- 商
- 治頭瘡一方エキス
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/15 11:33:38」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この項目では、植物について説明しています。フォークグループについては「すいかずら」をご覧ください。 |
スイカズラ |
スイカズラ
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
亜綱 |
: |
キク亜綱 Asteridae |
目 |
: |
マツムシソウ目 Dipsacales |
科 |
: |
スイカズラ科 Caprifoliaceae |
属 |
: |
スイカズラ属 Lonicera |
種 |
: |
スイカズラ L. japonica |
|
学名 |
Lonicera japonica Thunb. |
和名 |
スイカズラ(吸い葛) |
英名 |
Japanese Honeysuckle |
スイカズラ(吸い葛、学名:Lonicera japonica)はスイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本。別名、ニンドウ(忍冬)。冬場を耐え忍ぶ事からこの名がついた。
目次
- 1 特徴
- 2 分布と生育環境
- 3 似たもの
- 4 利用
- 5 脚注
- 6 参考文献
- 7 関連項目
特徴
若い枝は毛が密生し、葉は、木質のつるに長さ3-8mmの葉柄をもって対生する。葉身は卵形から長楕円形で、長さ2.5-8cm、幅0.7-4cm。毛は葉の裏面に多く、表面は少ない。なお、葉は全縁だが、幼い枝では粗い鋸歯が出ることがある。
花は5-7月に咲き、甘い香りがある。花弁は筒状で、先の方は上下2枚の唇状に分かれ上唇はさらに4裂、はじめ白いが徐々に黄色くなる。そのため、一つの枝に白い花と黄色い花が同居することが珍しくない。後述の異名である金銀花はこれによる[1]。果実は径5-7mmの液果で9-12月に黒熟する。
分布と生育環境
日本全国のほか東アジア一帯に分布し、山野や空地によく見られる。欧米では観賞用に栽培されるが、また広く野生化し、特にアメリカでは外来種としてクズとともに森林を覆って打撃を与えるなど問題となっている。
似たもの
スイカズラ属には180種あり、日本には20種ばかりあるが、多くは低木である。蔓性のものとしてはハマニンドウ L. affinis とキダチニンドウ L. hypoglauca がある。いずれも分布が限られ、より南部に生育するものである。
利用
蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬、秋から冬の間の茎葉は、忍冬(にんどう)という生薬で、ともに抗菌作用や解熱作用があるとされる。漢方薬としても利用される。忍冬の名の由来は、常緑性で冬を通して葉を落とさないから付けられた。
「スイカズラ」の名は「吸い葛」の意で、古くは花を口にくわえて甘い蜜を吸うことが行なわれたことに因む[1]。砂糖の無い頃の日本では、砂糖の代わりとして用いられていた。スイカズラ類の英名(honeysuckle)もそれに因む名称で、洋の東西を問わずスイカズラやその近縁の植物の花を口にくわえて蜜を吸うことが行われていたようである。
脚注
- ^ a b 姉崎一馬 『ヤマケイポケットガイド13 野山の樹木』、株式会社山と渓谷社、2004年(2000年初版) ISBN 4635062236 267頁参照
参考文献
- 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅱ』(1989)平凡社
関連項目
- 木の一覧
- 金大中 - ニックネームで忍冬草と呼ばれていた。
|
ウィキメディア・コモンズには、スイカズラに関連するメディアがあります。 |
|
ウィキスピーシーズにスイカズラに関する情報があります。 |
Japanese Journal
- ちよっ蔵広場--隈研吾建築都市設計事務所〔含 解説:ふたつのファブリック--大谷石/鉄・ステンレス/ツキヌキニンドウ〕
- 北海道沙流郡門別町および平取町におけるセイヨウオオマルハナバチBombus terrestris L.の7年間のモニタリング
- 松村 千鶴,鷲谷 いづみ
- 保全生態学研究 7(1), 39-50, 2002-09-30
- … 様々な形態の花が含まれることから,本種が今後分布を拡大していくに従い,利用される植物種数は,在来の植物種も含めて増加していくものと予測される.クサフジやセイヨウオダマキ,ヒレハリソウ,ツキヌキニンドウ,農作物であるベニバナインゲン(ハナマメ),インゲンマメのような花筒の長い花では盗蜜行動が観察された.本種がさらに増加すれば,これまで指摘されてきた生態系への被害のみならず,豆類の結実障害など …
- NAID 110007643312
- 福岡 誠行
- 植物分類・地理 27(5〜6), 157-162, 1976-09-30
- … 甲山におけるタニウツギとヤブウツギのように,両系統が隣接して生育している.日本の西南部にも自生するキダチニンドウは,花や葉の裏面などに腺点があることで,近縁種とは容易に識別できる.パリ自然史博物館に収蔵され,Lonicera macrantha として発表されていた標本の中に,上記の特徴からキダチニンドウと同定される標本が一点合った.これでベトナム北部にも本種が分布することが明らかとなった. …
- NAID 110003759784
Related Links
- ニンドウ(忍冬)は、スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本です。 ... ニンドウ(忍冬) は、5月、芳香のする白い筒状花を1箇所から2個咲かせるスイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本です。
- 科名:スイカズラ科 学名:Lonicera sempervirens 別名:突抜忍冬【漢字表記】 原産地:北アメリカ東部~南部 つる長:6m-7m 開花期:5月-10月 難易度 (そだてやすい) 耐寒性 (つよい) 耐暑性 (つよい)
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 治頭瘡一方、漢方製剤