チアマゾール

出典: meddic

thiamazole
thiamazolum
メチマゾール methimazoleメルカプトメチルイミダゾール mercaptomethylimidazole MMI
メルカゾール、Tapazole
薬理学甲状腺機能亢進症プロピルチオウラシル propylthiouracil PTU

  • thioamide系薬

作用機序

薬理作用

ペルオキシダーゼは濾胞内でO2からH2O2を生成し、H2O2によりI-がIとなりサイログロブリン上のチロシンの3位or5位につく

動態

  • 胎盤を通過
  • 乳汁中に分泌 → 妊婦には投与しない方がよい

適応

注意

禁忌

副作用


Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/10/12 23:39:22」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 甲状腺クリーゼ20 例の治療と予後─甲状腺クリーゼ診断基準を用いた検討─
  • 百目木 希実,門傳 剛,松村 美穂子,清水 裕晶,池田 志織,助川 敦子,柳 一徳,青木 千枝,川越 宣明,加瀬 浩之,笠井 貴久男
  • Dokkyo journal of medical sciences 37(3), 181-186, 2010-10-25
  • 日本甲状腺学会から甲状腺クリーゼの診断基準が2008 年に発表された.2004 年4 月から2009 年3月に当院で臨床的に甲状腺クリーゼと診断,治療した20 症例を,その診断基準にあてはめ,治療と予後等について解析した.基礎疾患は全例バセドウ病だった.誘因として服用不規則や中断が9 例,感染症6 例,糖尿病性ケトアシドーシス3 例,情動ストレス2 例,脳血管障害1 例,外傷1 例だった.診断基準 …
  • NAID 110007865684
  • チアマゾール内服中の母親より出生した先天性皮膚欠損症の男児2例
  • 高橋 綾,中島 喜美子,池田 光徳,佐野 栄紀
  • 日本皮膚科学会雑誌 120(9), 1881-1885, 2010-08-20
  • NAID 10026718866
  • チアマゾールに関連した催奇形性について (特集 甲状腺疾患と妊娠)
  • 荒田 尚子
  • 日本甲状腺学会雑誌 1(1), 47-50, 2010-04
  • NAID 40018726470

関連リンク

チアマゾール(英: Thiamazole)は、抗甲状腺薬の一種である。メチマゾール(英: Methimazole)とも呼ばれる。プロピルチオウラシルと同様、甲状腺ホルモンを抑制する 作用を持つ。チオアミドに属する。日本ではメルカゾールの商品名で発売されている。 ...
メルカゾールとは?チアマゾールの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:病気別版)

関連画像

 (チアマゾール製剤 (チアマゾール製剤 (チアマゾール製剤チアマゾールチア マゾー ル チア マゾー ル  (チアマゾール製剤

添付文書

薬効分類名

  • 抗甲状腺剤

販売名

メルカゾール錠5mg

組成

成分(1錠中):有効成分・含有量

  • 日局チアマゾール 5mg

成分(1錠中):添加物

  • 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、タルク、ヒプロメロース、精製白糖、ゼラチン、酸化チタン、沈降炭酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、アラビアゴム末、カルナウバロウ、ステアリン酸、白色セラック、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール

効能または効果

  • 甲状腺機能亢進症


  • チアマゾールとして、通常成人に対しては初期量1日30mgを3?4回に分割経口投与する。症状が重症のときは、1日40?60mgを使用する。機能亢進症状がほぼ消失したなら、1?4週間ごとに漸減し、維持量1日5?10mgを1?2回に分割経口投与する。通常小児に対しては初期量5歳以上?10歳未満では1日10?20mg、10歳以上?15歳未満では1日20?30mgを2?4回に分割経口投与する。機能亢進症状がほぼ消失したなら、1?4週間ごとに漸減し、維持量1日5?10mgを1?2回に分割経口投与する。通常妊婦に対しては初期量1日15?30mgを3?4回に分割経口投与する。機能亢進症状がほぼ消失したなら、1?4週間ごとに漸減し、維持量1日5?10mgを1?2回に分割経口投与する。正常妊娠時の甲状腺機能検査値を低下しないよう、2週間ごとに検査し、必要最低限量を投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。


慎重投与

  • 肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
  • 中等度以上の白血球減少又は他の血液障害のある患者[白血球減少あるいは血液障害を悪化させるおそれがある。]


