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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/05/23 09:08:12」(JST)
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チン小帯 |
ヒトの目の模式図(チン小帯は、図の左上に描かれている。)
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眼球の矢状面の上半分(チン小帯は、中央付近に見える。)
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ラテン語 |
zonula ciliaris |
グレイの解剖学 |
書籍中の説明(英語) |
チン小帯(Zonule of Zinn)は、毛様体を水晶体に繋ぐ環状の繊維である。ヨハン・ゴットフリート・ツィンに因んで名付けられた。
目次
- 1 発達
- 2 解剖学
- 3 見かけ
- 4 画像
- 5 出典
- 6 外部リンク
発達
毛様体上皮細胞がチン小帯の一部を形成している可能性がある[1]。
解剖学
チン小帯は、2つの層に分かれている。薄い層は硝子体窩に並び、厚い層は小帯繊維が集まっている。繊維は、毛様体小体として知られる[2]。チン小帯の直径は、約1から2μmである[3]。
水晶体との摩擦等で、色素顆粒がチン小帯から放出されると、虹彩の色は徐々に薄くなる。これらの色素顆粒がチャネルを阻害し、緑内障を引き起こすこともある。
チン小帯は、主に結合組織タンパク質であるフィブリリンで構成されている[1]。フィブリリン遺伝子の変異はマルファン症候群を引き起こし、水晶体脱臼の危険が高まる[1]。
見かけ
チン小帯は、細隙灯で見ることは難しいが、子供のものや虹彩欠損症、水晶体亜脱臼の場合は見えることがある[4]。チン小帯の数は、年齢とともに減少する[3]。チン小帯は、水晶体外縁の前方及び後方に挿入されているように見える[5]。
画像
出典
- ^ a b c Kaufman, Paul L.; Alm, Albert (2010). Adler's physiology of the eye (11th ed. ed.). St. Louis, Mo: Mosby. pp. 145-146. ISBN 978-0-323-05714-1.
- ^ http://www.etsu.edu/cpah/hsci/forsman/WebVision.htm
- ^ a b Bornfeld, Norbert; Spitznas, Manfred; Breipohl, Winrich; Bijvank, Gerhard J. (1974). “Scanning electron microscopy of the zonule of Zinn”. Albrecht von Graefes Archiv for Klinische und Experimentelle Ophthalmologie 192 (2): 117-129. doi:10.1007/BF00410698.
- ^ McCulloch, C (1954-1955). “The Zonule of Zinn: its Origin, Course, and Insertion, and its Relation to Neighboring Structures.”. Transactions of the American Ophthalmological Society 52: 525-85. PMID 13274438. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1312608/pdf/taos00047-0532.pdf 2012年12月15日閲覧。.
- ^ Farnsworth, PN; Mauriello, JA; Burke-Gadomski, P; Kulyk, T; Cinotti, AA (1976 Jan). “Surface ultrastructure of the human lens capsule and zonular attachments.”. Investigative ophthalmology 15 (1): 36-40. PMID 1245377.
外部リンク
- Diagram at unmc.edu
- Diagram at eye-surgery-uk.com
- Diagram and overview at webschoolsolutions.com
- ciliary+zonule - eMedicine Dictionary
- Histology at BU 08011loa
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 岩本 浩,三好 輝行,吉田 博則,横山 光伸,山根 貴司,國方 彦志
- IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌 26(1), 73-79, 2012-03-15
- NAID 10030627707
- 石田 千晶,西村 栄一,浅野 泰彦,早田 光孝,谷口 重雄
- IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌 23(4), 553-557, 2009-12-01
- NAID 10029690253
- Capsular tension ringの応用 (特集 水晶体・眼内レンズの亜脱臼と核落下)
Related Links
- 眼球における屈折力の1/4から1/3を担っている。毛様体と呼ばれる筋肉がつながり、 チン小帯で支えられる。 近くを見るときは毛様筋が収縮し、チン小帯が弛緩することで 厚くなる。遠くを見るときは逆に毛様筋が弛緩し、チン小帯が引っ張られることで薄くなる 。
- チン氏帯(毛様小帯)は毛様体と水晶体の間を結び水晶体を支えるはたらきをしています 。 また,毛様体の節肉(毛様体 ... 近くのものを見るとき毛様体筋がちぢみ,チン氏帯が ゆるんでレンズはまるみと厚みをもち,屈折力を増します。 レーシックを体験した質問に ...
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