上下肢に軽度の筋力低下と腱反射亢進とを認める。手指を広げて上肢前方水平挙上位をとらせると、右手指が不随意に、緩徐に動く。右顔面と見議場使途に表在感覚低下を認める。
  • 予想される障害部位はどれ
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]

108B009」

  [★]

  • 脳の前額断面写真 (別冊 No. 1)を別に示す。長方形で囲まれた部位はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108B008]←[国試_108]→[108B010

セロトニン受容体」

  [★]

serotonin receptor
5-HT受容体
セロトニン


セロトニン受容体 (GOO.300)

サブタイプ シグナル 局在 機能 生体反応 選択的作動薬 選択的阻害薬
5-HT1A AC縫線核
海馬
自己受容体   8-OH-DPAT
tandospirone
 
5-HT1B AC鉤状回
黒質
自己受容体      
5-HT1C AC脳血管 血管収縮      
5-HT1D AC皮質
線条体
-   sumatriptan  
5-HT1E AC脳および末梢 -      
5-HT2A PLC血小板
平滑筋
大脳皮質
血小板凝集
収縮
神経興奮
  α-methtl-5-HT, DOI スピペロン
ketanserin
5-HT2B PLC胃底 収縮   α-methtl-5-HT, DOI  
5-HT2C PLC脈絡叢 -   α-methtl-5-HT, DOI  
5-HT3 ion channel 末梢神経 神経興奮   2-methyl-5-HT ondansetron
tropisetron
腸神経細胞 嘔吐
最後野
5-HT4 AC胃腸管 神経興奮   renzapride  
海馬 認知
5-HT5A AC         
5-HT5B ? 海馬      
5-HT6 AC線条体      
5-HT7 AC脳下垂体
小腸
     
  • 5-HT3受容体はリガンドの結合により開閉してNa+, K+の等価に関わる。ニコチン性受容体に似ている。(GOO.299)

セロトニン受容体

  • 5-HT1A
  • リガンドの結合に共役してK+チャネルを開口→過分極→電位依存性カルシウムチャネルを抑制
  • 脳幹縫線核、に局在
鎮静作用をしめすセロトニン作動性ニューロンが存在
  • somatodendritic 5-HT1A autoreceptors descrease raphe cell fireing when activated by 5-HT released from axon collaterals of the same or adjacent neurons. (GOO.301)
  • 5-HT1B
  • 5-HT1C
  • 5-HT1D
  • 5-HT1E
  • 5-HT2A
  • 5-HT2B
  • 5-HT2C
  • 5-HT5A
  • 5-HT5B
  • 5-HT6受容体
  • 5-HT7受容体


ハンチントン病」

  [★]

Huntington disease
ハンチントン舞踏病 Huntington chorea Huntington's chorea
錐体外路症候群大脳基底核疾患

概念

疫学

  • (有病率?)欧米では4-8/10万人、日本では1/10万人 (HBN.971)
  • 発病する家系の20-50歳で発症。(他の文献では30-40歳代)
  • 25-45歳で発症。有病率は2-8人/10万人。(HIM.2561)

病因

  • 第4染色体短腕(4p15)に座乗するハンチントン遺伝子のエキソンに存在するCAGリピートの異常反復。正常では7~34回。ハンチントン病では36回以上

遺伝

病理

  • 線条体(特に尾状核)・大脳皮質(特に前頭葉・側頭葉)の萎縮  →  尾状核の萎縮は不随意運動大脳皮質の萎縮は認知症に繋がるのであろう
  • 小型のニューロンの脱落が大型のニューロンに先行している。GABA作動性ニューロンの脱落が顕著である。線維性のグリオーシスが他の疾患で見られるニューロン脱落後のそれよりも顕著。線条体の変性とmotor symptomsの間には相関が見られる。皮質や線条体ニューロンでは核内にユビキチン化されたハンチントン蛋白の封入体が認められる。(BPT.895)

症状

診断

  • リピート数の異常伸長


検査

CT

  • 側脳室の外側に存在する尾状核の萎縮により側脳室の拡大が認められる。


MRI

  • FLAIRでは尾状核と被殻に異常な高信号が認められる。


治療

HIM.2562

予後

  • 発症後10-20年で感染症、窒息(嚥下困難)で死亡する(YN.J-122)

参考

  • 1. CT
[display]http://www.mypacs.net/cases/HUNTINGTONS-DISEASE-12726430.html
  • 2. ハンチントン病 - 難病情報センター
http://www.nanbyou.or.jp/entry/318
  • 3. 認定基準 - 難病情報センター
http://www.nanbyou.or.jp/upload_files/092_s.pdf




尾状核」

  [★]

caudate nucleus (B)
nucleus caudatus
大脳基底核線条体レンズ核



発生学的に同一の灰白質から発生するが、内包の発達により被殻尾状核が分断される。被殻尾状核との間には線条の灰白質連絡が残るため、これらを合わせて線条体と呼ぶ (KL.753)

ニューロン

GABAとアセチルコリンのバランスが重要 → くずれると錐体外路症候群(パーキンソン病、パーキン粗にズム)
  • GABA作動性ニューロン
  • アセチルコリン作動性ニューロン
線条体内の伝達に用いられる?

大脳皮質・大脳基底核ループ回路

入力

出力



GABA受容体」

  [★]

GABA receptor
γ-アミノ酪酸受容体 γ-aminobutyric acid receptor
GABA受容体

生理

  • 抑制性神経伝達物質
  • グルタミン酸 Gluから生合成
  • GABAが受容体に結合すると細胞内にClが流入
  • GABAはBBBを通過しない
  • 局在性:大脳基底核線条体など

種類

イオンチャネル型。5量体。開口によりCl-が流入→電位依存性Ca2+の開口抑制など
ベンゾジアゼピン系薬物、バルビツール酸系薬物、エタノールが作用
7回膜貫通型
Gタンパク共役型受容体。Gi/o
①K+の流入↑
②Ca2+流入抑制
  • GABAC受容体
網膜双極細胞のイオンチャネル型受容体



ドーパミン作動性ニューロン」

  [★]

dopaminergic neuron
ドパミンニューロンドーパミンニューロンドパミン神経ドーパミン神経ドパミン作働性ニューロンドーパミン作働性ニューロンドパミン作動性ニューロン
ドーパミン
[show details]

概念

ドーパミン受容体


線条体黒質変性症」

  [★]

striatonigral degeneration, SND
多系統萎縮症

概念

脊髄小脳変性症との関係

多系統萎縮症

  小脳失調 自律神経症状 錐体外路症状
オリーブ橋小脳萎縮症 OPCA MSA-C
Shy-Drager症候群 SDS
線条体黒質変性症 SND MSA-P

症状

  • 錐体外路症状、錐体路症状、小脳症状(企図振戦、小脳失調性歩行)、自律神経障害

検査

  • MRI
  • T2FLAIR:両側被殻にスリット状の低信号
[show details]

治療

  • 薬物療法(ドパミンアゴニスト)に抵抗性。

国試



外側線条体動脈」

  [★]

lateral striate artery
[[]]



線条体投射ニューロン」

  [★]

striatal projection neurons
線条体


下視床線条体静脈」

  [★]

venae thalamostriatae inferiores


上視床線条体静脈」

  [★]

vena thalamostriata superior


体」

  [★]

body
corpuscorpora
肉体身体本体コーパスボディー





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