甲状腺中毒性心不全

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和文文献

  • 重症甲状腺中毒性心不全の血行動態変化に関する臨床的検討 : 日本循環器学会第142回関東甲信越地方会
  • 上田 美樹,池田 史彦,関口 由紀,小林 俊雄,根岸 耕二,和井内 由充子,高橋 哲夫
  • Japanese circulation journal 57(SupplementIII), 856, 1993-08-20
  • NAID 110002633836

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甲状腺中毒症の原因となる未治療ないしコントロール不良の甲状腺基礎疾患が存在し、 これに何らかの強いストレスが加わった時に、 ... 意識障害を中心とした中枢神経症状、 下痢・嘔吐・黄疸などの消化器症状、心不全を中心とした循環器症状、が特徴的。
TSH分泌亢進症のうちTSH産生腫瘍では、動悸や体重減少などの甲状腺中毒症の 症状が認められる。長期による甲状腺中毒症により心不全や心房細動が認められること もある。 TSH分泌機能低下症のうち先天性の中枢性甲状腺機能低下症の場合、知能 ...

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好発年齢は、 50~70歳 である。甲状腺機能亢進症の 甲状腺腫 の こと 別名 で 甲状腺 中 毒性 う っ 血 心不全


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心不全」

  [★]

heart failure, HF, cardiac failure CF, cardiac insufficiency

定義

  • 心臓のポンプ能が低下しているために、十分な心拍出量が得られない状態を指す (EPT.115)
  • 心筋の機能が低下し、末梢組織の酸素需要量に見合うだけの血液を駆出できなくなった状態。

分類

病期

原因

場所

病態の分類

病期分類

  • No limitation of physical activity. Ordinary physical activity does not cause undue fatigue, palpitation, or dyspnea (shortness of breath).
  • Class II (Mild)
  • Slight limitation of physical activity. Comfortable at rest, but ordinary physical activity results in fatigue, palpitation, or dyspnea.
  • Class III (Moderate)
  • Marked limitation of physical activity. Comfortable at rest, but less than ordinary activity causes fatigue, palpitation, or dyspnea.
  • Class IV (Severe)
  • Unable to carry out any physical activity without discomfort. Symptoms of cardiac insufficiency at rest. If any physical activity is undertaken, discomfort is increased.

原因

  • 虚血性心疾患、弁膜疾患、高血圧精神疾患、心筋虚血の順に多い。(IMD.790)
  • 誘因としては過労、ストレス、感染、心拍数の異常、不整脈、水分・塩分の過剰摂取がある。

増悪因子

  • ストレス
  • 感染症:頻脈→心筋酸素需要↑
  • 貧血 :心拍出量↑
  • 妊娠 :心拍出量↑、体液量↑
  • 甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモン(心臓のカテコラミン受容体増加)の陽性変力効果、陽性変時効果→心筋酸素需要↑
  • 血圧上昇 :圧負荷
  • 頻脈性不整脈:心筋酸素需要↑

table 9.3. 代償されている心不全において症状を誘発させる要因 PHD.240

  • 代謝的需要の増加 → 心筋が十分に収縮できなくなる
  • 発熱
  • 感染症
  • 貧血
  • 頻脈
  • 甲状腺機能亢進症
  • 妊娠
  • 循環血液量の増加 → 前負荷の増加
  • 過剰の塩分摂取
  • 過剰の水分摂取
  • 腎不全
  • 後負荷を増加させる状態
  • コントロールされていない高血圧 ←左心系
  • 肺塞栓症 ← 右心系
  • 心収縮力を低下させる状態
  • 陰性変力作用を持つ薬物
  • 心筋虚血 or 心筋梗塞
  • アルコールの摂取
  • 心不全の薬の飲み忘れ
  • 極端な徐脈

症状

左心不全 右心不全
労作時呼吸困難 経静脈怒張
発作性夜間呼吸困難 肝肥大
起坐呼吸 下腿浮腫
肺水腫 胸水
肺うっ血 腹水
湿性ラ音  
チェーンストークス呼吸

