中心静脈血酸素飽和度

出典: meddic

Scvo2
中心静脈圧 central venous pressure CVP, 混合静脈血酸素飽和度 SvO2


参考

  • [display]http://www.edwards.com/jp/products/presep/venousoximetryoverview.htm?PediaSat=1

UpToDate Contents

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和文文献

  • 臨床経験 目標指向型治療が周術期予後に与える影響
  • 高橋 英督,田川 京子,鈴木 健雄
  • 麻酔 61(10), 1071-1076, 2012-10-00
  • NAID 40019446640
  • 麻酔管理における酸素需給バランス : 動脈圧心拍出量, 中心静脈血酸素飽和度は有用か?
  • 原 哲也,澄川 耕二
  • 日本臨床麻酔学会誌 = The Journal of Japan Society for Clinical Anesthesia 32(5), 765-774, 2012-09-15
  • NAID 10031074215
  • 呼吸器系 : 酸素化の評価 (特集 モニタリングを検証する)

関連リンク

周術期管理において『中心静脈血酸素飽和度 』の重要性を認めた論文です。 http:/し/chestjournal.chestpubs.org/content/132/6/1817.full.html 大腿静脈からは指標として正確でないとの報告もあります http://chestjournal.chestpubs.org ...
中心静脈酸素飽和度(ちゅうしんじょうみゃくさんそほうわど)とは、全身の酸素の需要と供給のバランスを示す指標である。(ScvO2) 特に敗血症の患者に対し、管理・ケアをするために必要な数値指標となる。
今回は、スワン・ガンツカテーテルで測定される混合静脈血酸素飽和度についてお話します。 1.混合静脈血酸素飽和度とは・・・ スワン・ガンツカテーテルの先端が挿入されている「肺動脈」の酸素飽和度を測定します。

関連画像

スワン・ガンスカテーテル 中心 静脈血 酸素 飽和 度 scvo 2図 4.5: 代表的なスワンガンツ


★リンクテーブル★
先読み混合静脈血酸素飽和度」「中心静脈圧」「CVP」「SvO2」「Scvo2
国試過去問101B031
リンク元敗血症性ショック」「中心静脈酸素飽和度
関連記事酸素」「酸素飽和度」「中心」「静脈」「中心静脈

混合静脈血酸素飽和度」

  [★]

mixed venous oxygen saturation, Svo2, SvO2
酸素飽和度

概念

パラメタ

  • 混合静脈血の酸素含量 :酸素消費量、動脈血酸素含量(ヘモグロビン濃度、酸素飽和度)、心拍出量 (SAN.112)

読み方

  • 正常値:70-80%
  • 心肺機能の相対的な低下:65%以下

判別

  • 低値:
(組織での酸素摂取):シアン中毒
(貧血):貧血
(心拍出量):ショック

混合静脈血酸素飽和度の理論

見る順番 ICU.173 → ICU.23 → ICU.20-21

ICU.173を見る。

式(11-3)は「定義」 見て納得するしかない。

組織での酸素摂取量 VO2(ml/分) = 全身への酸素供給量 DO2(ml/分) × ( 動脈血酸素飽和度 SaO2 - 混合静脈血酸素飽和度 SvO2 ) (11-3)

  動脈血酸素飽和度 - 混合静脈血酸素飽和度: この差が、酸素を失った(末梢にO2を供給した)ヘモグロビンの割合

SvO2 = SaO2 - VO2 / DO2 ・・・「1」

ICU.23を見る。

全身への酸素供給量 DO2(ml/分) とは 1分間あたり、酸素を含んだ血液をどれだけ駆出しているかで計算できる。

 Q 心拍出量:1分間に駆出できる血液の体積(L/min)

 CaO2 動脈血酸素含有量:体積1Lの血液に含まれている酸素の体積(ml/L)。正確には、ヘモグロビンに結合している酸素と(ヘンリーの法則に従って)酸素分圧依存的に血液に直接溶解している酸素があるが、後述

