ヒト免疫不全ウイルス
特徴
ウイルス学
エンベロープ
- gp120が外部に突き出ており、これにgp41が結合して膜にアンカーしている。
- エンベロープの内側には、p17マトリックスタンパク(MA)が裏打ちするように配置している。
- コアはp24カプシドにより構成されている。
- コア内部は、1本のウイルスゲノムRNA(+)、逆転写酵素、p7,p9ヌクレオカプシドタンパク(NC)が存在。
遺伝子 (SMB.493)
- gag:マトリックスタンパク、カプシドタンパク、ヌクレオカプシドタンパクをコード
- pol:逆転写酵素、ウイルスプロテアーゼ、インテグラーゼをコード
- env:エンベロープ糖タンパクをコード
- tat:トランス活性化因子。ウイルスの転写活性化
- rev:ウイルスmRNAでスプライシングされていないものを安定化。ウイルス構造タンパク質をコードするmRNAを細胞質に移送させる。
- nef,vif,vpu,vpr
感染症
- 五類感染症(全数把握)
感染経路
経路
行為
- 性感染、血液関連(輸血感染、注射針の使い回し、汚染注射針を刺す)、母子感染(経胎盤、経産道、経母乳)
感染過程
- . ウイルス粒子のgp120がCD4陽性細胞に結合する
- . gp120とCD4結合により、立体構造が変化
- . gp120のV3エピトープと呼ばれるケモカインレセプターと結合する。
- . さらに構造変化が起こり、gp41の働きで宿主細胞膜とウイルス終止とが融合する
経過
- 1ヶ月以内にウイルス血症がおこる。
検査 (HIM. 1108,1163,1164,1166f,1190,1211t,1309t,e104)
- 参考1
- NATのウインドウ期:11日
- 血清学的検査のウインドウ期:22日
治療
妊婦
- 基本的に妊婦には治療はできない
- 妊娠後期になってから抗ウイルス薬を使う
参考
- 1.
- <click2in>http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/2a/dl/2b.pdf</click2in>