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- POINT 肺化膿症(肺膿瘍)とは. 肺の中で膿がたまる病気です。. 肺炎が悪化して肺化膿症になることが一般的です。. 結核になった人や肺がんのある人に肺化膿症が起こりやすいので、肺化膿症の治療をしながら結核や癌が隠れていないか並行して ...
- 肺膿瘍(はいのうよう)は、肺に一般の肺炎より強い炎症が起き、肺組織が破壊されて空洞となりそこに膿(うみ)がたまる病気です。肺化膿症(はいかのうしょう)と呼ばれることもあります。
- 肺膿瘍は膿で満たされた空洞性病変を特徴とする,肺の壊死性感染症である。肺膿瘍は,意識障害のある患者において,口腔内分泌物の誤嚥が原因で生じることが最も多い。症状は持続性の咳嗽,発熱,発汗,および体重減少である
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★リンクテーブル★
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- 英
- lung abscess, pulmonary abscess
概念
- 肺化膿症の一つで、広義の肺炎である。 → 肺化膿症と同義に使われている印象がある。
- 肺実質の壊死を来たし、膿瘍・空洞を形成する。
- ニボー像が特徴的
病原体
- 嫌気性菌が最多。
- 黄色ブドウ球菌、クレブシエラ、大腸菌、緑膿菌も原因となる。
治療
- 薬物療法:病原体が特定されれば感受性のある抗菌薬を、不明であれば広域スペクトルの抗菌薬を用いる(セフェム系抗菌薬、クリンダマイシン、カルバペネム系抗菌薬)
- 外科療法:難治例に対して空洞切開術、肺葉切除
USMLE
- Q book p.289 8
- A patient develops an acute febrile illness with shivers, nonproductive cough, and pleuritic chest pain. Five days later, he presents to the emergency department after abruptly having "cough up" nearly a cup of blood-stained sputum.
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- 英
- pulmonary suppuration, lung suppuration lung suppurations
概念
- 肺炎の重症型/慢性型と考えられ、肺組織を破壊する肺炎・感染症 → 肺実質の破壊
- 肺炎は原則的に肺の既存構造(肺組織)を破壊することはない
病原体
- also see IRE.527
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- 英
- abscess
- 組織、臓器に起こった化膿性炎(化膿)により好中球などの滲出物が蓄積した状態 (医学大辞典)
- 腔が形成されており、そこに滲出物がたまる。
[★]
- 英
- purulence, suppuration
- ラ
- purulenta
- 同
- 化膿性炎 purulent inflammation
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- 英
- sis, pathy