重大な副作用

汎血球減少、再生不良性貧血、無顆粒球症、白血球減少

         頻度不明
  • 汎血球減少、再生不良性貧血、無顆粒球症、白血球減少(初期症状:発熱、全身けん怠、咽頭痛等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。(【警告】の項参照)

低プロトロンビン血症、第VII因子欠乏症、血小板減少、血小板減少性紫斑病

         頻度不明
  • 低プロトロンビン血症、第VII因子欠乏症、血小板減少、血小板減少性紫斑病があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

肝機能障害、黄疸

         頻度不明
  • 肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、肝機能検査値に注意するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

多発性関節炎

         頻度不明
  • 多発性や移動性の関節炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

SLE様症状

         頻度不明
  • SLE様症状(発熱、紅斑、筋肉痛、関節痛、リンパ節腫脹、脾腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

インスリン自己免疫症候群

         頻度不明
  • インスリン自己免疫症候群(低血糖等)があらわれることがあるので、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

間質性肺炎

         頻度不明
  • 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎症候群

         頻度不明
  • 本剤投与中に急速進行性腎炎症候群(初発症状:血尿、蛋白尿等)や肺出血(初発症状:咳嗽、喀血、呼吸困難等)、発熱、関節痛、関節腫脹、皮膚潰瘍、紫斑等のANCA関連血管炎症候群による障害があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

横紋筋融解症

         頻度不明
  • 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。

薬効薬理

  • 甲状腺のペルオキシダーゼを阻害することにより、ヨウ素のサイログロブリンへの結合を阻止し、さらにヨードサイロシンのトリヨードサイロニン(T3)、サイロキシン(T4)への縮合を阻害することによって甲状腺ホルモンの生成を阻害する。
  • 羊の甲状腺を用いた実験で、チアマゾールはヨードに対し強い競合阻害を示した3)
  • 乾燥甲状腺末投与による甲状腺機能亢進症ラットにチアマゾールを投与すると、基礎代謝亢進が著しく抑制される4)
  • 乾燥甲状腺末投与及び正常ラットの心臓homogenateのcytochrome酸化酵素、コハク酸脱水素酵素の活性は、チアマゾール投与により抑制されることから末梢組織の酸化機能も抑制すると報告されている4)


有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • チアマゾール(Thiamazole)(JAN)

化学名

  • 1‐Methyl‐1H‐imidazole‐2‐thiol

分子式

  • C4H6N2S

分子量

  • 114.17

性 状

  • 白色?微黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがあり、味は苦い。
    水又はエタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくい。

融 点

  • 144?147℃


★リンクテーブル★
国試過去問108D042」「098G103
リンク元グレーブス病」「薬理学」「抗甲状腺薬」「プロピルチオウラシル」「甲状腺クリーゼ
関連記事アマ

108D042」

  [★]

  • 42歳の女性。 2日間の咽頭痛と 40℃の発熱を主訴に来院した。 2か月前に甲状腺機能亢進症と診断され、チアマゾール 30 mg/日を 1か月前から内服している。身長 155 cm、体重 45 kg。体温 40.2 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 106/68 mmHg。呼吸数40/分。 SpO2 98% ( room air)。両側の頸部に圧痛を伴う径 1~ 2 cmのリンパ節を数個触知する。咽頭の著しい発赤と腫脹を認める。血液所見:赤血球 468万、 Hb 13.9g/dl、Ht 42%、網赤血球 6%、白血球 1,300(桿状核好中球 0%、分葉核好中球 0%、単球 1%、リンパ球 99% )、血小板 21万。血液生化学所見: TSH 0.03μU/ml未満(基準 0.2~4.0)、 FT3 4.0 pg/ml(基準 2.5~4.5)、 FT4 1.1 ng/dl(基準 0.8~2.2)。 CRP 26 mg/dl。胸部エックス線写真に異常を認めない。
  • 抗菌薬の投与とともに行うべきなのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108D041]←[国試_108]→[108D043

098G103」

  [★]

  • 薬物と副作用の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G102]←[国試_098]→[098G104

グレーブス病」

  [★]

Graves' disease, Graves disease
バセドー病 バセドウ病 (国試)Basedow病 Basedow disease Basedow's diseaseグレーヴス病 Graves病、exophthalmic goitre、中毒性びまん性甲状腺腫 toxic diffuse goiterパリー病 Parry disease
morbus Basedowii

