デキサメタゾン抑制試験

出典: meddic

dexamethasone suppression test, DST
(国試)デキサメサゾン抑制試験
デキサメタゾンクッシング症候群1mgデキサメタゾン抑制試験、8mgデキサメタゾン抑制試験、低用量デキサメタゾン抑制試験コルチゾール
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概念

  • デキサメタゾンはネガティブフィードバックによりACTH分泌を抑制することを利用し、クッシング症候群の診断やスクリーニングに用いられる。

LAB.713改変

ACTH依存性 疾患 デキサメタゾン抑制試験
少量 8mg
依存 クッシング病
(下垂体型)
抑制無し 抑制
依存 異所性ACTH産生腫瘍 抑制無し 抑制無し
非依存 副腎腫瘍 副腎腺腫 抑制無し 抑制無し
副腎癌
非依存 原発性副腎過形成 抑制無し 抑制無し

方法

LAB.713

1. 標準法(Liddle原法)

  • デキサメサゾン0.5mgを6時間ごとに1日4回(1日量2mg)を2日間連続して経口投与する。負荷前後の尿中17-OHCSまたは尿中遊離コルチゾールを測定する。2mgで抑制されないときには8mg/日の大量を投与する

2. over night test

  • 試験前日の11時にデキサメサゾン1-2mg(低用量)を服用させ、翌朝6-8時に空腹臥床で採血し、血漿コルチゾールACTHを測定する。血漿コルチゾールの抑制がみられない場合には8mg(高用量)を投与する。

基準範囲

1. 標準法(Liddle原法)

  • 健常者では、尿中17-OHCSの減少(3mg/日以下)または尿中遊離コルチゾールの減少(25μg/日)がみられる

2. over night test

  • 健常者では、血漿コルチゾール5μg/dl以下、ACTHは10pg/ml以下



UpToDate Contents

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和文文献

  • 原発性色素性小結節性副腎異形成に対して両側副腎摘除術を施行した一例
  • 赤塚 正幸,堀田 記世彦,和田 典男,藤澤 孝志,佐藤 択矢,村橋 範浩,高田 徳容,望月 端吾,平野 哲夫,原田 浩,深澤 雄一郎,関 利盛,富樫 正樹
  • 2011-03-31
  • … また、8mgデキサメタゾン抑制試験で抑制を認めず、CRH負荷試験でACTHは抑制されたままであった。 …
  • NAID 120003145496
  • サブクリニカルクッシング症候群の病態と診断

関連リンク

2010年3月1日 ... デキサメタゾン抑制試験は、クッシング症候群(「副腎腫瘍」の項参照)が疑われた場合 に行う検査で、デキサメタゾン(商品名 デカドロン)は副腎(腎臓の上にある小さな内分泌 臓器)で作られるコルチゾールの作用を強力にした内服薬です。 ...

関連画像

クッシング症候群の病態を示す 侯群/デキサメタゾン抑制試験 低用量デキサメタゾン抑制試験 侯群,デキサメタゾン抑制試験侯群/デキサメタゾン抑制試験 Cushing症侯群/メチラポン試験 ① 中心性肥満・満月様顔貌


★リンクテーブル★
先読みコルチゾール
国試過去問102I058」「105G050
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関連記事試験」「デキサメタゾン」「抑制」「メタゾン

コルチゾール」

  [★]

cortisol
コルチゾル
副腎皮質ホルモン糖質コルチコイド

コルチゾールの合成

コルチゾールの合成に関係する酵素の局在 HBC.446

基準値

変動

  • 日内変動:朝高値、夕方低値。

代謝産物


生理作用



102I058」

  [★]

