溶血

出典: meddic

hemolysis, hematolysis
HELLP syndrome


溶血性疾患 see → OLM.125

溶血と臨床検査

  • 採血した血液の溶血により影響の大きい測定項目はLDHASTである。
  • しかしながら下表によれば、LDH、Fe、酸ホスファターゼ、カリウム、AST、ALTの順に影響が大きいとある。

血清と赤血球の生化学成分の濃度差

LAB.465
成分 単位 血漿 赤血球 赤血球/血漿
クレアチニン mg/dl 1.1 1.8 1.63636363636364
非タンパク性窒素 mg/dl 8 14.4 1.8
Mg mEq/l 2.2 5.5 2.5
非糖性還元物質 mg/dl 8 40 5
ALT IU/l 30 150 5
AST IU/l 25 500 20
カリウム mEq/l 1.1 100 90.9090909090909
酸性ホスファターゼ IU/l 3 200 66.6666666666667
Fe ug/dl 100 9700 97
LDH IU/l 360 58000 161.111111111111
アルギナーゼ IU/l trace 12 >1,000,000


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和文文献

  • 白内障手術にて発症した駆逐性出血の1例
  • 大橋 結香/古谷 達之/森永 将弘/笠置 晶子/内村 英子
  • 東京女子医科大学雑誌 82(E1), E211-E214, 2012-01-31
  • … その後、徐々に眼圧が25から43mmHgまで上昇し、術後のBモード超音波検査で溶血しているのを確認できた。 …
  • NAID 110008767978
  • 4.ビタミンB12欠乏性貧血と溶血性黄疸を呈した短小腸の1例(一般演題,第41回日本小児消化管機能研究会)
  • 加藤 純爾,飯尾 賢治,新美 教弘,田中 修一,毛利 純子
  • 日本小児外科学会雑誌 47(6), 981-982, 2011-10-20
  • NAID 110008790736
  • シェーグレン症候群を背景として自己免疫性血小板減少症および溶血性貧血を伴い, 無顆粒球症に進展した自己免疫性好中球減少症
  • 下地 園子,瀧内 曜子,丸岡 隼人,井上 大地,木村 隆治,森 美奈子,永井 雄也,戸上 勝仁,田端 淑恵,倉田 雅之,松下 章子,永井 謙一,高橋 隆幸
  • 臨床血液 52(7), 535-539, 2011-07-30
  • NAID 10029425941
  • 陰部に発症したA群溶血性連鎖球菌による壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)の1例
  • 越智 敦彦,直井 牧人,江夏 徳寿,藤崎 明,船田 哲,鈴木 康一郎,志賀 直樹,太田 智則,久慈 弘士,細川 直登,岩田 健太郎
  • 日本泌尿器科學會雜誌 102(4), 644-648, 2011-07-20
  • … 内,特にA群溶血性連鎖球菌による壊死性筋膜炎は短時間に敗血症性ショック,多臓器不全から死に至る可能性がある重症感染疾患であり,救命には早期かつ適切な治療(壊死組織のデブリードマンと抗菌薬加療)が要求される.デブリードマンされた組織の鏡検にて連鎖球菌を認めた場合,それがA群溶血性連鎖球菌であるかどうかは,培養結果を待つことなく咽頭用の迅速A群溶血性連鎖球 …
  • NAID 110008688078

関連リンク

溶血溶血していない赤血球の浮遊液(左)は赤く不透明であり、静置すると赤血球が沈ん で(中央)上澄みは無色であることが判る。溶血がおきると(右)液全体が赤色透明に 変化し、時間をおいても沈降は見られない. 溶血(ようけつ)とは、赤血球が破壊される 現象 ...
ウィキペディアは医学的助言を提供しません。免責事項もお読みください。 溶血性貧血( ようけつせいひんけつ、hemolytic anemia)は、赤血球が破壊されて起こる貧血。 赤血球が破壊されることを溶血といい、本症は溶血で起こる貧血なので溶血性貧血 という。

