ボーエン病

出典: meddic

Bowen's disease, Bowen disease
ボウエン病 Bowen病表皮内有棘細胞癌 squamous cell carcinomain situ SCC in situ、precancerous dermatosis
morbus Bowen、有棘細胞

皮膚癌の分類

表皮系腫瘍

有棘細胞/基底細胞

有棘細胞

基底細胞

概念

疫学

  • 高齢者に多い。

病因

  • ヒ素、パピローマウイルス(外陰の場合)


  • 慢性ヒ素中毒 → 全身に多発


病理

  • 表皮全層性に核異型の強い異型ケラチノサイトが密に乱雑に増殖
  • 多核巨細胞(clumping cell)、異常角化細胞、異常核分裂像

皮膚所見

  • 境界明瞭な直径数cm程度の紅褐色~黒褐色局面(NDE.395)

治療

  • 外科的切除(第一選択)、抗腫瘍薬軟膏外用(5-FU、ブレオマイシン)、凍結療法

予後

  • 放置により基底膜から真皮に進入し(有棘細胞癌)、転移する恐れがある。


参考

  • 1. 写真 - 外観
[display]http://4.bp.blogspot.com/_iCcaHsxVvTs/SG_W6-prdLI/AAAAAAAAAXs/ugS3CJJtQzo/s400/bowens%2Bdisease.gif
  • 2. 病理写真
[display]http://www.dermpedia.org/files/images/bowen_fig5.jpg

国試




Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/08 00:24:34」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

関連リンク

ボーエン病(英: Bowen's disease)は、皮膚科領域の前癌状態と考えられる重要な疾患 で、1912年のジョン・T・ボーエン(John T. Bowen)の論文から命名された疾患である。 現在でも彼の記述通りの疾患で、放置すれば有棘細胞癌に移行することがあり、これを ...
ボーエン病。社団法人 日本形成外科学会のWebサイトです。

関連画像

ボーエン病 爪周囲(爪)診断: ボーエン病ボーエン病。皮膚の癌(表皮内 ボーエン病。皮膚の癌(表皮内 ボーエン病Images by Googleボーエン病。皮膚の癌(表皮内 ボーエン病


★リンクテーブル★
先読み有棘細胞
国試過去問101G009
リンク元有棘細胞癌」「光線角化症」「ヒ素中毒」「表皮肥厚
関連記事

有棘細胞」

  [★]

prickle cell, spinous cell
表皮有棘層


参考

[display]http://www.histol.chuvashia.com/images/epithelia/epith-10.jpg
[display]http://www.histol.chuvashia.com/images/skin/skin-01.jpg


101G009」

  [★]

  • 66歳の女性。右下腿の紅斑を主訴に来院した。2年前に右下腿伸側に小紅斑が出現した。次第に拡大して現在のような病変を形成した。ときに軽い痒みがある。皮膚病変の写真とその生検H-E染色標本とを以下に示す。
  • 治療法として適切なのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101G008]←[国試_101]→[101G010

有棘細胞癌」

  [★]

squamous cell carcinoma, SCC, prickle cell carcinoma
棘細胞癌 spinous cell carcinoma spinalioma
carcinoma spinocellulare
皮膚癌扁平上皮癌有棘細胞


概念

  • 先行病変の上に小丘疹~結節を生じる。
  • 表皮基底膜を破壊し、浸潤性に肥厚した表皮の内部に異常ケラノサイトを認める。
  • 光線角化症(紫外線刺激によって、特に基底層にケラノサイトが悪性化し表皮内で増殖)が悪化してなる。
  • 中年以降の男性に好発し、皮膚悪性腫瘍の50%。

リスクファクター

  • 紫外線照射
  • イオン化放射線
  • 免疫抑制
  • 慢性炎症
  • ヒ素の接触/暴露
  • 遺伝子変異:例えば、腫瘍抑制遺伝子のp53の変異など
  • 家族歴
  • 遺伝性疾患

前癌病変

参考1 NDE.392

病理

顔面
[show details]

徴候

  • 皮膚症状:潰瘍・壊死を伴う結節状病変
熱傷瘢痕からの発生
[show details]

参考

  • 1. [charged] Epidemiology and risk factors for cutaneous squamous cell carcinoma (SCC) - uptodate [1]

国試


光線角化症」

  [★]

actinic keratosis
光線性角化症日光角化症 solar keratosis日光性角化症、老人性角化症 senile keratosis、老人性角化腫 keratoma senile
有棘細胞癌、老人性角化症、慢性光線皮膚症
[show details]


概念

[show details]

病理

  • 角化細胞の密度が高いが、全層性の極性は乱れていない。 ⇔ ボーエン病ならば異型多核巨細胞、個細胞角化、細胞分裂像がみられる。有棘細胞癌ならば、基底膜を超えての浸潤が見られる。

参考

  • 1.
[display]http://www.aocd.org/skin/dermatologic_diseases/actinic_keratosis.html

国試


ヒ素中毒」

  [★]

arsenic poisoning
砒素中毒
ヒ素
  • ヒ素を含む毒物:As3+を含む亜ヒ酸(AsO33-)、有機ヒ素化合物
  • 生化学的な機序:
  • ジヒドロリポアミドなどのSH化合物と2ヵ所で結合して環状付加化合物を形成。リポアミドを補酵素とするピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体、2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ複合体が失活。
  • 要はスルフヒドリル基(-SH)を有する酵素活性を阻害
  • 侵入径路:経気道、経口、あるいは経皮滴
  • 症状:慢性暴露により慢性ヒ素中毒を呈する。
  • 皮膚症状:接触皮膚炎、砒素疹、Mees線、ヒ素角化症、ヒ素黒皮症、ボーエン病
  • 呼吸器症状:鼻中隔穿孔肺癌、胸痛、慢性気管支炎症状
  • 神経症状:末梢神経障害、多発性神経炎
  • 検査:尿中ヒ素


1293276548_organic_arsenate.jpg

参考

  • 1. [charged] ヒ素曝露と中毒 - uptodate [2]



表皮肥厚」

  [★]

acanthosis
アカントーシス表皮過形成 epidermal hyperplasia、棘細胞症、棘細胞層肥厚


定義

  • 表皮が肥厚した状態
  • とくに有棘層が肥厚

形態と疾患 (NDE.28-29)

  • 1. 平坦型:表皮全体が軽度肥厚
  • (慢性湿疹など。ボーエン病白斑症、毛孔腫)
  • 3. 乳頭型/乳頭腫型:表皮が上方に突出
  • 4. 偽癌型/偽癌性増殖型:有棘細胞癌に類似した下方への不規則な突出
  • 5. 不規則型(扁平上皮癌)、


病」

  [★]

diseasesickness
疾病不調病害病気疾患




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