 酸素供給量 DO2 = 心拍出量 Q × 動脈血酸素含有量 CaO2 (2-6) ・・・「2」

ICU.20-21を見る

動脈血酸素含有量 CaO2 は式(2-3)の通りであるが、直接溶解している酸素は無視できるので式(2-5)の通りとなる。 1.34の意味はICU.19の式(2-1)の解説にあるとおり、ヘモグロビン1gあたり結合できる酸素の体積(ml)であり、定数である。

CaO2 = 1.34 (ml/g) × ヘモグロビン濃度 Hb (g/ml) × 動脈血酸素飽和度 SaO2 ・・・「3」

「1」「2」「3」を合わせると、

SvO2 = SaO2 - VO2 / ( Q × 1.34 × Hb × SaO2 )

心拍出量 Q は CO で表現する人もいる 「動脈血酸素飽和度」は現場で測定すべきであるが、麻酔管理下では厳密、多分0.95-0.97くらいに管理されていると考えられるので、

SvO2 = SaO2 - VO2 / ( 1.34x0.97 × Hb × CO )

が導出される。ちなみに、1.34というのは ICU.19を見れば分かるとおり、本来1.39ぐらいの数値である■


中心静脈圧」

  [★]

central venous pressure, CVP

正常値

SAN.174
  • 5-12 cmH2O, 4-8 mmHg

エコーによる評価

レジデントノート 12(8);2010,1369
下大静脈中心静脈圧
正常
(≦10mmHg)
呼気時(mm)   ≦15mm >15mm
呼吸性変動(%) 100%(完全虚脱) ≧50% <50%



CVP」

  [★] 中心静脈圧 central venous pressure


SvO2」

  [★] 混合静脈血酸素飽和度


Scvo2」

  [★] 中心静脈酸素飽和度


101B031」

  [★]

  • 健常者安静時の値として異常なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101B030]←[国試_101]→[101B032

敗血症性ショック」

  [★]

septic shock
敗血症ショック感染性ショック細菌性ショックエキソトキシンショック(厳密には定義が違う?)
ショック敗血症

概念

  • 微生物の感染によって起こる。グラム陰性菌(endotoxic shock)で起こるが、グラム陽性菌・真菌でも起こりうる。(BPT.102)
  • 必ずしも全身性の菌血症は必須ではない。局所の生物の血管外感染にたいする宿主の炎症反応で十分おこりうる。(BPT.102)
  • 敗血症ショックの70%がグラム陰性菌由来のエンドトキシンによる(endotoxic shock)

特徴

  • warm shock:LPSによるショックでは末梢血管の血管透過性が亢進し、末梢血管抵抗が低下するが、体液が組織に移行して体が温かく感じられる。
  • 血管末梢抵抗の低下により、代償的に高心拍出量状態となるり、ついには低心拍出量状態、多臓器不全となる。末期では体温は下がる。

病態生理 BPT.103

  • 1. LPSが血中に放出される
  • 2. 循環血液中のLPS-binding proteinと結合する
  • 3. 2.の複合体は単球、マクロファージ、好中球上に発現しているCD14に結合する
  • 4. CD14と共役しているTLR-4が細胞内にシグナルを伝達する。
  • 5. TLR-4からのシグナルにより、IL-1, TNF等のサイトカインを放出
  • 6. IL-1, TNFは血管内皮細胞に作用して抗凝固因子(TFPIthrombomodulin)の産生を低下させる。 ← この作用は血管内皮上のTLR-4-CD14にLPSが結合することで増強される。

低用量のLPS

  • 1. 単球、マクロファージ、好中球を活性化。補体系の直接の活性化。
  • 2. LPSに反応してTNFを産生した単球性の食細胞はこんどはIL-1を産生する
  • 3. 血管内皮はTNFとIL-1に反応してIL-6, IL-8を産生し、接着分子を発現する。

高用量のLPS

  • 1. サイトカインにより産生されたエフェクター(NO、血小板活性化因子(PAF))が増加
  • 2. 多量のTNFとIL-1によって発熱、急性相反応物(APR)の産生、好中球の増多
  • 3. 血管内皮細胞は前凝固状態になる

