プレバイミス
Japanese Journal
- 造血幹細胞移植時のサイトメガロウイルスに対するレテルモビルの予防投与 (特集 同種造血幹細胞移植の最近の展開)
- 審査報告書から見る新薬の裏側(第22回)プレバイミス錠・プレバイミス点滴静注(レテルモビル)
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- プレバイミスはサイトメガロウイルスの ターミナーゼ複合体 を選択的に阻害するといった新規作用機序を有する薬剤です! 今回は造血幹細胞移植時のサイトメガロウイルス感染とプレバイミス(レテルモビル)の作用機序についてご紹介します。
- レテルモビルの併 用により、CYP3A が阻害される。副作用 レテルモビルを移植後14週目まで経口又は静脈内投与した第Ⅲ 相国際共同試験(001試験)では、移植後24週目までに、レテ ルモビルの投与を受けた373例中63例(16.9%
- 医療用医薬品の薬効分類 [BR:jp08301] 6 病原生物に対する医薬品 62 化学療法剤 625 抗ウイルス剤 6250 抗ウイルス剤 D10801 レテルモビル (JAN) 医療用医薬品のATC分類 [BR:jp08303] J 全身用抗感染薬 J05 全身用抗
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プレバイミス点滴静注240mg
組成
有効成分の名称
1バイアル中の含量
添加剤
- ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン1800mg、等張化剤、pH調整剤
効能または効果
- 同種造血幹細胞移植患者におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制
- 通常、成人にはレテルモビルとして480mgを1日1回、約60分かけて点滴静注する。シクロスポリンと併用投与する場合にはレテルモビルとして240mgを1日1回、約60分かけて点滴静注する。
- 錠剤と注射剤は医師の判断で切り替えて使用することができる。ただし、臨床試験において注射剤の長期投与の経験はなく、注射剤の添加剤ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンは腎機能障害のある患者で蓄積し、腎機能の悪化等を引き起こすおそれがあることから、注射剤の投与は最小限の期間とし、経口投与可能な患者には、経口投与を選択すること。(「重要な基本的注意」の項参照)
- 同種造血幹細胞移植の移植当日から移植後28日目までを目安として投与を開始すること。投与期間は、患者のサイトメガロウイルス感染症の発症リスクを考慮しながら、移植後100日目までを目安とすること。(【臨床成績】の項参照)
サイトメガロウイルス血症又はサイトメガロウイルス感染症が確認された場合には、本剤の投与を中止し、サイトメガロウイルスに対する治療等、適切な対応を行うこと。
慎重投与
- 重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害のある患者[レテルモビルの血漿中濃度が上昇するおそれがある。(【薬物動態】の項参照)]
- 中等度又は重度(クレアチニンクリアランス<50mL/min)の腎機能障害のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
薬効薬理
作用機序
- レテルモビルはウイルスの複製に必要なCMVのDNAターミナーゼ複合体を阻害する。生化学的な検討及び電子顕微鏡所見から、レテルモビルは一単位長のゲノムの生成に影響し、ウイルス粒子の形成を阻害することが明らかとなった。
In vitro抗ウイルス作用
- 感染細胞培養系でのCMVの臨床分離株(74株)に対するレテルモビルのEC50値の範囲は0.7〜6.1nMであった。
耐性ウイルス
[細胞培養系]
- CMVのDNAターミナーゼのサブユニットはCMV遺伝子のUL56及びUL89領域にコードされる。細胞培養系にてレテルモビルに低感受性のCMV変異株を分離した。いずれの変異もUL56領域に認められ、主にアミノ酸配列の231〜369位(V231A/L、V236L/M、E237D、L241P、T244K/R、L257I、F261C/L/S、Y321C、C325F/R/Y、M329T、R369G/M/S)に認められた。これら変異株のEC50値は野生株と比較して13〜5,870倍高値を示した。UL89領域にはレテルモビルに対する感受性の低下を誘導する変異はみられなかった。
[臨床試験]
- 外国人を対象とした第II相試験(020試験)では、131例の同種造血幹細胞移植患者に60、120又は240mgのレテルモビル又はプラセボを1日1回84日間投与し、レテルモビル群のうち予防不成功となり検体が得られた12例を対象に、UL56遺伝子の231〜369位のアミノ酸配列を中心にDNAシークエンス解析を実施した。60mg投与群1例でレテルモビルに低感受性を示す変異(V236M)が検出された。
第III相国際共同試験(001試験)では、レテルモビル群のうち予防不成功となり検体が得られた28例を対象に、UL56及びUL89遺伝子のすべてのコード領域のDNAシークエンス解析を実施した。1例でレテルモビルに低感受性を示す変異(V236M)が検出され、1例で細胞培養系において低感受性を示したC325位の変異(C325W)が検出された。
交差耐性
- ガンシクロビルに耐性を示すUL97又はUL54領域に変異を有するウイルスに対して、レテルモビルは抗ウイルス作用を示した。レテルモビルに低感受性を示すウイルスに対して、ガンシクロビル及びホスカルネットは抗ウイルス作用を示した。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (4S)-2-{8-Fluoro-2-[4-(3-methoxyphenyl)piperazin-1-yl]-3-[2-methoxy-5-(trifluoromethyl)phenyl]-3,4-dihydroquinazolin-4-yl}acetic acid
分子式
分子量
性状
★リンクテーブル★
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商品名
会社名
成分
薬効分類
薬効
【希少疾病用医薬品】
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- 関
- 建物