  • 45歳の男性。四肢筋力低下を主訴に来院した。1か月前から両上下肢の筋力が低下した。5年前から高血圧を指摘されていたが放置していた。1年前から労作時に脈が乱れることに気付いていた。意識は清明。身長176cm、体重盟kg。体温36・4℃。脈拍84/分、不整。血圧172/104mmHg。収縮期駆出性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白2+、糖1+。血液所見:赤血球420万、Hb16.0g/dl、Ht46%、白血球5,200、血小板32万。血液生化学所見:空腹時血糖122mg/dl、HbA1c 9.1%(基準4.3~5.8)、総蛋白7.2g/dl、アルブミン5.1g/dl、尿素窒素18.0mg/dl、クレアチニン1.1mg/dl、尿酸8.5mg/dl、総コレステロール252.1mg/dl、トリグリセライド182mg/dl、総ビリルビン0.8mg/dl、AST32IU/l、ALT22IU/l、Na145mEq/l、K3.1mEq/l、Cl1O4mEq/l、Ca9.0mg/dl、P3.0mg/dl、TSH3.OμU/ml(基準0.2~4.0)、ACTH32pg/ml(基準7~60)、FT33.5pg/ml(基準2.5~4.5)、FT41.8ng/dl(基準0.8~2.2)、コルチゾール10.1μg/dl(基準5.2~12.6)、アルドステロン16mg/dl(基準5~10)、血漿レニン活性(PRA)0.3ng/ml/時間(基準1.2~2.5)。腹部単純CTで右副腎に径1cmの腰痛性病変を認める。
  • 診断に必要な検査はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I057]←[国試_102]→[102I059

105G050」

  [★]

  • 47歳の女性。突然の頭痛が繰り返し起こることを訴えて来院した。6か月前から排便時に頭痛と発汗とが出現し、10分くらいの安静で改善するという発作が数日に1回起こるようになった。家族に勧められて、発作時に血圧を測定したところ206/116mmHgで、発作が治まってから測定すると116/76mmHgであったという。身長156cm、体重48kg、脈拍96/分、整。血圧196/110mmHg。顔面は蒼白で、前胸部に発汗がみられる。四肢末端は冷たい。甲状腺の腫脹を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。下腿に浮腫を認時ない。神経学的所見に異常を認めない。血液生化学所見:空腹時血糖 122mg/dl、尿素窒素 14mg/dl、クレアチニン 0.7mg/dl、Na 141mEq/l、K 4.0mEq/l、Cl 98mEq/l。
  • 診断に最も有用なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105G049]←[国試_105]→[105G051

クッシング症候群」

  [★]

Cushing syndrome, Cushing's syndrome
(国試)Cushing症候群
アジソン病糖質コルチコイド、発症前クッシング症候群
  • first aid step1 2006 p.253,259,296
糖質ステロイドの分泌過剰 ⇔ アジソン病

概念

  • 糖質コルチコイドの分泌が過剰であるために引き起こされる症候群
  • 副腎皮質の腺腫・癌、原発性副腎皮質結節性過形成、異所性ACTH産生腫瘍、下垂体過形成、下垂体腺腫(クッシング病)に分類される。

疫学

  • 成人女性に多い(男:女=1:3-4。30-50歳代)
  • 平成9年度の全国調査では年間発生数は 100-160例程度
  • Cushing病:35.8%
  • 副腎皮質腺腫: 47.1%
  • 異所性ACTH産生腫瘍:3.6%

病因

鑑別診断

LAB.713改変

ACTH依存性 疾患 血漿ACTH 尿中17-OHCS 尿中17-KS デキサメタゾン抑制試験 メチラポン負荷試験
少量 8mg
依存 クッシング病
(下垂体型)
↑/- や↑ 抑制無し 抑制 ++
依存 異所性ACTH産生腫瘍 ↑↑↑ ↑↑ 抑制無し 抑制無し
非依存 副腎腫瘍 副腎腺腫 ↑/- 抑制無し 抑制無し
副腎癌 ↑↑
非依存 原発性副腎過形成 抑制無し 抑制無し

IMD.956

ACTH依存性 疾患 血漿ACTH 尿中17-OHCS 尿中17-KS デキサメタゾン抑制試験 メチラポン負荷試験 CRH試験
少量 8mg
依存 クッシング病
(下垂体型)
↑/- や↑ 抑制無し 抑制 ++ ++
非依存 副腎腺腫 ↓/- 抑制無し 抑制無し
副腎癌 ↑↑ 抑制無し 抑制無し
依存 異所性ACTH産生腫瘍 ↑↑ ↑↑ 抑制無し 抑制無し

