腎臓
- 図:N.265(水平断,上部) N.320(背面) N.332(水平断)
- 図:Z.92、M.173(体表解剖)、N.321,322
解剖
大きさ
- 長さ:11cm
- 幅:4-5cm
- 厚み:2-3cm
重量
- 115-170g(PT.461), 160g(♂)/140g(♀)(KL.395)
血管尿管との関係
- 腎臓を内側から見るとき、腹側から静脈、動脈、尿管の順に並んでいる
位置
- 腹腔の後壁で、脊椎の両側にある(PT.461)
- 右腎:T11-L2椎体、左腎:T12-L3椎体 (M.173)。T12-L3椎体。右腎は左腎より約1.5cm低位 (KL.395)
- 両方の腎も幽門平面を貫くが、右腎は腎の上方で貫いている (M.173)
- 尋問は中面より5cm離れた場所にある (M.173)
- 腸骨稜の高いところを通る矢状面を貫く。この面は第12肋骨の先端をかすめる (M.173)
- 腎臓の背側側は上方では横隔膜を挟む。さらにその下層では第11胸神経、肋下神経、腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経が下外側に走行している (M.173)
血管
- それぞれから以下の通りに分岐する
部位名
- 上端
- 肝門
- 腎門
- 内側縁
- 下端
- 前面
- 後面
- 腎洞
- 腎葉
- 腎髄質
- 腎皮質
- 腎盂
- 腎盤
- 腎杯
- 大腎杯
- 小腎杯
- 腎錐体
- 錐体底
- 腎乳頭
- 腎柱
- 腎動脈
- 葉間動脈
- 弓状動脈
- 小葉間動脈
- 腎静脈
- 葉間静脈
- 弓状静脈
- 小葉間静脈
- ネフロン
- 腎小体
- 尿細管
- 傍髄質ネフロン
- 皮質ネフロン
- 皮質迷路
- 髄放線
- 肝門
- オトガイ唇溝
- 内帯
- 腎単位
- 内層
- 集合管
- 乳頭管
- 乳頭孔
- 篩状野
- 乳頭孔
- 星状細静脈
- 曲尿細管
- 直尿細管
- 近位尿細管
- 遠位尿細管
- ヘンレ係蹄
- 下行脚
- 上行脚
- 尿細管周囲毛細血管
- 血管極
- 糸球体
- 尿細管極
- 輸入細動脈
- 輸出細動脈
- 糸球体傍装置
- 緻密斑
- 糸球体外メサンギウム細胞
- 顆粒細胞
- メサンギウム細胞
- 糸球体包
- ボウマン嚢
- ボウマン腔
- 糸球体毛細血管
- 有窓内皮細胞
- 基底膜
- 足細胞
生理
機能 (SP.776 2007年度後期生理学授業プリント)
- 1. 代謝により生じた老廃物の濾過・排出
- 1-1. 酸の排泄
- リン酸の排泄
- NH4+の分泌
- 重炭酸イオンの分泌
- 尿中酸総排泄量 = 滴定酸(リン酸, 硫酸など) + NH4+ - HCO3-(重炭酸イオンの再吸収)
- 1-2. 尿素・尿酸・クレアチニンの排泄
- 1-3. 異物の排泄
- 肝臓でP450やグルクロン酸抱合された解毒物の排泄
- 2. 体液恒常性の維持 (腎機能参照)
- 体液のNa,Kなどの電解質濃度
- 浸透圧
- pH
- 3. 内分泌機能(ホルモン分泌・オータコイド分泌)
- 3-1. ビタミンD3
- 活性型ビタミンDの産生(腎小体で濾過したビタミンDを近位尿細管で再吸収し、活性型に転換して血中に戻す)
- 3-2. エリスロポエチン
- pO2↓→近位尿細管近傍の線維芽細胞が分泌~
- 赤血球を作る増殖因子
- 3-3. レニン
- 輸入細動脈顆粒細胞から分泌される
- レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の最初に位置する
- 副腎皮質を刺激して鉱質コルチコイド(アルドステロン)を放出させる & 血管の平滑筋を刺激して血圧を上昇させる。
- 4. 代謝機能
- 糖新生
ホルモンによる調節
- バソプレシン[視床下部後葉]により、遠位尿細管で水の再吸収が促進される
- 鉱質コルチコイド(アルドステロン)[副腎皮質]により、遠位尿細管でのNa( H2O)の再吸収が促進される
- 重炭酸イオン(HCO3-)の再吸収[近位尿細管、CO2が細胞内に拡散]
- ナトリウムイオン(Na+)の再吸収[近位尿細管、遠位尿細管]
- アンモニア(NH3)の排出[細胞外に拡散]
- 水素イオンH+の排出[近位尿細管、遠位尿細管のNa+-H+交換輸送体]
神経による調節 (SP.784)
- 交感神経により腎血流が調節されている
- 弱い刺激:輸出細動脈が収縮→RPF↓、濾過圧↑→GFRほぼ不変
- 強い刺激:輸入細動脈も収縮→RPF↓、GFR↓
尿の生成 (生理学実習1 実習テキストp.3)
- 腎を流れる血流量 1L/min = 1440L/day
- 原尿生成 0.1L/min = 160L/day
- 尿生成 0.7-1.0ml/min = 1-1.5L/day
-kidney