概念

病因

  • 自己抗体の出現
  • 甲状腺刺激免疫グロブリン thyroid stimulating immunoglobulin
  • 甲状腺増殖刺激免疫グロブリン thyroid re-growth-stimulating immunoglobulin (TGI)
  • TSH結合阻害免疫グロブリン TSH-binding inhibitor immunoglobulin (TBIIs)
自己抗体であるTSH受容体抗体の産生 → 甲状腺濾胞上皮細胞のTSH受容体に結合して活性化 → 甲状腺ホルモン分泌↑
  • 抗TSH受容体抗体は95-98%の症例で出現する。

疫学

病変形成&病理

  • 自己抗体により、濾胞のホルモン産生が刺激され、甲状腺は瀰漫性に腫大(正常の数倍から200gまで)。

症状

メルゼブルク三徴 Merseburg triad(Merseburgの三主徴)

  • 1. 甲状腺中毒症状
頻脈、体重減少、手指振戦、発汗増加等
心臓肥大、リンパ組織過形成、真皮の肥厚
  • 2. びまん性甲状腺腫大(やわらか、血管雑音)
  • 3. 眼球突出または特有の眼症状

ハシトキシコーシス Hashitoxicosis

  • 未治療or適切な治療が行なわれていなかった状態、感染、外傷などの誘因が加わった時に機能亢進症が急速に増悪する状態。頻脈、ショック。

合併症

検査

  • 1. FT4、FT3のいずれか一方または両方高値
  • 2. TSH低値
  • 3. TSH受容体抗体陽性、または甲状腺刺激抗体陽性
  • 4. 放射線ヨード甲状腺摂取率高値 ← 甲状腺ホルモンの生合成が亢進

エコー

  • カラードプラ:全体的に著明な血流増加

診断

治療

抗甲状腺薬

の二種類である。薬効の高さや作用持続時間の長さの利点からMMIを第一選択とするが、胎盤移行や乳汁移行、副作用の出現頻度を考慮しPTUを用いることもある。治療中止の時期は甲状腺機能の正常化はもちろんのこと、抗TSH受容体抗体が陰性であることも必要である。

  • 治療期間:長い。1-2年維持量でコントロールし、TSH受容体抗体が陰性化したら減量し、さらに6ヶ月したら休薬(YN.D-31)

治療の中止

4点がそろえば中止。中止後、10-25%が再発する。
  • 1. メルカゾール1錠/日-1錠/隔日で甲状腺機能が正常 (TSH, FT4の両方が正常)
  • 2. 投薬継続期間が2年以上
  • 3. 甲状腺腫が小さくなった
  • 4. TSH受容体抗体が陰性

βブロッカー

  • 脈拍、動悸、振戦を軽減 ← 甲状腺ホルモンの「心筋細胞のカテコールアミン受容体を増加させる作用」に対して

放射性ヨード療法

  • 131Iのβ線により甲状腺組織を破壊
  • 効果は2-3週後に出現し、最大効果は6-12週後。

外科的治療法

  • 甲状腺亜全摘術

比較

  放射性ヨード療法
131療法
外科的治療法 抗甲状腺薬
長所 治療法が簡単   どの年代の患者でも可能(妊娠・妊娠中も可能)
成人合併例でも治療可能   通院での治療可能
比較的短期間で寛解 短期間に治癒  
永続寛解率が高い 高い寛解率  
侵襲が少ない   不可逆的な甲状腺機能低下は稀
短所 特別な施設が必要 手術侵襲 副作用(無顆粒球症・肝障害)
永続的甲状腺機能低下症が年ごとに増加 永続的甲状腺機能低下症  
妊娠、授乳期では禁忌 瘢痕 治療期間が長い
  術後合併症(反回神経麻痺、テタニー) 永続寛解率が低い
  術後再発  
回避・禁忌 30歳以下は避ける    
妊娠予定、妊娠中、授乳中は禁忌    
適応 欧米の第一選択   日本の第一選択
老人で早期治療を望む場合 早期治癒を望む場合(社会的・妊娠希望) 小児、妊婦
抗甲状腺薬で副作用の例 抗甲状腺薬で副作用の例 外科的療法、放射性ヨード療法の明らかな適応外
抗甲状腺薬で永続治癒の可能性低 抗甲状腺薬で永続治癒の可能性低 FT4軽度上昇例
服薬・治療コンプライアンス低 服薬・治療コンプライアンス低  
手術適応だが合併症、患者の意志により回避される場合 通院が困難  
手術後再発例 甲状腺腫が大 甲状腺腫が小