関連画像

慢性溶血は、PNH赤血球が補体の 骨髄不全との関連性300px-Hemolysis.jpgPNHにおいて溶血が引き起こす 溶血血清溶血id:sting:20120102104843j:plain


★リンクテーブル★
国試過去問101E025」「102C018」「102G013」「103G037」「099D081」「108C010
リンク元アンモニア」「間接ビリルビン」「骨髄移植」「hemolysis」「haemolysis
拡張検索β溶血」「血管外溶血」「α溶血性連鎖球菌」「β溶血毒」「血管内溶血
関連記事

101E025」

  [★]

  • 次の文を読み、25~27の問いに答えよ。
  • 42歳の男性。今回初めて会社の健康診断で異常を指摘され来院した。
  • 現病歴: 1年前に管理職に昇任し食事時問が不規則となり、体重が約8kg増加した。
  • 既往歴・家族歴: 特記すべきことはない。
  • 生活歴: 飲酒はビール2,000ml/日を10年間。
  • 現症: 身長172cm、体重80kg。体温36.2℃。脈拍76/分、整。血圧152/91mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。
  • 検査所見: 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血1+、沈渣に赤血球5~10/1視野。
  • 血液所見:赤血球510万、Hb14.5g/dl、Ht46%、白血球7,800、血小板18万。
  • 血清生化学所見:空腹時血糖118mg/dl、HbA1c5.2%(基準4.3~5.8)、総蛋白7.5g/dl、アルブミン4.2g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸9.5mg/dl、総コレステロール240mg/dl、トリグリセライド170mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、AST38IU/I、ALT45IU/l、LDH280IU/l(基準176~353)、ALP120IU/l(基準260以下)、γ-GTP94IU/l(基準8~50)、アミラーゼ136IU/l(基準37~160)、Na 140mEq/l、K4.0mEq/l、Cl 102mEq/l、Ca 10.0mg/dl、P3.2mg/dl。
  • 正しいのはどれか。
  • a. 過去1、2か月の血糖コントロールは不良である。
  • b. 血清Caのアルブミン補正は不要である。
  • c. 血清の外観は乳びである。
  • d. 尿沈渣蓄尿で再検する。
  • e. 溶血検体が疑われる。
[正答]


※国試ナビ4※ 101E024]←[国試_101]→[101E026

102C018」

  [★]

  • 28歳の女性。全身倦怠感と黄疸とを主訴に来院した。幼少時から何度か顔色不良を指摘されたことがあった。兄が貧血と言われたことがある。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄染を認める。第3肋間胸骨左緑に2/6度の収縮期雑音を聴取する。左肋骨弓下に脾の先端を触れる。血液所見:赤血球262万、Hb8.2g/dl、Ht25%、網赤血球7.4%、白血球4,600、血小板17万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dl.アルブミン4.6g/dl,尿素窒素12.0mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl.総コレステロール185mg/dl、総ビリルビン3.8mg/dl.直接ビリルビン0.8mg/dl、AST 78IU/l、ALT 35IU/l、LDH 684IU/l(基準176~353)、ALP220IU/l(基準260以下)。
  • 黄疸の原因として考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102C017]←[国試_102]→[102C019

102G013」

  [★]

  • 検体が溶血を起こしたとき、検査値が大きく変化するのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102G012]←[国試_102]→[102G014

103G037」

  [★]

  • 採血時の溶血によって検査値が最も影響を受けるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103G036]←[国試_103]→[103G038

099D081」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 099D080]←[国試_099]→[099D082

108C010」

  [★]

  • 採血時の溶血によって異常値を示すのはどれか。



[正答]


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アンモニア」

  [★]

ammonia
NH3
オルニチン回路

化学的性質

NH4+(aq) → NH3(aq) + H+
  • pKa=9.25

生体内でのアンモニア

  • pH 7.4の環境下ではアンモニアはNH4+(aq)として存在しているものが多い。

産生部位

  • 腸管:腸内細菌による産生(蛋白質・アミノ酸の分解)、ウレアーゼ産生菌からの産生
  • 筋肉:末梢組織で発生したアンモニア + (キャリアーとしての)グルタミン酸 → グルタミン。血行性に腎臓に移動し、アンモニアに戻され、オルニチン回路に入る。
  • 腎臓:血行性に運ばれた or 原尿として排泄されたグルタミンを材料としてアンモニアが産生されそのまま尿として排泄
  • 肝臓:アミノ酸の分解によるアンモニア産生

