チモール混濁試験
出典: meddic
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- 血清膠質反応
- 混濁の程度で判定。
- 混濁のメカニズム:γグロブリン(特にIgM)、リポ蛋白 (LAB.1347)
- 高値:慢性活動性肝炎、肝硬変、A型肝炎ウイルスによる急性肝炎(IgMが増加しやすいため。他の急性肝炎との鑑別に役立つ)、慢性感染症、膠原病。食後 (LAB.1347)
- 現在ではあまり使われない。
UpToDate Contents
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- 1. 爪真菌症 onychomycosis
- 2. 皮膚、軟部組織、および骨の緑膿菌感染 pseudomonas aeruginosa skin soft tissue and bone infections
- 3. 外耳炎:治療 external otitis treatment
- 4. ダウン症および18トリソミーに対するスクリーニングのための、妊娠初期におけるcombined testおよびintegrated test first trimester combined test and integrated tests for screening for down syndrome and trisomy 18
- 5. ノンストレス検査および収縮ストレス検査 nonstress test and contraction stress test
和文文献
- 慢性関節リウマチにおける血清膠質反応(TTT,ZTTについて
- 池田 実,有水 淳,西尾 淳
- 整形外科と災害外科 47(1), 350-353, 1998-03-25
- NAID 10011356250
- 多変量解析による慢性肝疾患重症度の術前予測
- 加藤 年啓,山中 若樹,岡本 英三
- 肝臓 34(10), 791-797, 1993
- 慢性肝疾患の重症度の術前予測を目的に,136例の肝細胞癌切除例を対象に多変量解析を用いて慢性肝炎とB型肝硬変,B型とB型肝硬変の判別式を作成,さらに肝線維率を術前予測する重回帰式を作成した.慢性肝炎とB型肝硬変の判別には血小板数,総蛋白,プロトロンビン時間,肝体積/体重が,B型とB型肝硬変の判別にはICGR15,脾体積, Rmax, Linearityindex,部分トロンボプラスチン時間が有用で …
- NAID 130000877745
- 血清膠質反応におよぼすリポ蛋白濃度の影響,とくにin vitro系における検討成績
- 宮田 康司,古賀 俊逸,井林 博
- 肝臓 23(8), 892-896, 1982
- リポ蛋白の膠質反応への影響をin vitro系で検討する目的で検体血清に分離した高比重リポ蛋白(HDL),低比重リポ蛋白(LDL),超低比重リポ蛋白(VLDL),γ-グロブリンおよびアルブミンを添加し,その前後の硫酸亜鉛試験(ZTT),チモール混濁試験(TTT)を比較検討した.その結果,HDLは大量添加でZTTを抑制し,LDLおよびVLDL添加ではTTT反応が促進されたが,ZTTには顕著な変化を認 …
- NAID 130000878655
関連リンク
- チモール混濁試験, TTT(thymol turbidity test) 臨床的意義 膠質反応は種々の要因(血漿蛋白成分の構成比の変動など)により変化するため、肝疾患の特異的な診断価値は高いとはいえない。一方、肝細胞障害を示すマーカーとして ...
- チモール混濁試験〔TTT〕はZTT(硫酸亜鉛混濁試験)と組み合わせて行い、主に肝機能を調べる検査。 ... チモール混濁試験(TTT)とは チモール混濁試験〔TTT〕はZTT(硫酸亜鉛混濁試験)と組み合わせて行い、主に肝機能を調べる検査。
- 健康診断でチモール混濁テストを測る場合、アルカリホスファターゼと同様に血液検査から測定します。 血清中のタンパク質に異常が起こったときに、 蛋白変性試薬を加えるとタンパク質が混濁 します。その状態を測定する試験のこ ...
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★リンクテーブル★
先読み | 「turbidity」 |
リンク元 | 「硫酸亜鉛混濁試験」「TTT」「thymol turbidity test」「チモール混濁反応」 |
関連記事 | 「試験」「チモール」「チモ」「混濁」 |
「turbidity」
- n.