病理

  • 組織像
  • 濾胞上皮の著明な過形成、上皮細胞の丈が増して円柱上となる、濾胞上皮が乳頭状に濾胞腔に突出する、間質の軽度の線維化、リンパ球集簇、リンパ濾胞、腫大した上皮細胞は濾胞中央部のコロイドを活発に吸収するため、コロイドの辺縁部に空泡が見える。


グレーブス病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎の比較

YN.D-40改変
  破壊性甲状腺炎 グレーブス病 備考
無痛性甲状腺炎 亜急性甲状腺炎
病態 橋本病
(慢性甲状腺炎)の
経過中に濾胞の
崩壊を示す
甲状腺の炎症による
濾胞破壊
TSHRの過剰刺激
炎症 mild severe [-]  
末梢fT3 甲状腺機能亢進もしくは濾胞の破壊で上昇
123I uptake 健全な甲状腺濾胞が存在し、甲状腺ホルモン合成能が高い
血清TSH fT3上昇のため
血清サイログロブリン 甲状腺機能亢進もしくは濾胞の破壊で上昇
TSH受容体抗体 [-] [-] [+]  
抗TPO抗体 [+] [-]/トキニ[+] [+]  
抗サイログロブリン抗体 [+] [-]/トキニ[+] [+]  

参考

  • 1. D.産科疾患の診断・治療・管理 8.合併症妊娠の管理と治療 - 日産婦誌60巻3 号
http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6003-041.pdf




薬理学」

  [★]

pharmacology
drug entries


定義

  • 生物系と化学物質の選択的な相互作用を研究する学問 (SPC.2)

生物系と薬の相互作用

  • 薬の生物系に対する相互作用:薬理作用 <-化学の視点
  • 生物系の薬に対する相互作用:薬物動態 <-生物の視点

関連分野

  • 薬物学 materia medica
  • 生薬学
  • 実験薬理学
  • 臨床薬理学
  • 動物薬理学
  • 人体薬理学
  • 比較薬理学
  • 薬理作用学(薬力学)
  • 薬物動態学
  • 中毒学、毒科学
  • 薬物治療学
  • 処方学

薬品の命名

Ending of the drug name Category Example
~afil Erectile dysfunction sildenafil
~ane Inhalatinal general anesthetic halothane
~azepam Benzodiaizepine diazepam
~azine Phenothiazine (neuroleptic, antiemetic) chlorpromazine
~azole Ailtifungal ketoconazole
~barbital Barbiturate phenobarbital
~caine Local anesthetic lidocaine
~cillin Penicillin methicillin
~cycline Antibiotic, protein syntlesis inhibitor tetracycline
~ipramine TCA iimipramine
~navir Protease inhibitor saquinavir
~olol β-antagonist propranolol
~operidol Butyrophenone ( neuroleptic ) haloperidol
~oxin Cardiac glycoside ( inotropic agent ) digoxin
~phylline Methylxanthine theophylline
~pril ACE inhibitor captopril
~terol β2 agonist albuterol
~tidine H2 antagonist cimtidine
~triptyline TCA amitriptyline
~tropine Pituitary hormone somatotropine
~zosin a1 antagonist prazosin

薬一覧

薬物代謝

薬理動態

神経伝達物質

神経筋接合部遮断薬(筋弛緩薬)

交感神経作動薬

アドレナリン受容体

交感神経遮断薬

アドレナリン受容体

副交感神経作動薬

アセチルコリン受容体

副交感神経遮断薬

アセチルコリン受容体

貧血治療薬

甲状腺関連物質

痛風治療薬

  • 痛風発作予防薬
  • 尿酸排泄促進薬
  • 尿酸生成抑制薬


抗甲状腺薬」

  [★]

antithyroid drug
甲状腺阻害薬
甲状腺中毒症薬理学甲状腺甲状腺ホルモン

種類

チアミド系の化合物が用いられる(SPC.323)

