リウマチ熱
- 英
- rheumatic fever, RF
- 同
- 急性関節リウマチ
- 関
- [[]]
- http://mymed.jp/di/ucm.html?PHPSESSID=2cc03d17984266cc113974b772d3934f
概念
- 膠原病の一つ
- 自己免疫性炎症性疾患
- A群β溶連菌
- 関節と心臓を冒す
病因
- A群β溶連菌の急性咽頭炎後 → (3-4週潜伏期) → A群β溶連菌との交差抗原性(M蛋白、多糖体 VS 心内膜、血管内皮細胞、脳細胞) ← II型アレルギーの機序によると考えられている
疫学
- 日本:著しく減少したが。開発途上国:主なリウマチ性疾患
- 5-15歳に好発。学童期に多い
病理
症状
- Jonesは森(心炎)林(輪状紅斑)で大きな(四肢の大関節から始まる)ブ(舞踏病)タ(多発性関節炎)に引っかけ(皮下結節)られた
- pancarditis, arthritis, chorea minor, erythema marginatum, subcutaneous nodule: PACES
- 1. 汎心炎 (50%)
- 心筋炎 :房室伝導障害
- 心内膜炎:僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症
- 心膜炎 :→心膜摩擦音(friction rub)聴取、心嚢液貯留
- 2. 多関節炎 (70%)
- 3. 小舞踏病 chorea minor Sydenham's chorea
- 視床下部/尾状核ニューロンの障害
シデナム舞踏病、皮下結節、有縁性紅斑を認める。
症候スペクトル
| 病態 | レイノー現象 | 抗核抗体 | リウマトイド因子 | 抗好中球細胞質抗体 | 皮疹 | 皮下結節 | 関節炎 | 筋炎 | 漿膜炎 | 自己抗体 |
| 病理 | 壊死性血管炎 | 糸球体腎炎 | 間質性肺炎 | 心炎 | 唾液腺炎 | オニオンスキン病変 | ワイヤーループ病変 | ヘマトキシリン体 | LE細胞 | |
診断
- ジョーンズの基準 Jones criteria Jonesの基準(1992)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 主症状 | 心炎 | 多関節炎 | 小舞踏病 | 輪状紅斑 | 皮下結節 | |
| 副症状 | 臨床症状 | 関節痛 | 発熟 | リウマチ熱、 あるいはリウマチ性疾患の既往 |
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| 検査査所見 | 急性期反応 ESR↑、CRP↑、WBC↑ |
PR時間↑ | ||||
| 先行するA群レンサ球菌感染の証拠 | (関連抗体の高値または上昇、咽頭培養陽性または迅速反応陽性) | |||||
- 診断:先行するレンサ球薗感染が証明され、かつ主症状2項目以上または主症状1項目+副症状2項目以上
検査
治療
- 溶連菌治療にペニシリン、リウマチ性炎症抑制にサリチル酸剤ないし副腎皮質ステロイド剤、心炎抑制に副腎皮質ステロイド剤を用いる。
- 〔治療〕 急性期は安静臥床としサリチル酸剤を用い、心炎合併時には副腎皮質ホルモン剤を併用する。
- また、A群溶連菌に対し十分量のペニシリンを用い、治癒後も再発を防ぐために長期間予防的化学療法を行う。
予後
- 良好
- 急性の心炎(弁膜症)が生じると心不全につながる
予防
一次予防
- 抗菌薬による溶連菌性扁桃炎の治療(10日間のペニシリン内服)
- 心炎合併例ではステロイド
二次予防
- 再発予防、弁膜症重症化の予防
- 再発から5年間経口ペニシリンの内服