高用量のLPSによってもたらされる帰結

  • (1) 全身性の血管拡張(低血圧)
  • (2) 心筋収縮力の減弱
  • (3) びまん性の血管内皮障害と活性化、これにより白血球の血管内皮の接着が促進され、肺における肺胞のびまん性血管内皮損傷がおこる。
  • (4) 凝固系の亢進がDICを引き起こす。

症状

  • warm shock: 初期は発熱を伴う。発汗、呼吸促迫、頚静脈平坦、脈圧増大(高心拍出量状態を反映。低血圧の代償)、頻脈(発熱による)、心拍数増加、末梢血管抵抗低下、意識低下、尿量減少。
  • cold shock: 末期には体温は低下する。
  • 呼吸性アルカローシス:乳酸蓄積とサイトカイン増加で頻呼吸となるため(CBT QB vol2 p.554)

新生児

  • 低体温、無呼吸発作、出血斑

治療・管理

対症療法

初期におけるショックに対する治療 → 輸液負荷、昇圧薬、
  • 輸液負荷
Dellinger RP, Levy MM, Carlet JM, et al: Surviving Sepsis Campaign: international guidelines for management of severe sepsis and septic shock: 2008. Crit Care Med 2008; 36:296-327.
  • Early goal-directed therapy(Grade 1B)
  • 敗血症ショックにおける指標を定めた初期輸液療法
  • 敗血症ショックの治療開始後6時間の輸液療法はクリスタロイドであれば1-2l/hrとし、5%アルブミン液であれば0.6-1l/hrとする。
  • 以下の4項目を達成目標とする
  • 平均血圧≧65mmHg
  • 尿量≧0.5ml/kg/h
  • 中心静脈圧:8-12mmHg(上限15mmHgを超えない)
  • Scvo2(中心静脈血酸素飽和度)≧70%
  • 昇圧薬
輸液負荷により低血圧が持続する場合に適応となる(ICU.646)
  • ドパミンは腹腔内臓器の血流を低下させ組織アシドーシスを促進する可能性があるが、ノルアドレナリンにはこれはない。
  • ドパミン、ノルアドレナリンが不応の場合

根治療法

  • 感染巣の同定、起炎菌の同定(血液培養の感度は30-40%程度)と薬物感受性の検索

ステロイド治療

昇圧薬を必要とする全ての敗血症性ショック患者にステロイドが推奨されている (ICU.646)



中心静脈酸素飽和度」

  [★] 中心静脈血酸素飽和度


酸素」

  [★]

oxygen
空気
  • 大気中の乾燥空気に含まれる酸素 20.946%

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B0%97

麻酔科

参考1
  酸素 笑気 空気 二酸化炭素
医療ガス配管
ガスボンベの色(日本)      
ピンインデックス  ・
  
 ・
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   ・
  ・

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   ・
 ・
  
ピン 2 2 3 2
角度(時計回り) 180 135 120 -90

参考

  • 1.
http://www.eonet.ne.jp/~hidarite/me2/anzenkanri05.html



酸素飽和度」

  [★]

oxygen saturation
酸素解離曲線


定義

  • 血液酸素飽和度 = 血液ヘモグロビン結合酸素量 / 血液酸素容量 x 100
  • 血液酸素容量 は 血液中のヘモグロビンが全てO2を結合した場合の酸素の量を示す。血液に直接溶解している酸素の量は含まれない

種類

基準値

  • 動脈血酸素分圧:80-100Torr  動脈血酸素飽和度:97%
  • 混合静脈血酸素分圧:39-41Torr  混合静脈血酸素飽和度:73-76%

臨床関連

  • 動脈血で低酸素飽和度: 低酸素血症示唆。イコールではない!!?



中心」

  [★]

centercentrehubcentrumcentrocentralmedial
センター中央中心性中心的中枢神経性中枢性中枢的内側内側性中央に置く椎体中枢ハブ


静脈」

  [★]

vein (Z)
vena


  • 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。



中心静脈」

  [★]

central vein (Z), central vein Rolando





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