インターフェロンγ

出典: meddic

interferon-gamma, interferon γ, interferon-γ, IFN-γ
インターフェロンガンマインターフェロン-γ
インターフェロン

  • 炎症の伸展に関与?

産生細胞


作用

→抗原提示能が亢進
  • 抗原のプロセス能↑
  • Th2細胞の抑制   ←体液性免疫の抑制

受容体

  • CD119,IFNGR2

細胞内シグナル伝達


UpToDate Contents

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和文文献

  • 新しい結核感染診断法QFT-2Gの有用性 : 接触者健診における「接触度」を用いたツベルクリン反応検査との比較検討
  • 藤山 理世,樋口 純子,白井 千香,河上 靖登,岩本 朋忠,鈴木 克洋,岡田 全司,坂谷 光則,森 亨,若林 一郎
  • 結核 86(11), 869-877, 2011-11-15
  • NAID 10030264047
  • 呼吸器疾患
  • 東條 尚子
  • 日本内科学会雑誌 100(11), 3209-3214, 2011-11-10
  • NAID 10030390547
  • 自己炎症疾患としてのベーチェット病
  • 石ヶ坪 良明,寒川 整
  • 日本臨床免疫学会会誌 = Japanese journal of clinical immunology 34(5), 408-419, 2011-10-31
  •   ベーチェット病は口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍,皮膚症状,眼症状,外陰部潰瘍を主症状とする全身性炎症性疾患である.ベーチェット病の原因は未だ不明だが,HLA-B51抗原陽性率が優位に高く,一部のStreptococcusに対する免疫反応においてインターロイキン2(IL-2),インターフェロンγ(IFN-γ)といったTh1優位のサイトカイン上昇を認めTh1型自己免疫疾患と考えら …
  • NAID 10029898121

関連リンク

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インターフェロンγ(IFNγ)は、活性化Tリンパ球およびNK細胞によって産生され、ほぼ全ての免疫応答や炎症応答に関与する分子量20-25kDa(モノマーの状態)の多指向性サイトカインです。IFNγは、T細胞、B細胞、マクロファージ、NK細胞 ...
結核感染の新しい診断技術 「全血インターフェロンγ応答測定法」 結核研究所長 森 亨 これからの結核対策のなかで、結核感染を受けたがまだ発病していない人に対して行う化学予防は、ますます重要な手段となっています。

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★リンクテーブル★
国試過去問106D043」「106D032
リンク元慢性肉芽腫症」「樹状細胞」「マクロファージ」「gamma-interferon」「2型インターフェロン
拡張検索遺伝子組換えインターフェロンγ」「インターフェロンγ産生
関連記事インターフェロン

106D043」

  [★]

  • 64歳の女性。皮膚の黄染を主訴に来院した。 5年前から肝機能異常を指摘されていたが、自覚症状がなかったためそのままにしていた。 3週前から皮膚の痒みが出現し、 1週前に皮膚が黄色いことに気付いたという。服薬歴に特記すべきことはない。輸血歴はない。飲酒は機会飲酒。身長163cm、体重57kg。眼球結膜に黄染を認める。右肋骨弓下に肝を4cm、左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球335万、 Hb10.8g/dl、 Ht35%、白血球3,300、血小板8.5万。血液生化学所見:総蛋白 7.8g/dl、アルブミン 3.2g/dl、総ビリルビン 2.8mg/dl、直接ビリルビン 1.8mg/dl、 AST 186IU/l、 ALT 148IU/l、 LD 184IU/l(基準176-353)、ALP 559IU/l(基準115-359)、 γ-GTP 253IU/l(基準8-50)。免疫学所見: CRP 2.4mg/dl。 HBs抗原 陰性、HCV抗体 陰性。リウマトイド因子(RF) 陰性、抗核抗体 40倍(基準20以下)、抗ミトコンドリア抗体 80倍(基準20以下)。
  • 治療薬として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106D042]←[国試_106]→[106D044

106D032」

  [★]

  • 5歳の女児。両側の膝関節痛を主訴に来院した。 2週前から37.5-40.0℃の発熱がみられていた。自宅近くの診療所で抗菌薬を投与されたが解熟しなかった。 3日前から両側の膝関節痛を訴え、今朝から立とうとしなくなったため受診した。体温39.0℃。両側の頚部に径15mmのリンパ節を2個ずつ触知する。右肋骨弓下に肝を3cm、左肋骨弓下に脾を2cm触知する。両側の膝関節は腫脹し、熱感がある。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に白血球3-5/1視野。赤沈 80mm/1時間。血液所見:赤血球320万、 Hb9.6g/dl、 Ht30%、白血球16,500(桿状核好中球 7%、分葉核好中球 56%、単球 8%、リンパ球 29%)、血小板 52万。免疫学所見: CRP 15mg/dl。 ASO l,250単位(基準250以下)。咽頭培養は常在菌のみ検出され、血液培養は陰性であった。
  • 治療薬として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106D031]←[国試_106]→[106D033