病態生理

  • 1. 満月様顔貌、中心性肥満、buffalo hump、体重増加
  • コルチゾールの過剰による特徴的な脂肪沈着
  • 2. 皮膚線条、皮下出血、
  • 線維芽細胞が抑制され、間質組織が脆弱になり、皮膚が菲薄化。また、急激な肥満により皮膚の成長が追いつかず皮膚が引き延ばされるため?
  • 3. 浮腫
  • 4. 皮膚の菲薄化 、創傷治癒の遅延、皮膚の易感染性
  • 線維芽細胞が抑制され、間質組織が脆弱になり、皮膚が菲薄化
  • 5. ざ瘡、多毛、
  • 副腎からのアンドロゲンの過剰分泌
  • 6. 高血圧
  • グルココルチコイドのミネラルコルチコイド作用や血管への直接作用
  • 7. 耐糖能低下、糖尿病
  • 肝臓における蛋白の異化亢進→アミノ酸からの糖新生亢進→血糖上昇。末梢組織でのインスリン抵抗性が上昇。
  • 8. (近位筋の)筋力低下
  • 蛋白異化作用亢進の結果、筋肉の異化が亢進する
  • 9. 月経異常(無月経)
  • 副腎からのアンドロゲンの過剰分泌
  • 10. 骨折や骨粗鬆症。
  • コルチゾールの過剰による骨形成の抑制・骨吸収の促進・腸管からのCa吸収抑制、尿中Ca排泄促進(尿路結石の原因になることがあるらしい)
  • 11. 精神症状
  • 12. 成長障害(成長遅延)
  • 13. 免疫抑制

症状

  • 1. 満月様顔貌、中心性肥満、buffalo hump、体重増加
  • 2. 皮膚線条、皮下出血、ざ瘡、多毛、浮腫、皮膚の菲薄化
  • 3. 高血圧
  • 4. 耐糖能低下、糖尿病
  • 5. (近位筋の)筋力低下
  • 6. 月経異常(無月経)
  • 7. 骨折や骨粗鬆症
  • 8. 精神症状:うつ、lethargy
  • 9. 成長障害
  • 10. 免疫抑制
  • 11. 成長遅延
  • 12. 多毛、挫創

鑑別に有用な小児におけるクッシング症候群の症状

診断

検査

  • クッシング症候群のスクリーニング検査:デキサメタゾン抑制試験
  • 鑑別診断:メチラポン試験

血液検査

白血球 白血球増多症
好中球  
好酸球  
リンパ球  
Na  
K 3.5mEq/L以下 ← 低カリウム血症
血糖 高値 ← 耐糖能異常
血漿ACTH 高値 (Cushing病、異所性ACTH産生腫瘍)、それ以外は低値
血清コルチゾール 増加 日中の変動無し
総コレステロール 高コレステロール血症
  • 電解質異常:低カリウム血症 → アルカローシス (低カリウム血症により尿細管からのH+が増加(QB.D-357)???)

尿検査

治療

  • 下垂体腺腫:腺腫:摘除
  • 副腎腺腫・癌:
  • 異所性ACTH産生腫瘍:腫瘍摘除
  • 手術不能例・俯瞰全摘出例・再発例では放射線療法,薬物療法

択する.

予後

予防

クッシング病」

  [★]

Cushing disease, Cushing's disease
(国試)Cushing病
クッシング症候群
  • first aid step1 2006 p.253

概念

検査

  • 頭部MRI:
  • Gd造影:下垂体に造影効果有り
  • 選択的下垂体静脈洞サンプリング/海綿静脈洞サンプリング
  • 内分泌検査

治療

modality:手術療法、薬物療法、放射線療法


DST」

  [★]


PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「daylight-saving time」


dexamethasone suppression test」

  [★] デキサメタゾン抑制試験 DST


デキサメサゾン抑制試験」

  [★] デキサメタゾン抑制試験


低用量デキサメタゾン抑制試験」

  [★]

low-dose dexamethasone suppression test
高用量デキサメタゾン抑制試験


1mgデキサメタゾン抑制試験」

  [★] デキサメタゾン抑制試験


試験」

  [★]

examinationtesttestingassessmenttrialexamexamine
アセスメント計測検査検定試み査定試行調べる診断治験調査テスト判定評価検討影響評価実験デザイン研究デザインデータ品質対応群スコアリング法

