ケモカイン

出典: meddic

chemokine
ケモカイン受容体サイトカイン

定義

  • 走化作用を持つサイトカインをケモカインと呼ぶ

ケモカイン

  • ケモカインは4つのシステインを保つ
  • N末に存在するシステインによりCXCケモカイン, CCケモカイン, Cケモカインに分類

標的による分類

組み替えケモカインの臨床応用

  • first aid step1 2006 p.327




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和文文献

  • 油症認定患者における血清ケモカイン濃度に関する研究
  • 内 博史,安川 史子,古江 増隆,Uchi Hiroshi,Yasukawa Fumiko,Furue Masutaka,ウチ ヒロシ,ヤスカワ フミコ,フルエ マスタカ
  • 福岡医学雑誌 102, 105-108, 2011-04-25
  • … patients or control subjects.ダイオキシン類の慢性毒性の一つとして免疫系への影響があげられ,近年のアレルギー性疾患の増加とダイオキシン類による環境汚染との関連が議論されることがある.本研究では,現在でも高い血中ダイオキシン類濃度を有する油症患者を対象に,Th1,Th2 環境で高値を示すケモカインを中心に各種血清ケモカイン濃度を測定し,ダイオキシン類の影響について検討した. …
  • NAID 120003075300
  • 神経因性疼痛に対するケモカインの関与
  • グリア細胞による脳内免疫炎症反応とニコチン受容体刺激 (AYUMI 長期ニコチン受容体刺激により誘発される生体機構変化)
  • 片山 貴博,南 雅文
  • 医学のあゆみ 237(11), 1065-1069, 2011-06-11
  • NAID 40018824241

関連リンク

ケモカイン (Chemokine) は、Gタンパク質共役受容体を介してその作用を発現する塩基 性タンパク質であり、サイトカインの一群である。白血球などの遊走を引き起こし炎症の 形成に関与する。1987年にIL-8が同定されて以来、数多くのケモカイン分子が新しく ...
サイトカイン、ケモカイン. サイトカインとはサイトカインは細胞が産生する微量生理活性 タンパク質の総称である。そのため、サイトカインという物質そのものは存在しない。 サイトカインは細胞同士のコミュニケーションを司り、細胞の増殖・分化・機能発現に 関わっ ...

関連画像


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★リンクテーブル★
リンク元サイトカイン」「白血球」「母乳」「MCP-1」「ケモカイン受容体
拡張検索ケモカインCCL2」「ケモカインCCL4」「B細胞誘引性ケモカイン

サイトカイン」

  [★]

cyto=cell kin(e)=small substance
ex. manikine
細胞が分泌する糖タンパク質で、生物活性(増殖・分化・タンパク産生誘導などを)を有するもの
cytokine, cytokines
サイトカイン受容体インターロイキンリンホカイン

生態情報伝達方式

  • 傍分泌系、自己分泌系により情報を伝達する。局所ホルモンともいえる(ホルモンは血流を介して他臓器に働く)

産生細胞・機能による分類名

機能

機能 サブグループ サイトカイン 標的 機能
炎症性サイトカイン TNFファミリー TNF-α 白血球上皮細胞 活性化
インターロイキン IL-1 上皮細胞リンパ球 活性化
IL-6 種々の細胞 活性化
IL-8 白血球 炎症部位遊走
T細胞の増殖・分化 インターロイキン IL-2 T細胞 活性化。増殖
IL-4 T細胞 増殖
Th2細胞 分化誘導
IL-12 Th1細胞 分化誘導
インターフェロン IFN-γ Th2細胞 分化抑制
B細胞の増殖・分化 インターロイキン IL-2 B細胞 活性化
IL-4 B細胞 活性化、増殖、分化
IL-5 B細胞 活性化、増殖
IL-6 B細胞 増殖、分化
  TGF-β B細胞 分化(IgA分泌)
アレルギー調節サイトカイン インターロイキン IL-3 肥満細胞 増殖、分化促進
IL-4 B細胞 IgEクラススイッチ促進
IL-5 好酸球 増殖、分化促進
IL-13 B細胞 IgEクラススイッチ促進
インターフェロン IFN-γ B細胞 IgEクラススイッチ抑制
走化性サイトカイン(ケモカイン) CCケモカイン MIP-1 好中球 遊走
MIP-2
RANTES 単球
CXCケモカイン IL-8 好中球リンパ球好塩基球
SDF-1
造血系サイトカイン   SCF    
インターロイキン IL-7    
  erythropoietin    
コロニー刺激因子 GM-CSF    
G-CSF    
M-CSF    

サイトカインのシグナル伝達 JAK/STAT pathway (IMM.245-246)

組み換えサイトカインと臨床利用 first aid step1 2006 p.327

agent clinical uses
aldesleukin interleukin-2 renal cell carcinoma, metastatic melanoma
erythropoietin epoetin anemias (especially in renal failure)
filgrastim granulocyte colony-stimulating factor recovery of bone marrow
sargramostim granulocyte-macrophage colony stimulating factor recovery of bone marrow
α-interferon   hepatitis B and C, Kaposi's sarcoma, leukemias, malignant melanoma
β-interferon   multiple sclerosis
γ-interferon   chronic granulomatous disease
oprelvekin interleukin-11 thrombocytopenia
thrombopoietin   thrombocytopenia




白血球」

  [★]

leukocyte, leucocyte (Z), white blood cell (Z), WBC, white corpuscle, white cell
赤血球血球血液