慢性肉芽腫症」

  [★]

chronic granulomatous disease, CGD
ベレンデス-ブリッジ-グッド症候群 Berendes-Bridge-Good syndrome
原発性免疫不全症候群

概念

  • X連鎖劣性遺伝によるものが多くを占め、好中球の殺菌能低下、幼少期からの細菌と真菌の反復感染、および肉芽腫形成を特徴とする原発性免疫不全症の一疾患である。
病原体をアレルゲンと見なせば、発症メカニズムはIV型アレルギーによるものと考えてよい?

疫学

  • an incidence of 1 in 200,00 indicuduals (HIM.380)

遺伝形式

  • 伴性遺伝:most often CGD is inherited as an X-linked recessive trait (HIM.380).
  • 常染色体劣性遺伝:30% of patients inherit the disease in an autosomal recessive pattern (HIM.380).

病因

  • 膜蛋白質シトクロムb 558の重鎖(β鎖:p91)、軽鎖(α鎖:p22)、細胞質因子p47、p67の欠損や機能異常

病態

  • 食細胞(好中球・マクロファージ)に貪食された細菌を殺菌する活性酸素産生系の障害

気炎菌の特徴

  • カタラーゼ陽性・過酸化水素非産生菌の感染:Salmonella typhimurium, Pseudomonas aeruginosa, Klebsiella pneumoniae, Staphylococcus aureus, Proteus mirabilis, Escherichia coli, Srratia marcescens
⇔カタラーゼ陰性・過酸化水素産生菌:Streptococcus pneumoniae, S. pyogenes, S.fecalis

症状

  • 乳児早期から始まる全身諸臓器の反復性・難治性の感染症 (PED.1151)
  • 皮膚化膿疹・膿瘍、細菌・真菌性肺炎、化膿性リンパ節炎。肝脾膿瘍・肛門周囲膿瘍
  • 特徴的な症状:肉芽腫形成による尿路や消化管の通過障害

検査

  • 好中球数:正常
  • 白血球数:増多
  • NBT色素還元能試験:陰性

治療

  • 感染症:抗菌薬の静脈内投与
  • 真菌以外の感染症の治療・予防:ST合剤
  • インターフェロンγ:感染症の発生抑制 → アスペルギルス症を抑制できたことにより予後が改善
  • 肉芽腫による通過障害:副腎皮質ステロイド薬
  • 骨髄移植:造血幹細胞移植により根治療が可能
  • 遺伝子治療
  • (感染症の予防として)抗菌薬・抗真菌薬の予防内服

予後

  • 平均16歳 (PED.1152)
  • 深在性アスペルギルス症は致命的 → IFN-γの投与による感染症予防により予後が改善されつつある

USMLE

  • Q book p.191 26

参考

  • 1. 慢性肉芽腫症に対する造血幹細胞移植ガイドライン
[display]http://pidj.rcai.riken.jp/medical_guideline091221.html

===uptodate

  • 1. [charged] 慢性肉芽腫性疾患:病因、臨床症状、および診断 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 慢性肉芽腫性疾患:治療および予後 - uptodate [2]

OMIM

  • 1. GRANULOMATOUS DISEASE, CHRONIC, X-LINKED; CGD
[display]http://www.ncbi.nlm.nih.gov/omim/306400
  • 2. GRANULOMATOUS DISEASE, CHRONIC, AUTOSOMAL RECESSIVE, CYTOCHROME b-POSITIVE, TYPE I
[display]http://www.ncbi.nlm.nih.gov/omim/233700
  • 3. GRANULOMATOUS DISEASE, CHRONIC, AUTOSOMAL RECESSIVE, CYTOCHROME b-POSITIVE, TYPE II
[display]http://www.ncbi.nlm.nih.gov/omim/233710
  • 4. GRANULOMATOUS DISEASE, CHRONIC, AUTOSOMAL RECESSIVE, CYTOCHROME b-POSITIVE, TYPE III
[display]http://www.ncbi.nlm.nih.gov/omim/613960
  • 5. GRANULOMATOUS DISEASE, CHRONIC, AUTOSOMAL RECESSIVE, CYTOCHROME b-NEGATIVE GeneTests
[display]http://www.ncbi.nlm.nih.gov/omim/233690
  • 6. GRANULOMATOUS DISEASE, CHRONIC, AUTOSOMAL DOMINANT TYPE
[display]http://www.ncbi.nlm.nih.gov/omim/138990