心不全の身体所見 IMD.791改変

  右心不全 左心不全
後方障害 前方障害 後方障害
自覚症状 体重増加 易疲労感 労作時息切れ
食思不振 食思不振 夜間呼吸困難
浮腫 動悸 浅眠
腹満感 乏尿 動悸
他覚症状 浮腫 頻脈 起座呼吸
肝腫大 冷汗 喘鳴
頚静脈怒張 皮膚蒼白 泡沫痰
腹水 チアノーゼ 血痰
黄疸 乏尿・無尿 チアノーゼ
チアノーゼ 血圧低下 肺野ラ音
  不穏 胸水
意識低下  
心臓の身体所見 心拡大、P2亢進 心拡大S3亢進、奔馬調律機械的交互脈僧帽弁閉鎖不全症頻脈、脈圧低下
 
急性期症状 慢性期症状
  • 右心不全での胸水:左心不全の後方障害で起こるが、右心不全でも上大静脈圧上昇により奇静脈系が上昇して胸水貯留を認める
  • the pleural veins drain into both the systemic and pulmonary veous beds.(PHD.243)

治療

参考

  • 1. 急性心不全治療ガイドライン
2006年改訂版:[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_maruyama_h.pdf
2011年改訂版:[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf
  • 2. 慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_matsuzaki_h.pdf




甲状腺」

  [★]

thyroid gland
glandula thyroidea
甲状腺ホルモン副甲状腺(上皮小体)
喉頭
  • 図:N.24(全面の筋),25(全面の筋),70(血管),71(血管)

解剖学

部位

性状

  • 成人の正常重量15-25g、女性の方が少し重い。妊娠中や性周期で重量が変化する。分泌期初期(early secretary phase排卵後2-5日目)には50%も重量が増加する。

大きさ

よくわかる甲状腺疾患のすべて 永井書店 (2004/01) ISBN 481591673X
単位はmm?
  n 峡部 横断厚 横径 縦経(右) 縦経(左)
男性 34 1.8±0.6 18±3.0 48±4.8 49±3.7 49±3.8
女性 16 1.3±0.8 16±2.2 46±3.6 45±6.0 46±3.0

血管

動脈

静脈

神経

声帯を支配する神経が甲状腺の裏側を通過 N.71

画像

  • 超音波検査
  • (高エコー)筋肉>甲状腺>気道(低エコー)  ← 要確認

組織学

濾胞上皮細胞 follicular cell

  • 甲状腺ホルモンを産生、分泌。

C細胞 C cell

  • 成人甲状腺全体の0.1%を占める
  • カルシトニン産生細胞、HEでは判別困難。
  • 銀染色(Glimerius)、免疫組織化学(chromogranin A、synaprophysin, carcitoninなど)により明らかとなる。
  • 電顕では、electron dense な顆粒を有する(神経内分泌顆粒)。

機能

発生

神経支配

  • 上頚部交感神経節、中頚部交感神経節。交感神経神経線維は濾胞近傍に終末し、分泌に影響を及ぼす。

臨床関連

非腫瘍性疾患

  • 1. 遺伝疾患、発達傷害
  • mynocyclineによるblack thyroid:消耗性色素リポフスチンと他の物質(lipid-drug complexによりlysosomeに色素が沈着する)。
  • 4. 感染
  • 5. 自己免疫性甲状腺疾患

腫瘍性疾患 (甲状腺腫瘍)

  • 1. 良性腫瘍
  • a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
  • 2. 悪性腫瘍 悪性腫瘍中の頻度)
  • a) 乳頭癌 papillary carcinoma 88%
  • b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2% 甲状腺濾胞癌 thyroid follicular carcinoma
  • c) 低分化癌 poorly differentiated carcinoma
  • d) 未分化癌 undifferentiated carcinoma 1.5%
  • e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma 1.4%
  • f) 悪性リンパ腫 malignant lymphoma 3.5%


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

分類






中毒」

  [★]

poisoning, intoxication

中毒治療薬一覧

中毒の早期発見のための検査

SUB.403

重金属

有機溶剤

中毒一覧




不全」

  [★]

機能不全、失敗、不十分不全症不足無能無能力弁閉鎖不全弁閉鎖不全症機能不全症

中毒性」

  [★]

toxicintoxicated
毒性有毒




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