- 関
- haze
WordNet [license wordnet]
「muddiness created by stirring up sediment or having foreign particles suspended」- 同
- turbidness
PrepTutorEJDIC [license prepejdic]
「混濁 / 濃密」
「硫酸亜鉛混濁試験」
- 英
- zinc sulfate turbidity test ZTT ZST
- 同
- クンケル試験 Kunkel test Kunkel's test
- 関
- チモール混濁試験 TTT
概念
- 血清混濁試験
検査方法
- Zn2+を含む試薬を加え、混濁の程度で判定
混濁に関与する要素
- γグロブリン
- IgG, IgM, ×
IgA(LAB.1347) → IgG値とZTT値は相関
判定
高値
- 慢性活動性肝炎、肝硬変。慢性感染症、膠原病 (LAB.1347) → 他に自己免疫性肝炎でも上昇
低値
- (低値のことが多い)急性肝炎、閉塞性黄疸 (LAB.1347)
「TTT」
[★] チモール混濁試験 thymol turbidity test
「thymol turbidity test」
[★] チモール混濁試験
「チモール混濁反応」
[★] チモール混濁試験
「試験」
- 英
- examination、test、testing、assessment、trial、exam、examine
- 関
- アセスメント、計測、検査、検定、試み、査定、試行、調べる、診断、治験、調査、テスト、判定、評価、検討、影響評価、実験デザイン、研究デザイン、データ品質、対応群、スコアリング法
循環器
- アセチルコリン負荷試験:(投与)アセチルコリン。(検査)心カテーテル検査による冠動脈の評価。冠攣縮性狭心症などで、冠攣縮の評価に用いられる。
- トレンデレンブルグ試験 Trendelenburg試験 → トレンデレンブルグテスト:大伏在静脈弁不全の有無。下肢静脈瘤の原因検索。仰臥位で下肢を挙上させて表在静脈を虚脱させて大腿上部を圧迫し、そのまま起立させたときに下肢の静脈が拡張すれば、陽性であり大伏在静脈弁不全を示唆。
- ペルテス試験 Perthes試験 → ペルテステスト:下腿穿通枝不全の有無。下肢静脈瘤の原因検索。立位で大腿中央部を駆血帯で圧迫し、1分あるいは5分間歩行あるいは屈伸などの下肢の運動をさせて下肢静脈瘤の変化を観察し、当該肢の静脈血流に関与する静脈弁の機能、交通枝の状況などを判定。
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消化吸収試験
- 脂肪
- 脂質吸収試験、脂肪吸収試験、脂肪出納試験、脂肪消化吸収試験、経口脂肪負荷試験、トリオレイン吸収試験、131Iオレイン酸吸収試験、131Iトリオレイン吸収試験、131T-トリオレイン試験
- 蛋白
- 糖
- D-キシロース吸収試験:(投与)経口、(検査)尿中D-キシロース:小腸粘膜吸収障害
- 乳糖負荷試験、ラクトース負荷試験 → ラクターゼ加乳糖負荷試験:(投与)乳糖の後グルコース+ガラクトース、(検査)血糖。乳糖不耐症
- ビタミンB12
- シリング試験 Schilling試験:(投与)経口でCo標識VB12、(検査)尿中Co標識VB12
肝臓異物排泄能
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カルシウム
- カルシウム負荷試験:(1)副甲状腺ホルモン分泌の抑制をみる経静脈負荷法, (2)小腸からのCa吸収の程度をみるための経口負荷法
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ビタミン
- ビタミンB12欠乏
- バリン負荷試験:(投与)バリン、(検査)尿中メチルマロン酸上昇:ビタミンB12が欠乏すると、これを補酵素とするメチルマロニルCoAムターゼの機能が低下し、プロピオン酸代謝の中間産物であるメチルマロン酸が増加する。
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- ハム試験 Ham試験:(方法)洗浄赤血球に塩酸を加え、弱酸性(pH6.5-7.0)条件にする。(検査)溶血の存在。発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては弱酸性条件で補体に対する感受性が亢進するため
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- LHRH試験 LH-RH負荷試験 黄体形成ホルモン放出ホルモン負荷試験=GnRH負荷試験:(投与)GnRH、(検査)FSH, LH
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内分泌
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- TRH試験 TRH負荷試験 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン試験 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン負荷試験:(投与)TRH、(検査)成長ホルモン:先端巨大症では成長ホルモンが分泌される。
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- TRH試験 TRH負荷試験 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン試験 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン負荷試験:(投与)TRH、(検査)TSH:下垂体機能の検査。下垂体前葉機能不全、原発性恒常性機能亢進症では無反応、甲状腺機能低下症では過大反応を示す。
- 過塩素酸塩放出試験:(投与)123I、過塩素酸塩、(検査)甲状腺シンチによる甲状腺の123I摂取率:橋本病、先天性甲状腺機能低下症。甲状腺のヨードの有機化障害の有無を検査する甲状腺核医学検査法。過塩素酸塩は甲状腺から有機化されていないヨードを追い出すので(サイログロブリンに取り込まれていないヨード)、本試験は有機化障害をきたす疾患の検査となる。
視床下部-下垂体-糖質コルチコイド
- デキサメタゾン抑制試験:(投与)大量のデキサメタゾン、(検査)コルチゾール。クッシング病では大量のデキサメタゾンによりコルチゾール分泌が抑制されるが、クッシング病以外のクッシング症候群では抑制されない。
- CRH試験、CRH負荷試験 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン試験:(投与)CRH、(検査)ACTH, コルチゾール。クッシング病では過剰反応するが、クッシング症候群では反応無し。
- ACTH試験 副腎皮質刺激ホルモン試験:(投与)ACTH、(検査)コルチゾール。ACTH dependentな広義のクッシング症候群(クッシング病と異所性ACTH症候群)では(多分副腎皮質の過形成していることで)過剰反応する
- メトピロン試験 メトピロン負荷試験 メトロピン試験、メチラポン試験、メチラポン負荷試験:(投与)メチラポン、(検査)ACTH:クッシング病の鑑別
高血圧
- 立位フロセミド負荷試験:(投与)フロセミド、(検査)血漿レニン濃度:フロセミドでhypovolemicとし歩行負荷で交感神経を興奮させレニンの分泌を促す。原発性アルドステロン症の場合、レニン高値のまま無反応。
膵臓
膵外分泌機能
- BT-PABA試験, PABA排泄試験, PFD試験:
- セクレチン試験:(投与)セクレチン、(検査)十二指腸液:分泌量、総アミラーゼ量、最高重炭酸塩濃度を測定。最高重炭酸塩濃度を含む2項目以上の低下で慢性膵炎が確定診断される。
- 消化吸収試験
- 便中エラスターゼ1定量、便中キモトリプシン定量
腎臓
- 塩化アンモニウム負荷試験:(投与)塩化アンモニウム、(検査)尿pH。腎臓の酸分泌能。遠位尿細管性アシドーシスと近位尿細管性アシドーシスを鑑別する。
ガストリノーマ
感染症
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