国試


樹状細胞」

  [★]

dendritic cell DC, dendritic cells
樹枝状白血球プロフェッショナル抗原提示細胞 professionalantigen-presenting cell、プロフェッショナルAPC professional APC


  • 食細胞としての機能はない

樹状細胞の種類

  • 上皮に存在し抗原を捕獲し、所属リンパ節に移動してT細胞に抗原提示
  • class II MHCとT-cell costimulatory moleculesを有する
  • リンパ節ではparacortixに存在(WCH.422)
  • リンパ節脾臓胚中心に存在する。(WCH.422ではfollicleに存在すると)
  • Fc受容体や補体の受容体を有する
  • IgGや補体が結合した物質を捕獲し、リンパ濾胞のB細胞に抗原提示し、secondary antibody responseを促進する

サイトカイン (SMB.44)

NK細胞樹状細胞インターフェロンγを産生させるサイトカインを分泌


マクロファージ」

  [★]

macrophage
大食細胞大食球貪食球
塵埃細胞組織球
Mononu clear phagocytes

活性化するためのサイトカイン

機能 (PT.248)

産生するサイトカイン (SMB.44)

NK細胞樹状細胞インターフェロンγを産生させるサイトカインを分泌




gamma-interferon」

  [★]

γインターフェロンγ型インターフェロンインターフェロンγ

IFN-gammainterferon type IIinterferon-gamma

WordNet   license wordnet

「a form of interferon that is produced by T cells and macrophages; involved in the activation of phagocytes」


2型インターフェロン」

  [★]

interferon type II
インターフェロンγインターフェロン-γ


遺伝子組換えインターフェロンγ」

  [★]

recombinant interferon-gamma


インターフェロンγ産生」

  [★]

IFN-gamma production


インターフェロン」

  [★]

interferon interferons IFN
オーアイエフIFNβモチダアドバフェロンアボネックスイムノマックス-γ、イントロンA、スミフェロンフエロンベタフェロンペガシスペグイントロン

概念

  • サイトカインの一種で抗ウイルス作用、免疫修飾作用、抗増殖活性を有する。(GOO.1261)

種類

  • I型インターフェロン
ウイルスに感染して誘導され、強い抗ウイルス作用を有する
  • II型インターフェロン
非ウイルス誘導性

表(SMB.426)

    産生細胞 種類 誘発因子 作用
I型インターフェロン IFN-α 好中球マクロファージなど 14種類以上 ウイルス細菌内毒素 抗ウイルス効果、抗腫瘍効果
IFN-β 線維芽細胞、上皮細胞など 1種類 ウイルス、2本鎖RNA 抗ウイルス効果、抗腫瘍効果
II型インターフェロン IFN-γ T細胞NK細胞など 1種類 抗原刺激、サイトカイン 免疫細胞の活性化、免疫系の制御

各インターフェロンについて

GOO.1261
  • ウイルス感染に対する非特異的な初期防御に関わる
  • 意義:ウイルス感染に対する非特異的な初期防御に関わる
  • 産生細胞:ほとんど全ての細胞
  • 産生のトリガー:二本鎖RNA、ある種のサイトカイン(IL-1, IL-2, TNF)
  • 作用:抗ウイルス作用、抗増殖作用:(1) リンパ球、NK細胞、およびマクロファージの細胞障害作用の亢進、(2) MHC class Iの発現の亢進作用  ← 抗ウイルス活性
  • インターフェロンγ
  • 意義:マクロファージの活性化
  • 産生細胞:T細胞、NK細胞、マクロファージのみ!
  • 産生のトリガー:抗原刺激、mitogen、特定のサイトカイン
  • 作用:抗ウイルス作用は弱い。強力な免疫調整作用:(1) マクロファージの強力な活性化、(2) MHC class IIの発現の亢進、(3) 局所炎症反応の仲介(madiation)

インターフェロンの抗ウイルス作用

  • インターフェロンをシグナルとして受け取った細胞は以下の物質を産生して抗ウイルス作用を発揮する。

適応

副作用

発熱 ほぼ必発
甲状腺機能異常 約10%
間質性肺炎 非常に稀
精神症状 約10%
白血球減少 ほぼ必発
血小板減少 ほぼ必発
蛋白尿 約10%
糖尿病 0.1-5%
口腔内病変 約20%
脱毛 約5%
眼底出血 約20%





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