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- danaparoid
- 化
- ダナパロイドナトリウム danaparoid sodium
- 商
- オルガラン
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Japanese Journal
- P2-357 絨毛病理所見からみた不育症とダナパロイド投与の有効性についての検討(Group87 不育症2,一般演題,第62回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 藤田 太輔,藤田 富雄,加藤 壮介,川辺 紗智子,湯口 裕子,関島 龍治,篠原 真弓,荘園 ヘキ子,楢原 敬二郎,山下 能毅,亀谷 英輝,大道 正英
- 日本産科婦人科學會雜誌 62(2), 583, 2010-02-01
- NAID 110007686120
- ダナパロイドナトリウムが有用であった急性胆管炎による門脈血栓症の1例
- 奥 隆臣,久保 康則,三関 哲矢,酒井 俊,山川 敦,菅田 英明
- 日本消化器病学会雑誌 107(11), 1814-1820, 2010
- … は81歳,女性.急性胆管炎により当科に紹介となった.ERCでは総胆管結石を,CTでは門脈右枝に血栓を認めた.前者にはESTを施行.後者にはダナパロイドナトリウムにより治療を行い,血流の改善をえた.本症例における門脈血栓症の改善は,急性胆管炎の治療により自己線溶系による血栓溶解が促され,かつダナパロイドナトリウムにより血栓形成進展の防止がもたらされた結果であると思われた. …
- NAID 130000444457
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- 欧米ではその場合、ヘパリンに替えてダナパロイドが推奨されているが、本邦ではその使用は禁忌であるという。むしろ、日本ではHIT治療には抗トロンビン薬であるアルガトロバン(商品名;ノバスタンHI,スロンノンHI)や ...
- ダナパロイド(商品名:オルガラン) ・適応症:DIC(欧州ではDVTも) ・抗Xa/トロンビン比:22 対 1 ・半減期:20 時間 ・用法:1,250単位×2 回静注(DIC) 4. フォンダパリヌクス(商品名:アリクストラ) ・適応症:下肢 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オルガラン静注1250単位
組成
- 1アンプル (1mL) 中に、次の成分・分量を含有
成分
含量
- 1,250抗第Xa因子活性単位
- 成分のダナパロイドナトリウムはブタの小腸粘膜抽出物である。
添加物
- 乾燥亜硫酸ナトリウム 1.5mg、等張化剤、pH調整剤
効能または効果
- 汎発性血管内血液凝固症 (DIC)
- 通常、成人にはダナパロイドナトリウムとして1回1,250抗第Xa因子活性単位を12時間ごとに静脈内注射する (1日量2,500抗第Xa因子活性単位)。なお、症状に応じ適宜減量する。
- 本剤の抗第Xa因子活性単位は本薬独自の標準品を用いて測定しており、ヘパリン又は低分子ヘパリン類の抗第Xa因子活性単位と同一ではないので注意すること。
慎重投与
- 重篤な腎障害のある患者[排泄遅延により、出血を起こすおそれがあるので、血清クレアチニン値が2mg/dL以上の場合には、投与量を減らすか投与間隔を延ばす、又は投与の中止を考慮する。]
- 喘息のある患者[添加物として使用している乾燥亜硫酸ナトリウムに対して感受性の高い患者ではアナフィラキシー様の症状を起こすおそれがある。]
- 高齢者 (「高齢者への投与」の項参照)
- 小児等 (「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状 (血圧低下、呼吸困難) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板減少症
(頻度不明)
- ヘパリン又は低分子ヘパリンで起因される血小板減少症 (HIT) の既往歴のある患者のうち、ときに本剤投与により血小板減少症があらわれることがある。既往歴のある患者では本剤投与後に血小板数を測定し、血小板の著明な減少がみられたときには、投与を中止すること。
出血
(頻度不明)
- 消化管出血等の重篤な出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は中止するなど、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗血栓作用15)
- ダナパロイドナトリウムはラットでの動静脈シャントモデル及び静脈血栓モデルにおいて血栓形成を用量依存的に抑制した。
実験的DICモデルに対する作用16, 17)
- ダナパロイドナトリウムはラットでのエンドトキシン誘発DICモデルにおいて、各種血液凝固及び線溶機能検査値を改善し、腎糸球体のフィブリン血栓形成を抑制した。
血液凝固阻止作用16, 18)
- ダナパロイドナトリウムはヒト血漿において、第Xa因子凝固時間を用量依存的に延長したが、プロトロンビン時間及び活性化部分トロンボプラスチン時間をほとんど延長しなかった (in vitro)。
作用機序19, 20)
- ダナパロイドナトリウムの抗凝固作用はアンチトロンビンIIIによる第Xa因子の阻害作用を増強することが主な作用であると考えられた。同じ第Xa因子の阻害活性を有するヘパリンと比較すると、アンチトロンビンIIIによるトロンビン及び第IXa因子の阻害作用の増強はともに1/10以下と弱かった。ダナパロイドナトリウムはヘパリンコファクターIIによるトロンビンの阻害作用を増強し、この作用は抗凝固作用に一部関与していると考えられた。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- ダナパロイドナトリウム (Danaparoid sodium)
- 白色〜微黄色の粉末で、においはない。水に溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
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