出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/30 11:18:23」(JST)
テレフタル酸 | |
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別称
Benzene-1,4-dicarboxylic acid
para-Phthalic acid |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 100-21-0 |
ChemSpider | 7208 |
RTECS番号 | WZ0875000 |
SMILES
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InChI
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特性 | |
化学式 | C8H6O4 |
モル質量 | 166.14 g/mol |
外観 | 白色結晶又は粉末 |
密度 | 1.522 g/cm3 |
融点 |
300°C (密閉管内) (402°C (675 K) (空気中)) |
沸点 |
昇華性 |
水への溶解度 | 0.0017 g/100 mL at 25°C |
溶解度 | 極性有機溶媒、塩基性水溶液 |
酸解離定数 pKa | 3.51, 4.82[1] |
構造 | |
双極子モーメント | 0 |
危険性 | |
MSDS | MSDS sheet |
EU分類 | not listed |
関連する物質 | |
関連するカルボン酸 | フタル酸 イソフタル酸 |
関連物質 | p-キシレン ポリエチレンテレフタラート |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
テレフタル酸(テレフタルさん、terephthalic acid)は示性式 C6H4(COOH)2、分子量 166.14 の芳香族ジカルボン酸。TPAと略される。また、高純度のものを PTA (purified terephthalic acid) と略することがある。 ベンゼン環のパラ位に2個のカルボキシル基が結合した形を持つ。酸性や中性の水、アルコールやジエチルエーテル等にはほとんど溶けないが、アルカリ性の水や熱濃硫酸、DMFには可溶である。異性体にフタル酸、イソフタル酸があり、これらの異性化あるいは p-キシレンの酸化によって作ることが可能。下式のようにエチレングリコールと作るポリエステルはポリエチレンテレフタラート (PET) と呼ばれ、ペットボトルや衣料の原料として工業的に重要である。
テレフタル酸の2008年度日本国内生産量は 1,015,009t、消費量は 160,184t である[2]。
p-キシレンをコバルト、マンガン、臭素の触媒下に250 ℃で酸素酸化して製造される。この系中ではテレフタル酸に至る前に p-トリル酸を経由している[3]。
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