作用機序

  • 甲状濾胞内に能動的に取り込まれ、濾胞内でヨードの有機化と縮合を抑制
  • 甲状腺濾胞内に浸潤しているリンパ球の自己抗体産生を抑制

副作用

チアミド系化合物の副作用

副作用に対する対処

  • 症状:突然の咽頭痛、発熱
  • 処置:
  • 抗甲状腺薬の中止。副腎皮質ホルモン、抗菌薬、輸血、G-CSF (医学辞書改変)
  • 無顆粒球症(好中球<500/ul)と判断されたらすぐに抗甲状腺薬の中止。

薬物動態の比較

  • 文献不明
  チアマゾール
thiamazole
メチマゾール
methimazole
methylmercaptoimidazole
MMI
プロピルチオウラシル
PTU
商品名 メルカゾール(5mg/錠) プロパジール(50mg/錠)
薬効 13-14 1
初回量 30-45 mg 300-600 mg
維持量 5-10 mg 50-200 mg
血中半減期 約6時間 約2.5時間
作用持続時間 24時間 4-8時間
吸収 ほぼ100% ほぼ100%
アルブミン結合 5%以下 約80%
末梢作用 なし T4→T3への変換を抑制
作用発現(T4正常化) 1-2ヶ月 2-3ヶ月
胎盤移行 多い 少ない
乳汁移行 多い ほとんどなし
尿中排泄 48時間で約70% 24時間で約80%
肝・腎不全時 代謝不変 代謝低下
  • SPC.1528
  チアマゾール プロピルチオウラシル
血漿タンパクとの結合 結合しない 0.75
血漿半減期 4?6時間 75分
分布容積 40 liters 20 liters
甲状腺での濃縮 濃縮 濃縮
重症な肝臓病患者での代謝 減少 普通
重症な腎臓病患者での代謝 普通 普通
投与頻度 1-2回/日 1-4回/日
胎盤の通過
母乳への移行

参考

uptodate

  • 1. [charged] チオナミドによるバセドウ病(グレーブス病)の治療 - uptodate [1]
  • 2. [charged] チオナミドの薬理学および毒性 - uptodate [2]
  • 3. [charged] 患者情報:抗甲状腺剤 - uptodate [3]



プロピルチオウラシル」

  [★]

propylthiouracil, PTU
propylthiouracilum
チウラジールプロパジール
薬理学甲状腺抗甲状腺薬


分類

薬理作用

ペルオキシダーゼは濾胞内でO2からH2O2を生成し、H2O2によりI-がIとなりサイログロブリン上のチロシンに付加反応を起こす
この阻害作用はチアマゾールも示し、チアマゾールの方が薬効が高い(より少量で作用する)
  • 2. 末梢(肝、腎)でT4からT3へ変換を抑制する
肝、腎、甲状腺にはtype I iodothyronine 5'-deiodinaseが存在し、T4からT3へ変換している。

副作用

GOO.1529

  • 肝機能の異常は高投与量でみられるかもしれない
  • 稀:発熱、肝炎、腎炎、血管炎(ANCAと関連か?)
  • antineutrophilic cytoplasmic antibody(ANCA)はプロピルチオウラシル投与患者の50%に見られる
(別の資料では、20%の患者がANCA陽性)
ANCA陽性腎炎と関連?



甲状腺クリーゼ」

  [★]

thyrotoxic crisis, thyrotoxic storm, thyroid crisis
甲状腺中毒クリーゼ
甲状腺中毒症甲状腺甲状腺ホルモン甲状腺発症バセドウ病性精神異常


概念

  • 甲状腺中毒症による全身症状が著しくなり、生命に危険が及ぶ状態

病因

  • 感染症、手術、ストレス

症状

  • 意識障害
  • 38℃以上の発熱
  • 120/分以上の頻脈
  • 異常な発汗 → 脱水
  • 頻回の下痢,嘔吐 → 脱水
  • 循環不全

診断

検査

治療

無機ヨード + 抗甲状腺薬(チアマゾールプロピルチオウラシル)
  • 補液
  • 体の冷却
  • 酸素吸入
  • 無機ヨード薬
  • 抗甲状腺薬
  • 副腎皮質ホルモン剤
  • ジギタリス
  • βブロッカー
  • 透析、血漿交換

予後

  • 適切な処置が行われなければ死亡率は極めて高い


アマ」

  [★]

flaxLinum usitatissimum
亜麻亜麻仁アマ属




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