- 英
- respondent conditioning
- 関
- パヴロフ型条件づけ
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/15 03:44:27」(JST)
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古典的条件づけ(こてんてきじょうけんづけ)は学習の一形態であり、刺激の対呈示によって刺激間に連合が起こり反応が変容することである。レスポンデント条件づけ、パブロフ型条件づけとも呼ばれる。イワン・パブロフの条件反射研究がもとになった理論である。
目次
- 1 刺激と反応
- 2 様々な条件づけ
- 3 古典的条件づけのモデル
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
刺激と反応[編集]
- 生体が本来持っている反応を無条件反応 (UCR; UnConditioned Response) という。
- 無条件反応を起こす刺激を無条件刺激 (UCS; UnConditioned Stimulus) という。
- 無条件反応を起こさない刺激を中性刺激という。
- 中性刺激によって起こる反応を無関連反応という。
中性刺激を与えた直後に無条件刺激を与えることを繰り返すと、(中性)刺激のみで(無条件)反応が 起こるようになる。これを古典的条件づけという。
- 古典的条件づけに基づく刺激を条件刺激 (CS; Conditioned Stimulus) という。
- 古典的条件づけに基づく反応を条件反応 (CR; Conditioned Response) という。
様々な条件づけ[編集]
条件刺激を与えた直後に無条件刺激を与えることを強化という。条件反応が成立した後、条件刺激のみを与えて無条件刺激を与えないことを繰り返すと、条件反応が起こらなくなる。これを消去という。消去によって反応が起こらなくなったのち、休憩をはさんでふたたび条件刺激を与えたとき、条件反応が起こることを自発的回復という。
古典的条件づけのモデル[編集]
ドナルド・ヘッブは1949年、神経細胞間の結合強度(伝達効率)の変化によって古典的条件づけを説明できる仮説を提案した。こうした、神経細胞間の結合強度が刺激によって変化していく性質を、シナプス可塑性という。のちに生理学的にもその存在が確認され、ヘッブの法則(あるいはヘブ則)と呼ばれている。
関連項目[編集]
- 条件反射
- オペラント条件づけ
- 行動主義心理学
- 行動学
- 脳科学
- 学習
- ヘッブの法則
- レスコーラ=ワグナー・モデル
外部リンク[編集]
- (百科事典)「Classical Conditioning」 - スカラーペディアにある「古典的条件づけ」についての項目。(英語)
- (百科事典)「Computational Models of Classical Conditioning」 - 同スカラーペディア。「古典的条件づけの計算モデル」についての項目。(英語)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- PB-119 心理学実験実習用レスポンデント条件づけ実験の開発(教授・学習,ポスター発表)
- 行動療法 (特集 発達障害の未来を変える--小児科医に必要なスキル) -- (新しいアプローチ--概念と実際)
- P2-17 言語レスポンデント条件づけと仮想清涼飲料水への選好の転移 : Staatsタイプ手続きとその変化手続きの比較(ポスター発表2)
Related Links
- 既に述べたことですが、レスポンデント条件づけは中性刺激と無条件刺激を何度も繰り返して対提示するのでした。しかし、場合によってはたった一度の対提示でも条件づけされてしまうこともあります。その例をあげてみましょう。
- 実例 パブロフは、犬をつかってレスポンデント条件づけの実験をした。例えば、犬に鈴の音を聞かせる。最初の間は耳をそばだてるといったような反応しか生じなかったが、鈴の音を聞かせると同時に必ず肉片を与える。
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★リンクテーブル★
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- 英
- pavlovian conditioning
- 同
- 古典的条件づけ classical conditioning、レスポンデント条件づけ respondent conditioning
[★]
レスポンデント条件づけ
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- 英
- respondent
- 関
- 応答者、調査、回答者、データ収集、データソース
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- 英
- condition
- 関
- 状況、状態
[★]
- 英
- conditioning
- 関
- 順化