循環器

  • ヴァルサルヴァ試験 Valsalva試験:行きこらえをさせる方法。胸腔内圧が上昇して静脈還流量が減少する。また、左心室の大きさが減少する。HOCMでは駆出路が閉塞しやすくなり、胸骨左縁下部の雑音が増強する。

消化吸収試験

  • 脂肪
  • 蛋白
  • ビタミンB12

肝臓異物排泄能

カルシウム

ビタミン

  • ビタミンB12欠乏

血液

  • ショ糖溶血試験:(方法)等張ショ糖液に血液を加える。(検査)溶血の存在。低イオン強度では補体の赤血球に対する結合性が増し、発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては溶血をきたす。スクリーニング検査として用いられ、確定診断のためにはハム試験を行う。
  • ハム試験 Ham試験:(方法)洗浄赤血球に塩酸を加え、弱酸性(pH6.5-7.0)条件にする。(検査)溶血の存在。発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては弱酸性条件で補体に対する感受性が亢進するため


産婦人科

内分泌

  • 絶食試験 絶食負荷試験:(処置)48時間絶食、(観察)低血糖、高インスリン血症:インスリノーマでは48時間の絶食で低血糖、高インスリン血症を生じる
  • 水制限試験
  • 水負荷試験 = 水試験:(処置)水投与、(検査)尿浸透圧、尿量、血中ADH、
  • 過塩素酸塩放出試験:(投与)123I過塩素酸塩、(検査)甲状腺シンチによる甲状腺の123I摂取率:橋本病先天性甲状腺機能低下症。甲状腺のヨードの有機化障害の有無を検査する甲状腺核医学検査法。過塩素酸塩は甲状腺から有機化されていないヨードを追い出すので(サイログロブリンに取り込まれていないヨード)、本試験は有機化障害をきたす疾患の検査となる。

視床下部-下垂体-糖質コルチコイド

高血圧

  • 立位フロセミド負荷試験:(投与)フロセミド、(検査)血漿レニン濃度:フロセミドでhypovolemicとし歩行負荷で交感神経を興奮させレニンの分泌を促す。原発性アルドステロン症の場合、レニン高値のまま無反応。

膵臓

膵外分泌機能

  • BT-PABA試験, PABA排泄試験, PFD試験
  • セクレチン試験:(投与)セクレチン、(検査)十二指腸液:分泌量、総アミラーゼ量、最高重炭酸塩濃度を測定。最高重炭酸塩濃度を含む2項目以上の低下で慢性膵炎が確定診断される。
  • 消化吸収試験
  • 便中エラスターゼ1定量、便中キモトリプシン定量

腎臓

ガストリノーマ

感染症



デキサメタゾン」

  [★]

dexamethasone
dexamethasonum
プロピオン酸デキサメタゾン?JAN
デキサメサゾン
Decadron
(点眼・点耳・点鼻)DMゾロンコンドロンデキサビジュアリンテイカゾンD・E・Xオルガドロンサンテゾーン
(口腔内用)アフタゾロンデルゾンエースミンデキサルチンデルゾン
(軟膏)ビスオメインベートデルムサットプロメタゾンメサデルムオイラゾングリメサゾンザルックスデキサAヒフメタプロメタゾンボアラ
(注射液)デキサートオルガドロン(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム)、ソルコートデカドロンメサドロンリメタゾン
(服用)エリザスレナデックス
(吸入)ストメリンD
糖質コルチコイドデキサメタゾン抑制試験コルチコイド
鎮痛,鎮痒,収歛,消炎剤
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GOO.1594

Table 59–2 Relative Potencies and Equivalent Doses of Representative Corticosteroids
COMPOUND ANTIINFLAMMATORY POTENCY Na+-RETAINING POTENCY DURATION OF ACTION EQUIVALENT DOSE, MG
prednisone 4 0.8 I 5
prednisolone 4 0.8 I 5
betamethasone 25 0 L 0.75
dexamethasone 25 0 L 0.75




抑制」

  [★]

inhibitionsuppressiondepressionrestraintinhibitsuppressdepressabrogaterestrain
うつ病拘束、制限、阻害阻止、低下、撤廃抑圧抑欝廃止取り消す抑止抑えるうつうつ状態サプレス制圧鬱病抑うつ抑うつ状態





メタゾン」

  [★]

methasone
メタドン




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