産生系路

排泄

  • 肝臓ミトコンドリアでアンモニアと重炭酸イオン、さらにATPよりカルバモイルリン酸が産生され、これとオルチニンが反応してシトルリンとなり、オルニチン回路に入る。ここで、尿素が産生され、血行性に腎臓に輸送され、尿として排泄される。
  • 近位尿細管に存在する上皮細胞内でグルタミンからアンモニアが生成される。アンモニアは分泌されたH+と結合してNH4+のかたちで尿中に排泄される(SP.812)


血中アンモニア濃度を下げる治療

  • ラクツロース、非吸収性抗菌薬(カナマイシン、ネオマイシン)、蛋白摂取制限

臨床検査

基準範囲

  • 血漿アンモニアN 12-66ug/dl
  • 血漿アンモニア 15-80ug/dl

異常値をきたす疾患

LAB.509
  • 先天性
  • 尿酸サイクル酵素欠損症
  • 高オルチニン血症
  • 成人発症シトルリン血症
  • 後天性
  • 重症肝疾患:劇症観念、重症肝硬変、進行肝癌
  • 門脈圧亢進症:肝硬変、特発性門脈圧亢進症、肝外門脈閉塞症、原発性胆汁性肝硬変、日本住血吸虫症、バッド・キアリ症候群
  • その他:尿毒症、ショック、ライ症侯群
  • 薬物:バルプロ酸ナトリウム、鎮静薬など

測定上の注意

LAB.509,510
  • 赤血球と血漿のアンモニア含有比は2.8:1であり、溶血時や血液放置時には正誤差となりうる
  • 放置:血液からCO2が失われるにつれて、蛋白や非アンモニアN化合物からアンモニアが生成する。
 → 凝固剤を用いて採血した場合は直ちに氷冷して血漿分離し、30分以内に測定する!



間接ビリルビン」

  [★]

indirect bilirubin
ビリルビン


  • ポリフィリンが開裂してビリルビンとなるが不溶性であるために、血中ではアルブミンと結合する(これが、間接ビリルビン)。肝臓に運ばれた後、グルクロン酸抱合を受けて水溶性となったビリルビンが直接ビリルビンである。

基準値

  • (HIM A-4)
総ビリルビン 0.3-1.3 mg/dL
直接ビリルビン 0.1-0.4 mg/dL
間接ビリルビン 0.2-0.9 mg/dL

鑑別疾患

  • 0.9-5mg/dl(軽度増加)
  • 5-20mg/dl(中等度増加)
  • 20mg/dl以上(高度増加)
LAB 568
ジェネラリストのための内科外来マニュアル. 384



骨髄移植」

  [★]

bone marrow transplantation BMT
造血幹細胞移植拒絶反応



メモ


hemolysis」

  [★] 溶血

WordNet   license wordnet

「lysis of erythrocytes with the release of hemoglobin」
haemolysis, hematolysis, haematolysis

haemolysis」

  [★]

  • n.
  • 溶血
hemolysishemolytichemolyze

β溶血」

  [★]

β-hemolysis, β hemolysis

first aid step1 2006 p.137


血管外溶血」

  [★]

extravascular hemolysis
血管内溶血


症状

  • 脾腫

検査

治療

  • 脾摘など



α溶血性連鎖球菌」

  [★]

α-hemolytic streptococcus, α-hemolytic streptococci, α streptococcus
α溶血連鎖球菌
連鎖球菌属
[show details]




β溶血毒」

  [★]

β-hemolysin
温冷溶血 hot-cold hemolysis


血管内溶血」

  [★]

intravascular hemolysis
血管外溶血


血」

  [★]

blood, (漢方)blood and body fluid energy
血液血中




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