CA19-9
概念
- 各種の消化器癌や膵癌、胆肝癌の患者に高頻度かつ高濃度に検出される抗原である。
- ヒト大腸癌細胞株SW1116に対して作成された単クローン抗体の認識する糖鎖抗原であり、腫瘍マーカー検査に用いられる。
- 抗原は Gal1-3GlcNAc の繰り返し構造(I型糖鎖)を基本骨格とするルイスA(Lea)の血液型糖鎖にシアル酸が結合したシアリルルイスAである
基準値
- 0-37 U/ml (HIM.A-4)
分布
- 膵管、胆嚢、胆管、胃、気管支、唾液腺、前立腺、結腸、直腸などの上皮細胞上に分布
- 特に膵管、胆嚢、胆管に多い。
意義
- 膵管、胆嚢、胆管の腫瘍で高値
婦人科
- (腫瘍)細胞表面の糖蛋白に結合している糖鎖
- 癌の血行性転移を促進するらしい
- 正常の胆管膵管上皮、唾液腺でも発現
- 早期癌での陽性率は低い。
- 補助診断、治療再発のモニター
注意
- 血液型Lea陰性者(日本人の5-10%)では陰性を示す