出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/28 13:54:04」(JST)
コウホネ | |||||||||||||||||||||
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コウホネ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Nuphar japonicum |
コウホネとはスイレン科の植物の一種。学名Nuphar japonicum。
水生の多年生草本。浅い池や沼に自生する。
根茎は白くで肥大しており、やや横に這い、多数の葉をつける。葉は水中葉と水上葉がある。いずれも長い葉柄とスイレンの葉の形に近いが、やや細長い葉身をつける。水中葉は薄くてやや透明で、ひらひらしている。冬季には水中葉のみを残す。暖かくなるにつれ、次第に水面に浮く葉をつけ、あるいは一気に水面から抽出して葉をつける。水上葉はやや厚くて深緑、表面につやがある。花期は6月から9月ごろで、長い花茎の先端に1つだけ黄色い花を咲かせる。
日本、朝鮮半島に分布する。浅い池によく見かけるが、流れの緩い小川に出現することもある。根茎が骨のように見え、コウホネ(河骨、川骨)の名の由来となっている。
庭園の池で観賞用に栽培されることもある。沈水葉をアクアリウムで鑑賞する例もある。
根茎を縦割りにしたものは川骨(センコツ)といい[1]、日本薬局方に収録された生薬である。調栄湯(ちょうえいとう)、治打撲一方(ちだぼくいっぽう)という解熱、鎮痛を目的とした漢方方剤に配合される[2]。
コウホネ属は北半球の温帯を中心に20種ほどが知られ、日本では4種およびいくつかの変種が知られる。しかし変異の幅も広く、その区別はなかなか難しい。分類上の扱いにも問題があるようである。ひとつの区別にコウホネは水上葉を水面から抽出するが、他の種は水上葉を水面に浮かべる、というのがあるが、コウホネも水面に葉を浮かべることがあり、条件によっては水上に出ない例もある。
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リンク元 | 「治打撲一方エキス」 |
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