白血球

基準値

  • 4000-9000 (/μl) (2007前期解剖学授業プリント)
異常値の出るメカニズム第5版
  • 5000- 8400 (/μl) (健常者の2/3)
  • 4500-11000 (/μl) (95%範囲)

年齢との関連

生理的な変動

  • 精神的ストレス↑  → 交感神経の刺激により好中球の血管壁遊離が促進されるため
  • 午前↓、午後↑

基準値

  07解 異メ 流マ HIM.A-1
顆粒球 好中球 桿状核球 40~70 44~66 40~60 4~14 0~5
分葉核球 43~59 40~70
好酸球 2~4 0~ 4 2~4 0~6
好塩基球 0~2 0~0.5 0~2 0~2
無顆粒球 リンパ球 25~40 30~38 26~40 20~50
単球 3~6 0~ 5 3~6 4~8
  • 07解: 2007前期解剖学授業プリント
  • 異メ: 異常値の出るメカニズム第5版 p.91
  • 流マ: 流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.10

血管外滲出 extravasation (SMB.37 BPT.37)

(margination)

  • 1. 赤血球は軽く早く流れるので血管の中央をながれ、白血球は血管のへりを流れている

(rolling)

  • 2. IL-1, TNFで血管内皮細胞が活性化し、血管内腔にE-selectinを発現する
  • 3. P-selectinヒスタミントロンビンの働きにより、血管内腔に発現する
  • 4. 白血球と血管内皮細胞の接着分子で接着することで、白血球がrollingを始める
  • 3. 次第にselectinによる接着はdown regulateされる

(adheresion & arrested)

(transmigration)

  • 6. 白血球と血管内皮細胞に発現しているPECAM-1(CD31)がお互い接着し、白血球が血管内皮細胞の間隙を通って細胞外マトリックスに入る
血管内皮細胞   白血球
Rolling
E-selectin 糖鎖(SLex)
P-selectin 糖鎖
糖鎖(GlyCAM-1)(=CD34) L-selectin
Adhestion
ICAM-1 LFA-1 integlin(CD11a/CD18), Mac-1 integlin(CD11b/CD18)
VCAM-1 VLA-1 integlin
transmigration
PECAM-1(CD31) PECAM-1(CD31)

白血球の染色

  • 好酸性:赤く染まる→ヘモグロビン
  • 好塩基性:青く染まる→リボソーム、核内のヒストン蛋白
  • 好酸性でも好塩基性でもない:淡いピンクに染まる
  • MPOをもつ:顆粒球(前骨髄球~分葉核球)、単球(前単球~単球)
  • MPOをもたない:リンパ球系細胞
  • 好中球:長鎖エステルを分解
  • 単球:短鎖エステルを分解

関節液

  •   炎症 感染
  • 200 2000 20000
  • 500 5000 50000

臨床関連

白血球のインテグリンが欠損または減少する先天性疾患
反復性の細菌皮膚感染
  • SIRSの診断基準:<4,000/ul or >12,000/ul




母乳」

  [★]

breast milkbreastmilk
人乳母子感染

分類

母乳を介して感染しうるウイルス

成分

  • ミネラル:初乳 > 成乳
  • IgA:初乳 > 成乳
  • タンパク質:初乳 > 成乳
  • 熱量:成乳 > 初乳
  • 脂肪:成乳 > 初乳
  • 乳糖:成乳 > 初乳
  • 防御因子:ラクトフェリン、リゾチーム、分泌型IgA、マクロファージ、リンパ球
  • 成乳の浸透圧は血漿と同程度

アレルギー促進因子、防御因子

参考1
物質の種類 促進因子 防御因子
食物抗原 感作抗原 寛容誘導抗原
免疫グロブリン   IgA
サイトカインなど IL-4IL-5IL-13 TGF-βIL-10、sCD14
ケモカイン RANTESIL-8  
好酸球由来顆粒 ECP  
不飽和脂肪酸 n-6系 n-3系
ポリアミン   スペルミンスペルミジン


母乳と人工乳との比較

  • 母乳は消化されやすく、胃内停滞時間が長い。
  • 母乳はビタミンKが少ない。
  • 人工乳は蛋白顔奥、蛋白代謝負担が大きい
  • 児の成長に連れ母乳のみの栄養ではビタミンD、鉄が不足してくる。 → 母乳栄養のみでは水様便となってくる。離乳食開始を考慮。
  • 母乳栄養時では軟便傾向となる。

母乳と牛乳との比較

  • 母乳は乳糖のみ多い。
  • グロブリン、不飽和脂肪酸、糖質は牛乳より多い。 → ビフィズス菌の増殖に不可欠なオリゴ糖も母乳の方が多い。
  • エネルギーや脂質はほぼ同じ。
  • その他の成分は牛乳の方が多い。

参考

  • 1.
[display]http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks0809/ks0809_3.pdf

国試



MCP-1」

  [★]

monocyte chemotactic protein-1
ケモカインCCL2
  • 単球のケモカイン
  • 脂肪細胞より分泌されインスリン抵抗性の亢進に関わる。



ケモカイン受容体」

  [★]

chemokine receptor
ケモカイン
  • 7回膜貫通型
  • ケモカインCXC, CC, Cに分類できる
  • それぞれの受容体はCXCR, CCR, CRと呼ぶ


ケモカインCCL2」

  [★]

chemokine CCL2
単球走化性タンパク質1、単球走化性タンパク質-1


ケモカインCCL4」

  [★]

chemokine CCL4CCL4
MIP-1β

B細胞誘引性ケモカイン」

  [★]

B cell-attracting chemokine BCA




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